○○へ ネットの世界で知り合う人達は数多くいるんだろうけど、もし 探している人を見つけるとしたら、それは幾何学的な偶然と いえる程の奇跡でもあるし、不思議な縁ということになるんでしょうか。 ○○と知り合えて、○○が好きになって、本当にずっと前から この人を探していたんじゃないだろうかと思える位に、僕にとって なくてはならない人になってしまいました。 ○○、いつも本当にありがとう。○○のあかるい笑顔の向こう側にある 気苦労や悩みを考えずにいられないけど、でも、○○に逢わずには いられません。いつも、いつでも○○の複雑な気持ちは僕の心の中にも 同じように住んでいます。 それだけに、大切にしたい。守ってあげたい、受けとめてあげたいという 切ない思いでいっぱいです。 これからの人生で、○○が本当に素敵な時代だったと思ってもらえるために、 何を、どれだけできるかわからないけど、僕の精一杯の心をこめて ○○と一緒に歩いていけたらと願っています。 時々、こんなに想える人に出会ったことは、幸なのか不幸なのかと 考えてしまう事がある位です。 不幸であるはずがないのだけれど・・・。 二人の環境を考えた時、想いが強いほど、苦しく切ない気持ちも大きくなり、 戸惑ってしまったり。 でも、そんなに大切な人だから どんな苦労も乗り越えていけるん だろうけどね。 この先 二人にどんな世界が開けていくのかわからないけど、 ○○の負担にならない様に、○○が家庭を大切に守っていける様に 細心の注意を払いながら進んでいきたいと思っています。 2×年ぶりに書くラブレターは、もっと気の利いた事が書けると思っていましたが、 いつものメールと同じになってしまいました。 これから先、二人の気持ちも進んでいけば、また違った内容も 表せると思います。 いつまでも明るい手紙を書きたいものです。 楽しみに待っていてください。 ○○、本当にありがとう。 そして、月並みすぎる言葉だけど、愛してます。 ○○○○年○月○○日 ○○○○○ ○○○○様 |
嘘つき・・・・。
男は・・・・・嘘つき・・・・。
○月○日 某掲示板
男A 君って楽しいね〜。話し慣れてるよ。 これからもよろしく。
女A そう? 掲示板は楽しくなくちゃね。同じぐらいの年代だし話が合うわよね。こちらこそよろしく。
男B 君何処に住んでるの?
女A あら〜どうして? 知ってどうするの?
男B 近ければ会ってみたいと思ってさ。 当然会えないよね。
女A さぁ。会いたくなったら会うし。会いたくないと思えば・・・会わないし。先は分からないわ。
男A 会うことが目的の者と、話がしたくてここにくるのと、いろいろだろうね。君次第・・・ってとこだね。
僕はもっとここでお話がしたい。 お互い知り合わないとね。
女A そうね、私が会ってみたいと思う人がいるのかどうか・・・楽しみだわ。。
女B 私はメル友沢山いるけど、会ったことないな〜。 Aさん、会うことは怖くない?
女A 自分の意識の問題じゃないかな〜。友達として会うか、異性を見る目で会うか。 Bさんは?
女B 会うとなったら・・・意識しちゃうな〜。
男B Bさんは何処に住んでるの?
女B 東京よ。
男B 僕は大阪。あえない距離じゃないな(笑)
親しく語り合う見知らぬ男女。
トキメキやらワクワクやら・・・現実の生活観から抜けて、しがらみのないネットの世界で自由に語り合う。
自由だから、本心も書けるし、嘘も書ける。普通の会話なら日常生活でも出来る。 ネットだから普通では味わえない快感がそこにある。
ブスでも美人になって、ブ男でもナイスガイになれる。無口でも文字が装い、話下手でも詩人になれる・・・。
本音と建前・嘘と化かし合い・真実と誠実。。。
メールで初めまして、○○○○です。 あなたの言葉に惹き付けられ、プロフを覗いたらメルアドが公開されていたので、 思い切ってメールいたします。 他の方たちも良い方ばかりで、とても楽しく掲示板に参加させていただいています。 驚かれましたか? 自分でも驚いています。 見知らぬあなたにメールを出すなんて。。。 ごめんなさいね。 別に何も特別話すことはないのです。 ただ、掲示板以外でお話してみたいと思っただけです。 お忙しいところ失礼いたしました。 お気を悪くされないでくださいね。 また、掲示板で。。。 ○○○○ |
○○○○さん、メールありがとう。 驚いていないよ。君からメールが欲しくてメルアド公開したんだから。 きっと見るだろうと思ってね。 その証拠に、もうアドは外してあるよ。 ありがとう目にとめてもらって。 僕から公に君にメールが欲しいなんて書けなかったし、 気が付いてくれたことが嬉しいよ。 掲示板賑わってるね。流石○○○○だよ。管理人以上の呼び込み上手だ。 僕は人の多いところは好きじゃないし、メールで話せればそれでいい。 掲示板が寂しくなったら顔出すよ。 これから僕の事はシロと呼んでくれ。顔は黒いけどね。 じゃ。 |
始まった・・・新しい出会いと何かの予感。。
始まった・・・秘密の物語。。。
彼女の名は菜美、通称ナナ。ネット上HN「ナミリン」。
平凡な専業主婦が平凡ではなくなったその時、女に目覚め 後ろめたさを知り 割り切りを覚える。
その掲示板での話題といったら、男女間の恋愛論やら言葉遊びで本気とも冗談とも取れる会話の駆け引きのようなもので、
トピ主があまり現れない分 日中暇な主婦や仕事中もレスできる大人たちが集まっていた。
その中でのナナは女性でありながら話題性も豊富で男女共に軽快なやり取りが出来るアシスタント的存在だった。
男性からの恥ずかしげな質問や誘いにも嫌味なく答えて他の女性の助っ人ともなりどんどん投稿数が増えていった。
そんな中での一人との出会い。 トピの趣旨としてはあまり真面目な出会いでもなさそうなのだが、そこは興味と好奇心。いつでも逃げられる、いつでも消えることが出来る。そんな安心感が投稿文にも素直な感情と行き過ぎる感情が交差しながらトピを盛り上げていった。
掲示板賑わっているようなので メールにしました。
引き出し方、絞りテクうまいから 寄ってくる男の多いこと。
頑張ってね。
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あんな調子で良いんですね。
良かった。
急にあんなに増えるとは思いませんでした。。
でも、メールはあなただけですよ(今のところは。。。(笑))
又、参加してくださいね!
私の写真送ろうかと思ったけど・・・
今後の話しの内容が恥かしくなるので・・・止めておきますね。
ふふ。。。
では、また。。。。。
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しゃ しゃ しゃしん? 写真を送るって!!?
おくっておくれ。
シロは現物の方がいい、と言われるので、現物送る。
黒いけど・・・。
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写真を送ろうとする真理・・・。それはいろいろある。
文章とイメージが合ってるかどうか知りたい。
顔がわかればそれ以上に親しみがわく。
メールを書くとき思い出しながら、よりリアルに書ける。
そしてこれは・・・単なるメル友では終わらない、と思ったときに起こる真理なのだが・・・。
より早く自分を知ってもらうために。
相手をもっと惹き付けようとする気持ち。
気持ちが先行する前に見た目も考慮してこの先を考えたいと思う気持ち。
写真を見せて相手の反応を知りたい。
イメージが違った場合、傷が浅いうちに手を打つ。
案の定ナナから送った写真は彼の心に焼きついた。
男はデジカメを持っていないし、普段写真を撮る機会もないので交換は出来なかった。
国外だろうが宇宙だろうがすぐに飛んで会いに行きたい気持ちを伝えられて、ナナは嬉しかった。
しかし、それ以上に盛り上がっている二人の感情に不安も隠しきれなかった。
某掲示板
ナナ 「いや〜ん。明るいお部屋でするなんて恥ずかしいわ〜。
見えるか見えないか、程ほどってところがいいのよ〜。見えすぎたら怖いものがあるでしょう(笑)」
男A 「ナナさんっ楽しい人だな〜。普段もそんなに明るいの?」
ナナ 「あははは〜。トイレの100ワット。 無駄な明るさよ〜」
男B 「面白い人だ。・・・ベットに入っても楽しいんだろうな。。」
ナナ 「ベットでも楽しい方がいい? あれはゲーム感覚? スポーツ?(笑)」
男A 「普段とベットの違いがあってこそ面白いんだよ。ベットまでふざけてる?」
ナナ 「さぁ〜。そこまで教えるわけにはいかないわ。。特別な人以外。。」
女A 「特別な人、いるの?」
ナナ 「誘導尋問には引っかからないわよ〜(笑) あなたはどう?」
女A 「思ってることと実際とはなかなかね〜」
男B 「Aちゃんは、もし気のある人に誘われたら・・・行っちゃうほう? 夫婦と違って燃え上がる気持ちも違うし快感も違うと思うよ。女として目覚めるチャンスかもね。」
女A 「好きだと思う人なら・・・。多分・・・」
男C 「不倫になるのは悩まない? 女性は悩む人が多いようだから・・・」
女A 「そうね・・・。苦しむのは嫌だけど・・・好きになってしまったら・・・。男の浮気は昔から認められてるようなところがあるけど女わね〜。ナナさんどう思う?」
ナナ 「うーん・・・、不倫で悩んでる人の投稿が多いことは確かね。悩むにもいろいろ理由があるのだろうけど、一番多いのが彼を信じていながら信じられない。幸せなのに不安が付きまとう。やめればいいのにずるずる引き込まれる・・・。自分の意思が自分で決められない・・・。そんな人が多いわね」
女A 「うん。男は仕事を持ってるから時間つぶしが出来るけど、女は一日中考え込んでしまう・・・」
男B 「女性だって仕事持ってる人いるし、割り切ってる人もいるでしょう。お互いの感情のすれ違いや熱の違いもあるしね」
女C 「同じペースで進めばいいんだけど どちらかが突っ走ると辛いものになるのよね」
ナナ 「あら、わかってるような口ぶりね。 経験者?」
女C 「実践中(笑)」
男C 「出ました。何か問題でも?」
女C 「聞いてくれる?迷いの真っ最中よ・・・」
ねぇ・・・掲示板でも話題になってるし、いろいろ考え方も違うんだろうけど・・。 こう言う話しって 顔が見えないからいいんだけど(見たね。。) だんだん気持だけが先行して 恐いね。。 もし会ったら顔まともに見られないよ・・・ 掲示板やメールだから普通じゃ話せないことも書くんだし Hな話題だって比較的平気・・・ シロさん 私・・・だんだんいけない女になりそう。 恐いよ。。。 でも・・・ 好奇心 いっぱい。。。 |
ナナちゃん シロはね、こういう世界は日常と全く切り離して考えないといけないと思う。日常との境をきっちりつけて、別の人間になりきるべきだと。 日常生活をしっかりやって、自分にべつの世界を与えてあげるというつもりで。 そうしないと楽しめない。 そうできれば、日常では味わえない喜びが得られると思う。 その住み分けが出来なかったら、やめたほうがいい。 |
シロさん 良かった・・・やっぱり大人だね(当たり前か) 掲示板もメールもだんだんエスカレートした話しになって それはそれでいいんだけど・・・ ふ・・・シロさんの言葉 今までのメル友とはやはり違う・・・ 分かってるね。。メル友のわきまえ。。 私も十分分かってる あなただけが男のメル友じゃない その人達は全てと言っていいほど体を求めてるって感じる・・・ 現実に考えようとしている。 現実にしようとしている・・・ だから・・・シロさんもって思ったけど >その住み分けが出来なかったら、やめたほうがいい。 これ読んだら 信じられると思った・・・ ふふ・・・これも1つの手だったりして・・・ シロさん もう、迷わない。 楽しめるんなら、楽しむよ。 現実で出来ないことをここでね。。。 ありがとう。。。。。 |
わかってくれて うれしいよ。 自分にかかわる人には、無責任になれない。 SEXしておしまいじゃ、できりゃいいって言うんじゃ 心がないよね。心のないSEXはむなしいだけ。 その行為も相手に対して誠心誠意でなけりゃ上質のものにならない。それはお互い同じだと思う。 相手をよくしようと思うのは、SEXも 相手の日常の生活もすべて守れると確信できなきゃ それは無責任。お互いそうなら相手に迷惑をかけずに済む。 ナナちゃん、くどいようだけど、自分に確信持てるまでやめたほうがいい。ここでならいつでもお相手します。 これから ちょっくら行ってくる。 また帰ったらメール入れときます。 明日もあさっても、シロひとり、ボーとしてるからいつでも呼んで。 |
何処からが現実で何処までがネット的言葉なのか・・・。
数え切れない掲示板の話題の中で踏み入れた、先が見えない道。
見えないから見たいと思う。見たいから好奇心が沸く。好奇心が不安を生む。不安が疑いを覚える・・・。
連休が続くカレンダー。家族との団欒もこなしながら二人の密かなメールデートは続く。
仕事でPCを使う彼は何時間でも向かっていられる。しかし主婦であるナナにとってはお遊びの道具、いつまでも画面にしがみついている訳にもいかない。かといって 毎日の文字のやり取りで家族以上に心が向かってしまっている状況に、戸惑いながら楽しんでいた。
ネット恋愛・・・そんな言葉が定着するようになった背景には、手軽な掲示板やメール、携帯などの普及によって巻き起こした社会現象。 危険な匂いと甘味な誘いにふらふらと足を向ける危険な罠。 罠とは思えない思いたくない都合のいい解釈。 わかっていながら踏み込む男女の心理。。。
家庭が安定していないから外に潤いを求めるのか。 安定していても違う楽しみを探したいのか。 探しているわけでもなく偶然がそうさせるのか。 根本に期待があるから気分が盛り上がるのか。 自分の意志の弱さなのか。 経験のないことへの好奇心なのか。 なれた相手に引っ張られているのか。 慣れない者同士の探りあいなのか。
所詮この世は男と女。 倫理も道理も常識も世間体も善も悪も先刻承知。 しかし・・・男と女。。。
「もしもし・・・初めまして。 シロです」
「初めまして。。。ナナです。。。」
「ほんとによかったの?電話して。 僕は嬉しいけど」
「ええ。大丈夫です。 今夜主人は宴会があって遅くなるからと。私こそご迷惑じゃなかったかと、心配です」
「僕はいいさ。いつでもいいんだよ。毎日残業のようなもので、今も事務所に1人きりだし構わないよ。君が電話してくれてもいいとメールくれたから飛び上がって喜んだよ」
「よかった。。」
「うん。君の声を聞けて。。。凄く嬉しいよ。 想像していた以上に綺麗な声だ。 ありがとう」
「綺麗だなんて。。。シロさんも素敵よ。 落ち着いた男らしい声で、安心感が増したわ」
「ナナちゃん。 益々会いたくなったよ。 近いうちに予定を立てて会いに行く。 いいかい?」
「・・・・・。そんなこと言ってくれるなんて凄く嬉しい・・・。でも・・・」
「でも? 会いに行くことは迷惑かな?」
「迷惑なんて、そんなこと思ってないわ。 ただ・・・」
「ただ? どうしたの? ・・・・・あ・・・・。 そうか、心配してるんだね。 僕が怖いかな?(笑)」
「来て下さるのは嬉しいけど・・。遠いのよ。 時間作れるの?」
「大丈夫だよ。 そちらに行く仕事は結構あるんだ。 今まで他の社員がそっち方面担当してたけど、理由つけて僕が行けばいいことさ。 休みを取って行けばもっといいんだろうが、それでは君が気を使うだろ? 仕事として堂々と行けば迎えやすいだろ?」
「お仕事なら時間が・・・・」
「時間なら作れるよ。 泊まりで行けば丸1日空くからね」
「泊まりで!?」
「あははは、いきなり泊まりじゃビックリする? 君まで一緒に泊まらせようとは思ってないから大丈夫だよ。無理でしょ?泊まりは。。。」
「無理ですよ〜。お昼間だけなら・・・」
「うん、わかった。 君の時間の都合のいいときでいいからね。 よーし、具体的になってきた。 やる気が出てきたぞ〜〜。 あ、仕事の段取りを付けるやる気だからね(笑)」
「わかってますよ(笑)」
「ありがとう。 電話できてよかった。 素敵な夢が見られそうだよ。 日にちが決まったらすぐ連絡するよ」
「わかりました。 楽しみに待ってます。。。」
掲示板からメールへ・・・そして電話の声へ繋がってお互いが身近な存在になっていく。
まだ大丈夫。 まだ危険は感じられない。 今なら知らない人としてストップが利く。今なら苦しまなくて済む。今なら・・・後ろめたさも差ほどではない・・・。
そう思いながら、コンタクトは続いている。 ストップしようとする心理はほんの僅か。 期待と動揺が交差する。
冷静であると思っていながら冷静ではない行動。 考えすぎだと思う裏で何を考えているのだと自問自答。 1人の問題ではない。これは1人で悩む問題ではない・・・。 正直な気持ちを彼に問いかけてみる・・。
ナナちゃんのメールを読みながら、自分への問いかけもしてみたよ。 ハンパではない、遊びではない、真剣だからこそ悩める君がとてもいとおしい。 ナナちゃんに対して、シロはすっかり信頼できるおじさんになっちゃたね。やっぱり 収まるところへ収まった。自分にあってる場所だとも思う。 ナナちゃんの求めるもの、何だろう? たぶん・・・甘く 危険な香り。 おそらく・・・戸惑う気持ちを 一歩踏み出せ とささやく魔性。 おいシロ!、シロは「羊の皮をかぶった狼」を装ったんじゃなかったのか? 心の中で自分を叱る。演じきれない自分を あざわらう声を聞く。 ナナちゃんが、シロに求めるもの 何だろう? どうすることが、ナナちゃんにとっていいことなんだろう? 戸惑う・・・ああ! 心を向ける場所がない。 はるか遠い昔、こんな自分に会った気がする。 そんな自分に 微笑みかける人がいる。 自分をみつめる自己がある。 いいんだよ、気が済むまでそこに居て。 そこがおまえにふさわしい。 ナナちゃん 恥ずかしいけど 今の 思いのたけを、読んでくれてありがとう。 |
早速の返信ありがとう。 >ナナちゃんに対して、シロはすっかり信頼できるおじさんになっちゃたね。やっぱり収まるところへ収まった。自分にあってる場所だとも思う。 すっかり?。。。 違うよ・・・おじさんなんて思ってないよ。。 >ナナちゃんの求めるもの、何だろう? >たぶん・・・甘く 危険な香り。 >おそらく・・・戸惑う気持ちを 一歩踏み出せ とささやく魔性。 見ぬいてる?。。 そう・・・背中を押してくれる誰か。。。 強く押されすぎても 恐いし 優し過ぎても じれったい。。。 狼と分かっていても 狼に近づく自分が見える 男と女の駆け引き・・・ 先はほんとにわからない・・・ >ナナちゃんが、シロに求めるもの 何だろう? >どうすることが、ナナちゃんにとっていいことなんだろう? 魔性を漂わせて 遊んでいるだけなのか 魔性を試してみたいのか 自分でも わからない・・・ >戸惑う・・・ああ! 心を向ける場所がない。 >はるか遠い昔、こんな自分に会った気がする。 >そんな自分に 微笑みかける人がいる。 >自分をみつめる自己がある。 凄く分かる・・・その気持。。。 同じかもしれない。。 ただいえる事・・・ 私は 安らぎを求めて掲示板に入ったんじゃない 現実とは違う好奇心から入ったもの・・ そこでシロさんを知った。だから安心と信頼は欲しいけど 危険も感じてみたい。。。 私って・・・やっぱり 魔性?。。。。。 |
ナナちゃん、それは本能でしょう。 人を惑わす魔性ではなく、自分はこうしたい!という純粋な本能であってほしい。 信頼される自分と、羊の皮をかぶった狼。 どっちも本当のシロ。はざまのせめぎあい。 いますぐ会って、いやそのうち会って、いつか会って・・・。 お互いを感じあうのがいのかもしれない。 大切な人に、どうしてあげたいのか。 シロの本能が動きはじめるとき、何かが か・わ・る。 |
魔性ではなく本能・・・ 本能なら誰でも持ち合わせてる物よね じゃぁ私は 特別ではなく こう言う思いも 普通なのね。。。 まぁ その割合の問題かな・・・ ふふ。。 シロさんの本能・・・見てみたい。 だってさぁ。。。だってさぁ 始めのメールではさぁ 結構激しいこと書いてたでしょう それが お互いの事情なんか知ってしまったりすると 恥かしさが先に来て・・・ それと、会う事が前提にあると Hな話しもしずらくなっちゃって。。 これって。。 ただのメル友じゃない 感情だよねぇ。。 シロさん。。 私はどうしたらいいの? 正直な私って・・・なんだろう。。。 |
正直な ありのままのナナちゃんをみつけようよ。 探し出すことなのか、開発することなのか分からないけど。 日常の安定ー それとは別の「充実した時間のある場所」を・・・。 よければ一緒に旅します。いや ここはもう港を離れてる。ただ沖へ出てないだけ。 ナナちゃん 後戻りできない旅じゃない。 いつも シロはちゃんと考えてる。 ナナちゃんの日常へ戻りやすい環境を。 そのためにシロはまだ、本能では動けない。 ナナちゃん、シロは無責任は大嫌い。 心をこめて 大切な人 守ります。 |
さっきね チョット涙ぐんじゃった。。。
シロさんの気持ちが嬉しくて、とても嬉しくて。。 シロさんにとっても会いたくなっちゃって。。。
恋の妙薬?。。。
私・・・わかんない。。。
お願い・・・苦しめないで・・・
いや、もっと苦しめて。。。
こんな苦しみなら、苦しみがいがあるかも。。
|
魔性に溺れるには、はかない想いを重ねすぎた。
甘いささやきに言葉を返すには、苦い失敗を重ねすぎた。
私を通り過ぎていった言葉たち、
それに気ずかず 傷つけてしまった、かつて愛した人達。
思い出のかけらを拾い集めて聞いてみる。
今 何を求めていけばいいのだろう。
これからあの人に何を?
いや、あの人には与えるのさ。
お前の持っている いたわり、いつくしみ、そして真心をね。
悔いの無いよう精一杯。
それがお前の歩いてきた道なのだから。
ナナちゃん、今は・・・体は無くていい。
ただ、ナナちゃんの裸の心を見ていたい。
そして この ほのぼのとした心を 届けたい!
あたたかい気持ちでいてほしい。
満ち足りた気持ちでいてほしい。
シロはいつも・・・ あなたのそばに居るのだから。
そしていつでも、ふれあえるのだから。
|
メール読んで シロさんの人柄とか 人物像とか いろいろ考えたり 想像したり・・・ 数々の経験や道のり 苦い思い出 嬉しかった事・・ さまざまな道標を掲げてきたんだなーって・・・ 私に対しての気持やこれからの接し方・・・ こんな私をそこまで思ってくれるなんて ありがたい。。 まだまだ 私の知らない事もあるだろうし 私も シロさんを信頼しながら・・・ でも、考えてみれば知り合ってから一ヶ月ほど。。。 普通では考えられないスピードで 心が惹かれてる。。 始めのキッカケがおかしなもんだったけど そこからこんなに素敵な人と親しくなれるなんて信じられないほど。。 私を知れば知るほど(逆もそうだけど) 真面目な交際になりそう?・・・ う〜ん・・・真面目ってなんだろう・・・ 真剣に事を考えて付き合ってく・・・ 素直でありたい・・ 正直でありたい・・ ありのままでいたい・・ 真剣の中の横道 ・真実の中の隠し事 ・言葉の中の憶測 本心の中の理屈 ・本音とたてまえ ・表す事の羞恥心 押さえきれない感情 ・押さえる事が大切なのか・・ わ〜〜 頭 こんがらかってきた〜 わ〜〜 Hな話しもしたいよ〜〜 シロさ〜〜ん 私を惑わせないでくれ〜 自分に素直になってくれ〜〜 |
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「もしもし。 今話できる?」
「もちろん♪ 待ってたわ」
「よかった。 メールもいいけど、声も聞かなきゃ落ち着かない。 そちらにいく日が決まったよ。 いよいよナナちゃんに会える。。」
「私も声が聞きたかったわ。。 決まったのね。 来てくれるのね。 早く会いたい。。」
ビックリしたけど嬉しかった。。 今月来てくれるのね。。 おもわず会いたいって言ったけど 軽い女だと思われないかしら・・・ だって、ホントに会ってお話ししてみたかったから・・ 地方のメル友多いけど なかなか気持とは別でここまで来れないし 私も出かける事はむづかしい・・ なのに仕事とはいえ 来てくれるチャンスを持っているという事は これも運命?・・・って勝手な解釈・・。 今・・・ドキドキしてきた・・ 会った時の事想像して。。 ワクワクなのかドキドキなのか。。 シロさん。。 どうしよう・・・ 考え過ぎだけど、考えちゃう。。。 考えちゃダメだよね。。。 あぁ。。。でも。。考えちゃう。。・・・・何をだ?。。 顔が赤くなってきた。。。 ブラックコーヒー飲んで 落着こう。。。 じゃぁね。。。。。 |
追伸。 何も決まってないのに・・ 何も始まってないのに・・ 何も変わってないのに・・ 胸が締めつけられるの・・・・ お腹空いてるのに 食べたくない・・ 食べてるのに 入っていかない・・ どうして? たったあの一言がこんなに心を乱す?・・・ 初めての経験・・・なんて子供じみたことは言いたくない・・ でも、苦しいの・・ ごめん 余計な心配かけちゃうよね・・・ じゃー行かないなんて言われたら・・・ ほら・・・ もし言われたらって思っただけで・・ 涙が出てきちゃった。。。 どうした ナナ。。 そんな気の弱いナナだったのか・・ この涙は なんの意味なんだ・・ キーボードがかすんでる・・ 思いつめるような事は何もないはず 自分に正直になる。。。 そう・・・会いたいという気持に嘘はない。。 シロさん。。 抱きしめて欲しい。。。 迷っている気持を確かめるように 抱きしめて欲しい。。。 ごめん 私は、苦しい。。。 |
だよね。 ナナちゃんは写真見てるし、メールでイメージできてるけど、シロはぶっつけ本番。 超プレッシャー。 超心配なのオ〜。 ナナちゃんを想うハートは絶対自信あるけど、 外見に自信・・・ありません・・・。 男は顔じゃない!って言って、言って、言ってよ、ね、ナナちゃん。 こんないい男振る奴ア、こっちから願い下げでゃい! っていってみたいよ〜。 ま、いまさらご先祖さんに恨み言ひとつ、言ってもしょうがありませんぜ。 姉さんどうかひとつ、じっくりと見てやっておくんなせい。 シロ太郎は、姉さん慕ってなげえ道中 一睡もせず、一杯の水も飲まず、 駆け付けて来やがったんでござんす。 やさしい姉さんのこと、決してつれねえ素振りはなさらねえのは、 よ〜く存じておりやす。せめて、せめて奴の可愛さ汲み取って戴けやしたら、 頭のひとつも なでてやっておくんなせエよ〜。 それじゃ姉さん、あっしはこれで失礼いたしやす。 くれぐれもシロのこと、よろしくおたのん申しあげやす。 ってなこと書いて、暢気なもんだ。大丈夫かな? |
ホント・・・いい人だねシロさんって。。。 >男は顔じゃない!って言って、言って、言ってよ、ね、ナナちゃん。 決まってる ここまで想いつめさせたシロさん どんなフランケンシュタインでも どんなせむし男でも どんな野獣でも 私はたじろがない・・・(ホントかな? ^^; ) >こんないい男振る奴ア、こっちから願い下げでゃい! >っていってみたいよ〜。 言わないで〜 >ま、いまさらご先祖さんに恨み言ひとつ、言ってもしょうがありませんぜ。 >姉さんどうかひとつ、じっくりと見てやっておくんなせい。 とくと、拝見させていただきましょう。 >シロ太郎は、姉さん慕ってなげえ道中 一睡もせず、一杯の水も飲まず、 >駆け付けて来やがったんでござんす。 よー来た よー来た まっ座ってお休みなさい。 >やさしい姉さんのこと、決してつれねえ素振りはなさらねえのは、 >よ〜く存じておりやす。せめて、せめて奴の可愛さ汲み取って戴けやしたら、 >頭のひとつも なでてやっておくんなせエよ〜。 それは言わずと知れた事 たんと誉めて 褒美をたっぷり遣わすしょぞん。 >それじゃ姉さん、あっしはこれで失礼いたしやす。 >くれぐれもシロのこと、よろしくおたのん申しあげやす。 もう、行くのかい もっとゆっくりしってっておくれ なんなら おぶうでも使っていかれい。 >ってなこと書いて、暢気なもんだ。大丈夫かな? つられて書いたものの 言葉使いがいまいち決まらないよ。。 江戸っ子弁も勉強しなきゃ。。。 |
電話の向こうで君の声がはじける。
不安を吹き飛ばしてくれる、懐かしい声。
君の写真の笑顔がこぼれる。
自信のなさに勇気をくれる、やわらかな微笑み。
まだ二度目なのに、なぜか落ち着かない心を慰めてくれる。
懐かしさが染み込んでくる。
声に こんなに力があったとは、
声に こんなに感謝できるとは、
短くない人生だけど、新鮮な驚きが胸をうつ。
もういいよ、ナナちゃん。
これ以上想いを募らせないでくれ。
もうこれ以上・・・・・。
まだ見ぬ君が 恋しくて
まだ見ぬ君が いとしくて
まだ見ぬ君が・・・・・なつかしい。
やっぱり 君が最後の人。
ごめんなさい。
ナナちゃんにこんな思いさせてるのに、暢気な事
かいてしまった。デリカシーのない奴だった。
何度謝っても取り返せないけど、君の気持ち、胸をうたれます。ナナちゃんの事、一生懸命想ってる、一生懸命求めてる。
ごめんなさい・・・・・。
|
シロさんがどんなメールを送ってこようと もう私は、シロさんを分かってるから全て受け入れられる。 ふざけた言葉でも それは優しさから来る言葉だとちゃんと分かってる 真剣なメールなら ほら・・・又嬉し涙が流れてる。。。 女を泣かす事は今までだって数え切れないほどあったでしょうに 私が最後の人ならば 全力投球でぶつかってくる? コワ〜〜。。 ねぇ・・・ それこそ私の事そんなにかいかぶらないでよ。 写真は写真・・・実物は・・・?? ひょっとして全く別人が来たりして・・・あははは・・・。 想像したら笑っちゃうよね。 目の前にいるのに知らん振りされて 携帯で探して、横で喋ってる?(爆) 泣いたり笑ったり。。。 忙しいナナです。。。。。 |
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「ナナちゃん。これから出る。仕事で他にも回るから車で行く。突っ走れば数時間さ」
「いよいよ逢えるのね。。車なの?無理して飛ばさないようにね。。。でも。。。早く来て。。。」
「ああ。着いたら電話するよ。早いところ仕事を片付けて、時間をたっぷり作らなきゃ。。。待っててね」
「はい。気を付けて。。。電話待ってます。。。」
「ノートPC持ってきたから、メールもいいよ。 じゃ、あとで」
危ない綱渡り・・・危険な匂い・・・甘味な香り・・・後ろめたさ・・・割り切り・・・迷い・・・戸惑い・・・葛藤。。。
「ねぇ、俊和。今日趣味の会の集まりで出かけなくちゃならないのよ。夕飯までには帰るけど間に合わないかもしれない。ちょっと時間ずれてもいい?」
「ああいいよ。どうせ僕も部活で遅くなるから」
1人息子は高校生。精神的にも敏感な年頃。普段と変わらない表情にしていても、顔が熱くなっている自分に気が付く。
笑顔で学校へ送り出したあと、まだ食卓で新聞を読んでいる夫の様子を伺いながらキッチンの窓から空を見上げて、早く午後が来ればいいのに・・・と目を細める。
「おい・・・おい何見てる。コーヒー入れてくれ」
「あ、はい。いいお天気だからつい・・・」
「そうだ、パジャマ洗っといてくれ。さっき洗面所で髭剃りジェルをこぼして汚れちまったから。天気いいから洗濯し甲斐があるだろう(笑)」
「わかったわ。洗っておきます。 早くコーヒー飲まないと・・・時間が」
「ん?まだ5分大丈夫。 今日は何かあるのか?」
「どうして?」
「さっき、俊和に何やら言ってたから」
「ああ・・・ええ。集まりが・・・」
「そうか」
ドキドキしながら落ち着かなきゃ・・・と空を眺める。眺めすぎてもおかしい。息苦しさで深呼吸したいのにそれも出来ない。夫は何も感じてないのだろうが、落ち着かない気持ちが焦りに出る。
冷蔵庫へドレッシングをしまうのに野菜室を開けてしまったり、食器棚を開けようとして爪を引っ掛けて開け損なったり、夫の読み終わった朝刊をたたむのに手間取ったり・・・。
「じゃ、行ってくる」
「行ってらっしゃい・・・。夕飯は・・・」
「いつもどうりの時間だと思うが、いらない時は電話する」
「はい」
革靴を履く後姿。これから始まる午後の出来事を知らない夫・・・。
ごめんなさいという気持ちと、後戻りはしたくないという気持ちが頭を渦巻く・・。
振り向いて靴滑りを手渡す夫。思わず笑顔で受け取る菜美。ビックリして妻を見る夫。苦笑いをする菜美。
「何かいいことでもあるの?」
「え!どうして?」
「いつも眠そうな顔で見送るのに、今日は笑ってるから」
「あら、そうだったかしら。じゃー、笑わない」
「あはは、変だぞおまえ。 じゃーな。行ってくる」
緊張の顔がドアが閉まると共にため息に変わる。とりあえず家人を送り出し自分の時間が出来た。
後片付けをしながら想いは心ここにあらず。。
考えながら想像しながら体が熱くなっているのに気付く。 やらしいわ・・・私ったら・・・。
初めて逢うのよ。初めて顔を見るのよ。初めてデートするのよ・・・。何を期待して熱くなってるの・・・。変な私。
前にも来てるのにいつもと違う感じの街です。 こんなに懐かしみのある街に感じるんだろうか? あなたが居るというだけで...。 ナナちゃんが言うまでもなく、シロも朝から会いたかった。 その想いを振り切ることができるのも、無理せず、いつまでも・・というあなたの言葉。 この一ヶ月のシロは青春モード。車から流れるCDも時代ものばかり。 ナナちゃんの影響強すぎる〜。今 こんなでどうなるんだろうか? 本当に逢えるんだね。ナナちゃんとシロの永遠の時。(になってほしい) これから始まる夢芝居=どんな背景作りましょう。 ナナちゃん輝く夢舞台=どんな脚本添えましょう。 二人の満ちた夢時間=シロの心で創ります。 |
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「もしもし。今日の仕事はここまで。もうやってられないよ(笑)」
「メール読んだわ。仕事中に書いたの?」
「人を待ってる時間に書いたのさ(笑) 今日は仕事にならないからあとは明日に回す」
「え!いいの?大丈夫?」
「大丈夫! それより何処?何処へ行けばいい?」
「○○知ってる?今から地下鉄乗れば20分で着くわ」
「知ってるよ。ここからなら10分ぐらいだ。近くまで行こうか? そりゃまずいか」
「すぐ行くわ。準備は出来てるから。。」
「じゃ、その出口付近にいるよ。。。待ってるからね。。。」
「ええ。 ドキドキするわ。。」
「僕もだよ。着いた頃お互い電話しよう。じゃ。。。」
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「私。。。着きました」
「うん。待ってたよ。 今2番出口にいるよ。わかる?」
「はい。今向かいます。。。」
早足で歩いているのに前が遠い。 全部の出口が2番に見える。 目は出口だけに向いていて、すれ違う人の顔はカボチャかジャガイモに見える。
2番出口。空に向かって階段が続く。一段一段踏みしめて、緊張の顔を笑顔に変えようと動かしてみる。
上から降りてくる人がシルエットとなって顔が見えない。 彼が降りてくることはないと思いながら、真剣な顔ではおかしいので少し微笑んですれ違う。 そんな自分がおかしくて苦笑い。
地上へ上がる最後の一段。 ため息をつく。 落ち着いた振りをして周りを見渡す。
なんと、男が3人女が二人点在している。 どこ?どの人? ちょっと心細くなってキョロキョロする。
「ナナちゃん。。。」
電話と同じ声が右横から聞こえた。 嬉しさと期待と不安と動揺と・・・ゴチャゴチャになって声の方に振り返った。
「こんにちは。。。シロだよ」
「。。。こんにちは。。。シロさん。。。」
よかった・・・フランケンシュタインじゃない・・・。
大通りに存在感を思わせる車。 助手席に素早く乗り込んで、左ハンドルは音もなく発進する。
言葉が出ない。あんなに逢いたかったのだから抱きついてもおかしくない感情なのに、二人とも黙って前を見たまま。 でも、顔はほころんでいる。 そっと横を見る 目と目が合う。 優しい笑顔がこぼれる。。。
「ほんとにナナちゃんだね。 写真と同じだ。。。」
「違う人が来ると思った?」
「(笑) 同じだからほっとしたよ。 僕は? どう? どう思った?」
「フランケンシュタインじゃなかった(笑) 思ったよりかっこよくてビックリしたよ」
「どんな風に思ってたの? 真っ黒な汚いおじさん?」
「いや、わかんない。全然見当も付かなかった。でも、メールや電話の話し方で絶対変じゃないと確信してた」
「じゃー、合格したんだね。安心したよ。嫌われたらどうしようかと思ったから」
「十分素敵よ。見直したわ。 それに・・・」
「それに?」
「この凄い車にもビックリ」
「ナナちゃんに合格貰うまで黙ってたけど、僕は会社を経営していているんだ。大きな会社じゃないけど、何とか不況にも耐えて勝ち残っている。ナナちゃんと知り合ってから俄然やる気が出て、仕事も順調なんだよ」
「そうだったの・・・。凄い人なのね。。」
「それほどでもないよ。人に使われることが嫌いだから使うほうに回っただけさ。大変だけど遣り甲斐はあるからね。 さて、何処へ行こうか。 お昼は?」
「胸がいっぱいで・・・食べてないわ。。」
「そか。どっかレストラン入ろうか。僕もまだ食べてないから。ここへ来るまでに途中で見つけたんだけど、パスタでいい?」
「ええ。何でも・・・」
高速を降りたインター付近。そこから1km東へ走った左側。洒落たレンガ作りのイタリアン料理。
メニューを見ても内容が目に入らないナナ。シロと同じナポリタンをオーダーする。
微笑みながらナナを見つめるシロ。見られていることを意識して恥かしげに下を向くナナ。
「ちゃんと顔見せて。下見てちゃだめ」
「だって・・・恥かしくて・・・」
「何が恥かしいのかな?」
「そんなにじっと見ないで。。」
「ごめんよ。可愛いから見ていたいんだけど・・。じゃ、あっち見てるからね」
「面白い人。。。シロさんもじっと見ると可愛い顔してるじゃない」
「そう?そう言えば誰かにも言われたな〜(笑) メールのイメージとどう?」
「うふ・・・Hなことやら真面目なことやら。。不思議な人だと思ってたし、それらしい顔かな?(笑) でも、あんな話し面と向かったら出来ないわよ。思い出さないでね」
「いや。思い出しながらナナちゃん見てると楽しい。。この人があんなこと書くんだ・・・と思うと・・・楽しい」
「楽しいだなんて・・・。いじわるね。 最初は会うつもりじゃなかったから書けたのよ。それなのに・・・」
「それなのに? それだから会いたくなった?どっち?」
「そんなこと聞かないで」
「(笑)困ってるナナちゃんも素敵だよ。。」
「・・・・・もう、お腹いっぱい・・・」
「それだけでいいの?いつも少食?」
「ええ。少食だし、胸がいっぱいで・・・食べられない」
「そう。無理しなくていいよ。残しなさい。 さて、出ようか。。」
「・・・ええ」
「さて・・・どうしようか・・・。どっか行きたい所ある?」
「ごめんなさい、行きたい所なんて何も考えてなかったわ。それより折角遠いところ来てくれたんだもの、観光する?」
「観光?ナナちゃんの?」
「私の?? 何言ってるのよ。この町の観光よ」
「わかってるよ。ムキになるなよ(笑)」
「(笑) えーっと。お城はここから40分ぐらいかかるし水族館も4〜50分。車の展示会場は近いけど見たい?あとは動物園・・・あと博物館とか・・・」
「はいはい。どれも結構です。今わざわざ行きたいところじゃないな」
「観たい所は?」
「ナナちゃんを見ていたい」
「。。。。。」
「このまま走り続けて話していてもいいけど、ハンドル持ってるとナナちゃんの顔が見えない。どこかでゆっくり話が出来るところないかな〜。街中も・・・マズイだろ?」
「そうね・・・。喫茶店ではそんなに時間つぶせないし、人込みでは誰に会うか分からない・・。ドライブも遠くへは行けないし・・・」
「うん・・・・・。どうする?ナナちゃんは。。。どうしたい?」
「・・・・・・・」
「僕は何処でもいいよ。ナナちゃんが行きたいところなら」
「だから・・・行きたいところと言われても・・・」
「じゃー・・・・・。もう今更くどくど迷っていても仕方ないし。こうして会う気持ちになったことは・・・そう考えてもいいのかな?」
「・・・・・・・」
「返事がなければ・・・そうとってもいいかな?」
「・・・・・・・」
「その無言は・・・拒否してる無言とは違うよね?」
「・・・・・こわい・・・・・」
「・・・・・こわい・・・・・か・・・・・。とてもわかるよ。こうして会えたことだけでも満足と思わなきゃならないね。少しでも迷いがあるなら・・・止めておこう。焦らないよ。先は長い。ゆっくり進めばいいことだから・・・・・」
「・・・・・・・」
「どこか・・・ドライブする?」
「・・・・・・・どうしたらいいか・・・・・・わからない」
「そう・・・。 よし!その迷いは背中を押してくれ・・・という迷いと判断した」
「!・・・・・え?」
「いいね。行くよ。嫌なら今はっきり言いなさい」
「・・・・・・・・」
「よし。わかった! もう何も言うな」
ハンドルを握る力が増してタイヤが走る。 追い越し車線に入る静かなエンジンが豹のようにスピードを上げ路面に吸い付く。
存在感のある真っ黒な光る物体。抜かされる車がおもちゃのように見えた。
インター沿いに立ち並ぶ煌びやかなシャトー。その一角に無言のまま滑り込んだ。胸の鼓動だけが激しく波を打って息苦しかった。
エンジンを切るとシロはナナを即すように目を合わせ、ナナもたじろぎなららドアを開ける。なれない右側助手席が、まるで自分が運転してここへ入ったのかと錯覚したほど頭が混乱していた。
薄暗いホテルのロビー。いくつもの部屋の間撮り図がライトによって浮き出ていてボタンを押して選ぶシステム。どの部屋にしようか選んでいるシロ。覚悟を決めて置いてある観葉植物に目を向けながらエレベーターを確認するナナ。
キーを手にとってそっと肩を抱きかかえながら登る二人乗りエレベーター。315号室のナンバープレートが点滅していた。
靴を揃えてスリッパに履き替え、先に入っていったシロの後を追うようにそっと部屋を覗き込む。
そこから一歩中に入るのが恥かしくてどうしたらいいか迷っているナナ。それに気が付いて手を差し伸べて引っ張るようにして抱きすくめた。
ナナはシロの胸の中に顔をうずめた格好で身動きできない。 肩にかけていたショルダーバックが床に落ちる。 そんなことお構いなく黙って抱きしめられたままだった。
やっと深い息をして抱きしめていた背中の手の力を緩めてシロがナナを覗き込もうとする。 ナナも言葉がなく熱く鼓動するシロの胸から顔を離し恥かしげに仰ぎ見る。 ニッコリ微笑むシロの顔が今まで見ていた表情とは違って、吸い込まれるように見つめる瞳に切なさを覚えるほどだった。
肩を抱いたまま周りを見渡して、ガラステーブル横のブルー色の革張りソファーにナナを導いた。ゆっくり腰を下ろして再び顔を見合わせて・・・
「よかった・・・逢えてよかった。。。」
「私も。。。嬉しい。。。」
ナナをもたれかからせるように引き寄せられながら、動き辛い上着をテーブルに無造作に脱ぎ捨てるシロ。
上着を脱いだ分厚い男の胸に頭をつけると、冷静さを失ったように心臓音がドクドクと耳にこだましてきた。
そっと顎を引き上げて紅潮したナナの頬と何か言いたげな柔らかな唇を見つめながらゆっくり近づいていく。。
うつろな目と唇を交代に見つめながら・・・重なった唇。 電流が走ったかと思われるような身震いと興奮が湧き上がり、我慢していた欲求が解放され固く抱きしめあいながら燃えるようなKissの抱擁。
息をするのも忘れたかのように苦しくなり、やっと唇を離して顔を見つめ合う。そして又Kiss。。。
「ナナちゃん。。。ナナちゃん。。。」
「。。。ぁ。。。シロさん。。。」
シロの右手の平が背中と腰をさ迷う・・・。ソファーの姿勢で自由にならないもどかしさが置き所のないナナの右手を宙に浮かせる。その手をそっと握ってシロの唇に寄せる。。
その手を取ってゆっくりナナを立たせると、すぐにかがんで軽々と抱きかかえ、ガラステーブルから奥の部屋に続く2段の階段をゆっくり上がり、薄暗く浮き上がるダブルベットの掛け布団を抱き上げた姿勢のまま器用にめくり上げた。
肩膝を着きながらそっと下ろした真っ白なシーツの上。おびえている顔にも見えるし・・・憂いをおびた顔にも見える。
枕元に設置されている数々の照明ボタン。シロの指が天上を確かめながらチェックする。
左右の壁に淡いグリーンの間接照明。 天上に点在する星をイメージした七色のライト。その間に少し大きめのブルーっぽい灯りが強弱を探す。明るすぎても恥かしいし暗すぎても寂しい・・・。
そんな調節をする数十秒が、これから起こる出来事すらわけもわからず空っぽになっている頭の中。
程々の灯りの空間。ピンクのカーディガンがシーツに浮き上がる。
ベットの上で仰向けにされたまま上から覗き込むように見つめるシロ。
ゆっくり前ボタンを外しながら目 鼻 口 おでこ 耳。。。ボタンの位置と交代に見定めながら上着が一枚剥ぎ取られる。
「怖い?」
黙って静かに首を左右に振るナナ。
「怖くないよね・・・。ナミリンが怖いなんていうわけがない」
「ふふ。。ナミリンは掲示板の妖しい女。私は。。。菜美。同じじゃないわ」
「そうかな?あの掲示板に書く言葉は・・・。この唇から この指から この頭から出てくる言葉・・・。全て否定できるものではないとおもうが・・・」
「私が・・・何でも知ってる女に見える?慣れてると思ってる?」
「全て同じとは思わないが・・・。慣れてるのかどうなのか・・・徐々にわかってくるさ・・・」
気分を和らげようとしているのか、冷静さを見せているのか・・・抱くことに焦らないシロの行動に不思議なものを感じていた。
ゆっくり確かめるように脱がしていくシロの手つきこそ経験豊かな男だと感じつつ、恐怖というより安心感を覚えさせられる想いがするナナだった。。
ピンクのお揃いのブラとショーツ。薄暗いとはいえ、さすがにそれだけの姿をさらけ出しているのは恥かしく、掛け布団を手で探そうとしていると、そっとかけてくれたシロ。 ニッコリ微笑みながら見詰め合って優しいKiss。。
そしてゆっくり起き上がり ベットに腰掛けた姿勢で衣服を脱ぎだすシロ。その背中を見つめながら・・・今から・・・これから抱かれるのね。これから・・・この人が私を可愛がってくれるのね。。。そんな熱い想いがこみ上げて、下半身が熱くなってくる自分に気が付いていた。
振り向きながら滑り込んできて熱い吐息と共に抱きすくめられて。。。肌と肌が触れ合った瞬間。。。熱く熱く。。。二人の鼓動が聞こえる・・・。
足を絡めた時シロの固くなったソレがナナの腿に力強く突き刺さってきた。
「もうこんなに大きくなってしまった・・」
「。。。。。」
軽く頷いたナナを見つめながらゆっくり ゆっくり前戯が始まっていく。。。
絡めた足を解きながら首筋に舌を這わせる。。小さく漏らす声を聞きながら髪をかき上げ 耳にもKiss・・・。その舌が乾かない内に右手が背中に回されてブラのホックを器用に外し左手で優しく持ち上げて抜き取るとベットの横へそっと落とした。
あらわになった小さ目の胸の膨らみに固く突起した乳首がシロの目に入る。恥かしさで胸を隠そうとするナナの手を阻止するようにシロの唇が先に占領した。。
「あ。。。ぁ。。」
右の胸に舌先が 左の胸はシロの右手の中にすっぽり覆われて、行く先を失ったナナの手はシロの頭と肩をさ迷っていた。
「可愛い。。。可愛いよナナ。。。」
唇の位置を変えながらつぶやきかけるシロ。 上半身くまなくKissの抱擁でうつろになって気が緩んでいる時、シロの足が腿の内側に入り込み自分の意思とは反対に開かれようとしている。
少し拒むように腿に力を入れていると、シロの体は閉じられた股の間に入るように滑り降りていった。
「あ・・・イヤ・・・ぁ。。。ダメよ。。。」
そんな言葉は通用しないとわかっていても羞恥心が足の力を緩めない。両手で下がっていくシロの腕を捕まえようとしたら逆に捕まえられて手が動かなくなってしまった。
下腹からだんだん下がっていく舌の湿り。 シロの体は足の間にありながら、舌は腿の外側から這っていく。
押さえていた手を離すと半分ずり落ちていた掛け布団を勢いよく足元にめくり上げ、まだ肌にしがみついていたピンクのレースショーツをゆっくりなぞりながらはいでいく。 はがしながら見えてくる茂みをわざと触らないかのように避けて脱がし取った。 腿が熱く火照っている。 両膝がシロの腰から離れない。
両手を腿の下に差し入れて、拒む両足を開いていく。。力の入っている内腿に唇を寄せた。 優しくKissをしながら緊張をほぐすように左右の指が抱擁を続ける。 その指が暗くても白いシーツに目立つ黒い目印に迫っていく。
当然されるであろう行為を感じながら、まだ触られてもいない妖艶な唇が反応する。 触られることを待っていることを知られるのが恥かしくて、腿がピクッと痙攣する。 それを十分察している指の目が徐々に茂みに向かいながら浮遊する。。
「あ。。。あぁ。。。」
期待していたじれったい指がやっときてくれた喜びで声がもれる。 触られていなかったくぼみの泉が待っていたかのように息せき切ったように湧き上がる。
「こんなに濡れてる。。。嬉しそうに濡れてる。。。」
「。。。あん。。。」
言葉が出てこない。 天上の無数の小さな光がまぶしい・・・。 目を閉じて再び陶酔に入る。。
濡れた唇をゆっくり上下させながら もだえる体を片方の手が撫で回す。 もっと固くなっている乳首をつまみながら濡れた指はさらに溢れる蜜に絡まっていく。。
指の優しい感触に浸っていると、熱い吐息がそこにかかった。 もしや・・・そう思ったその時、指とは全く違う感覚が茂みの中に走った。
「あぁ〜。。。いや。。。ダメよ。。。あんん。。。 ぁぁ。。。」
すっかり開かれた両足にうずめる顔。 指の動きも止まったまま舌の動きが集中する。 上へ下へ。。。左右に転がしたり。。。すすったり。。。 もだえる体をもてあそぶように舌が動き回る。
気持ちよさで嗚咽し、舌だけでここまで燃え上がる体に自分で驚き、シーツを掴む指が痛くなるほど。。
「あ。。。あぁ〜。。。イ イィ。。。」
「イってもいいよ。 イキなさい・・・」
違う・・・これは違う・・・夫婦では味わえない興奮だ・・・。 いいのか・・・こんなにしてくれて・・・いいのか。。。 湧き上がる泉を吸い取るように這わせる舌と唇。 想像以上の激しい行為にナナの頭は混乱していた。
「美味しい。。。」
シロが発した言葉に耳を疑う。
「え?」
「ナナは美味しい。。。」
「・・・・・。 美味しいの?」
「うん。 飲んでも飲んでも湧き上がってくる。 とても美味しいよ。。」
「そんなこと言われたの・・・初めて・・・。こんなに舌を使われたのも・・・」
「そう・・・。 じゃーもっとよくしていこう。。 まだまだ開発の余地がある。ふふ・・・ナミリンも口だけだったかな?」
開発・・・女になりきっていると思っていた自分の体に、まだこれ以上の開発があるというのか・・。
それもそのはず。 舌を使われたことはあるが、これほどの感触を味わったことは初めて。。。そうなるとその後のアレは・・・どういうことに・・・・・。
恥かしいほど濡れた花弁に指が這い舌がうごめき、ピチャピチャ音を立てながら流れる愛液が気持ちの良さを隠しきれない。シーツを掴み枕を握り声にならない声を発し、時折目を開けると天上と壁の明かりがそれ以上に幻想の世界へ導いていく。
シロの頭が上下左右に振られるたびに、その先端の滑らかな突起がナナの突起とぶつかり合ったり移動したり・・・。じっとしていられない白い肌がベットの枠からはみ出していく。。
一体どれぐらい可愛がられていたのだろう・・・。そのうずくまっていた顔が横に並んだ時、もはや魂の抜け殻のようなナナの表情に微笑みかけながら・・
「気持ちよかった?」
「。。。」
「よかった。。。すっかり準備が出来ているよ。 コッチも。。」
そう言ってナナの手を導きながらシロの固まりを握らせてナナの反応を見つめるシロ。
それは熱く火照った単独の生き物のように直立し、今から体の中に入ってくる息ごみを確認させるかのように脈打っていた。
その肉根を握らせたままむしゃぶりついてくるシロの唇。息も出来ないほど奪われた唇。手の中にあった肉根は我に返ったように馬乗りになったかと思うと、湧き出る泉の中を泳ぐように。。それでいてゆっくり。。優しく。。探るように静かに進入を開始した。
「あぁ・・・ナナ。。。」
「あ。。。ああ ん あぁ〜 シロ。。。」
暖かさと肌触りと感触を確かめるように、ゆっくり ゆっくりピストンが始まる。
「ナナ。。。 気持ちいい。。。 あぁ〜。。。」
「私も。。。 ん。。 はぁ あん。。。 あ。。。」
それは待っていたものが爆発するような勢いではなく、ゆっくりだが奥深く 優しいけれど湧き上がる。。。
全身に気持ちよさが伝達されることを朦朧とした頭でさえ感じられるように・・・ゆっくり大きく・・・ゆっくり ゆっくりうごめいていた。
「ナナ・・・どうだ・・・気持ちいいか」
「ええ。。。あなたの想いを体の芯から感じるわ。。」
「ん・・・そうか・・・。 じゃー・・・これはどうだ」
そう言って離れるのかと思ったら、ナナの体を支えながら体位を変えて行く・・・決してソコが離れないように。
「え? どうするの?」
「左足を腰の下へ・・・」
「こう?」
「うん。右足をここへ乗せて・・・」
ナナにとって初めての体位。 どうしたものか戸惑うおかしさと、好奇心が湧き上がってくる。
シロの思うような体位に整った時、またゆっくりしたピストンが始まった。
「あ・・・あぁ〜。。。 あぅ〜。。。。」
初めての感覚がナナの全身を襲う。 言うにいえない気持ちよさが背中の汗に繋がっている。我慢できないうめきのさなか。
「ナナ。目を開けろ」
何を言っているのか分からないほど夢中になっているナナ。
「ナナ。目を開けて俺を見ろ」
「。。。ん?。。。」
気持ちよさにもだえながら、意味のわからない要求に目を開けてシロを見るナナ。 そして又目と閉じる。
「ナナ。開けていろ。 目を見るんだ。 目を見ながら感じてみろ」
抱かれながら目の前の顔を見るなんて恥かしい・・・そう思っていた今まで・・・。
うつろな目をシロに向けたとき、その目は感情の情熱を放出するかのように潤んで輝いてナナを見つめていた。一瞬恥かしさでたじろいだナナだが、吸い込まれるような妖気に目が離れず、目の前で表情を見られながら腰のリズムに合わせるナナ。息を荒めながら波打つ腰。 ひだの奥が幸せの喜びで震える。 吐息を感じ、そらすことのない目を見つめ、波打つ体が押し寄せる興奮をかきたてる。
「んん・・ん。 はぁ・・・ ナナ。。。 気持ちいい。。 吸い付いてるよ。暖かくしっかりと包んでる」
「あぁ。。 ん。。 感じる。。。 何度もイッテる。。」
「そうか。。。どうだ? こうして目を見てすること・・・したことない?」
「うん。。恥かしさや暗さでほとんど目を閉じてる。 こんなの初めて。。。」
「いいもんだろ? お互いの感じている表情がよく分かる。。。」
リズムを止めないまま会話が続く。。 幻想の中にいながら話し言葉を考えて・・・話の途中でもだえる声。。
ゆっくりだったリズムが変わってきたとき、体位も変わっていく・・。
今度はどんな? そう思いながら背中に腕を回しながら離れないようにしがみつく。腰に手を添えて器用に場所を移動すると、黙ってナナの足の位置を誘導する。
「このままで。足を下ろして」
「・・・これでいいの?」
「うん? いつも上げてる?」
「・・・うん(笑)」
「いいから・・・このまま。。。 こうして。。。」
夫婦のパターンしか知らないナナにとって、驚きと新鮮さと情熱と喜びと。。。
興奮の波が幾度となく打ち寄せる。 かつて味わったことのない体の奥の炎が熱い蜜となって肌を伝うのが分かる。 あまりの気持ちよさと愛情表現がナナの感情を高ぶらせ、自分の意思とは反対にあふれ出る涙。。 シロの背中に手を回しながら嗚咽で息苦しくなる・・・。
「どうだ。これもいいもんだろ?」
「。。。」
黙って頷くナナ。 あまりの興奮で声も出ない。
「こんな体位は夫婦でしない?」
「。。。ん。。。」
「いろいろしているのかと思ったら・・・結構ワンパターンなんだな(笑)」
止まらない涙が枕に沈んでいく・・・。
「どうした。 その涙は・・・何の涙だ?」
「あぁ〜・・・。ごめんなさい・・」
「なぜ謝る・・。どうしたんだ。 何を考えてる?」
一通りの満足をかみしめると、シロは重なりを解き布団をかけながら顔を覗き込む。
「なぜ泣く・・・」
「・・・大丈夫。嫌な涙じゃないの。。心から幸せを感じて・・・気持ちよさで自然に溢れてきちゃった。。驚かせてごめんなさい。。」
「そうか・・・。まさか後悔しているとは思っていないが・・・・・違うな?」
「違うわ。後悔なんてとんでもない。 幸せすぎて・・・怖いぐらい。。。」
「ん。。。分かった。 もっともっと幸せにしてやる。。」
その言葉に大粒の涙がこぼれ落ちる。 それを唇で受け止めるシロ。
「ナナは、涙も美味しい・・・(笑)」
見詰め合ったまま語り続ける二人。。。語り合いながらも、シロの指は役目を放置しない。
肌という肌をなぞり つつき 掴みながら感触を楽しむ。。
「さて・・・。ここはどんな具合かな?」
そう言うと、じっとりと熟れきったひだに指を這わせ、十分濡れている事を確かめると。。
「ナナは乾くことを知らないのか。 まだこんなに溢れてる」
「だって。。。 あ。。。あぁ〜。。。」
再び顔をうずめると、小さな別の生き物が敏感な部分を這いずり回る。 さっきの静かな動きから一変して激しく吸われる花園が、蜜を噴出す満開の甘い香りに包まれている。。。
再び力強い肉根が差し込まれた。 シロの息が荒い。 先ほどのゆっくりした動きではない事で、あれ以上の興奮と感情の高ぶりが身震いとなって表れる。
シロの汗が胸に落ちる。 額にかかる。 首から流れる汗が光っている・・・。
「つけた方がいいだろ?」
不意にかけられた言葉に詰まっていると
「つけよう。 素敵なナナの体を大事にしなきゃ」
そんな冷静な言葉が出ることに驚きながら、備え付けられているソレに手を伸ばした。
「つけてくれる?」
「え!私が?」
「ん?つけたことないの?」
「・・・・・ないよ。 奥さんつけてくれるの?」
「うん」
「じゃー・・・。やってみようか・・・」
「いや、いいよ。ナナにはさせない。 そうか・・・つけたことないのか。・・・・・昔知り合った子で、とても器用なこがいたな〜」
「どんな?」
「自分の口にコレを含みながら、咥えているかと思ったら知らないうちに被せられていた。いろんな子がいるもんだ(笑)」
「随分・・・遊んだのね・・・」
「ずーっと若い頃さ。20代30代の頃の話。ここ十数年は仕事一筋。 そして。。。ナナを見つけた。。。」
初めての経験と驚きの連続。あたふたしているナナをより一層可愛く思うシロ。
つけた感触を問うようにゆっくり挿入し、柔らかな動きからだんだんスピードが増してくる。
「あぁ・・うぅ・・・・ はっはっ・・・ん〜」
明らかに違うシロの声の変化。 イク・・・イク直前なのだろう。。。
その激しいリズムに合わせてナナの体も波を打つ。波と同時に突き上がってくる絶頂の震え。。
「ああ! ナナ。。ナナ。 気持ちいい。。 イクぞ。 ナナ〜。。。」
「あぁ。。。んんん〜ぁ〜〜。。。 イク〜〜〜〜。。。」
無言のうめきと絶頂の雄叫び。。 重なり合ったまま動かない裸体から熱が放出する。。。
荒い息と激しく振動する心臓の音。 全身の力が抜けたシロのソレは、満足させた蜜の中で名残を惜しむように差し込まれたままうなだれていた。
「ナナ。。。愛しているよ。。。」
汗ばんだ体を離しながら枕で汗をぬぐうようにして頭をつけ、顔を見合わせる。。。そして感謝のKiss。。。
「ナナ。。。その目は全身全霊でシロに向かっている。 その想いを全て受け止めるよ。 ナナ。。。愛してる」
「ありがとう。 私も心から愛してるわ。 信じてます。。。シロを信じてます。。。」
秘密の時間は止まらない。
秘密の行動は慎重に。
秘密の愛は秘密のまま。。。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「ナナ。今大丈夫? 無事戻れた?」
「ええ。ありがとう。大丈夫よ。。」
「よかった。 さっきはありがとう。 最高に嬉しかった」
「私こそ。素晴らしい時間をありがとう。。。幸せでした。。。」
「ナナ。。。」
「なーに?」
「明日まだ仕事の続きがあるんだが・・・」
「はい」
「出来たら・・・明日も逢いたい」
「・・・・・・。」
「だめ? 用事ある?」
「用事あってもそっちに行く」
「(笑) ありがとう。 又電話する。 じゃ。。。」
時は止まらない。。。想いはつのる。。。
やがて色あせる時が来ることも予想がつかず。。。時は止まらない。。。
某掲示板
男 ナミリ〜ン、寂しかったよ〜〜。 昼間いなかったの〜?
ナナ ごめんね〜〜。お出かけしてたのよ〜。 B子ちゃんが来てたじゃな〜い。
男 B子はだめ〜。Cに気があるからお呼びじゃないの。
ナナ あら、そんなこと言っていいの? この前B子ちゃんあなたが素敵って言ってたじゃない。忘れた〜?
男 そう? そうだったっけ? でもあいつCにも同じこと言ってたような・・・
B子 来たわよ〜。私の噂してるのね〜〜〜。
男 わ!現れた。 B子ちゃ〜ん。 Cとは上手くいってるの〜?
B子 Cのテクニックは下手! ちっともイカセテくれないよ!
ナナ え? 会ったの??
男 とうとうやっちまったのかい。
B子 会わないわよ〜〜。チャットよチャット。
ナナ ビックリした〜〜(笑) B子ちゃんもやる〜〜と思ったよ〜〜。
男 チャットでイクことできる? 俺もやってみて〜な〜。
B子 相手の誘導次第よ。
男 例えばどんな風に?
B子 雰囲気作りから言葉の使い方とか方法とか。。
男 触って・・・とか? どんなこと言われたんだ?
B子 今どんな服着てる? 下着は何色? 近くには誰もいない?
ナナ ふんふん、それから?
B子 カーテン少しだけ開けて・・・
男 そうか・・・命令するのか・・・。
ナナ カーテン? 開けてどうするの?
B子 誰かに見られてるかも・・・って想像するのよ。 胸を触りながらショーツの上から撫でてごらん。ゆっくり上下に。。なんてね。。。
ナナ 凄い・・・。
男 それから? なに言われた?
B子 ブラを外せ・・・とか・・・乳首を摘め・・・とか。。
ナナ その通りにしたの?
B子 したわよ〜〜。 でもさ〜。カーテン開けるのはやばいよね。隣の窓がすぐだもの。隣の旦那に見られたらヤバいよ。
男 その方が刺激的だろ? 見せちゃったら? 喜ぶだろうし〜。
B子 旦那ならいいけど、うるさい奥さんに見られたらなに言われるやら。だから閉めたままだよ〜。
男 もっと先に進んだ話もいたのか? ナミリンもそんなチャットしたことあるの?
ナナ ないわよ。だからB子の話でビックリしてる。
男 勉強のためにやってみる?
ナナ 誰と? まさかあなたと?
男 俺じゃ・・・その気になんないとか?ナミリンをイカせたいよ〜〜〜。
ナナ テクは上手かしら〜〜?(笑)
男 何事も経験だよ。 やろうよ〜〜〜。
ナナ 役不足〜〜〜(笑) ここだけで十分だよ〜〜〜。
男 チェ! ふられちゃった〜〜。
B子 全く知らない人の方がいいよ。 その場だけの相手のほうが気を使わないからね。
ナナ そうよね。 ここはみんなお友達みたいになってるからね。
男 そうか・・・。僕たちはお友達関係か・・・。
ナナ あら? それ以外なんだと思ってたの?(笑)
B子 どうせHなこと考えてるのよ。
男 B子の方がHだぞ〜〜〜!
B子 言われた〜〜〜(爆)
ナナ そういえば最近C子さん来ないね。悩んでるって言ってたけどどうなったかしら。
B子 そうそう、不倫してるって言ってたよね。 相当進んでるみたいよ。
ナナ どんな風に? 知ってるの?
B子 他のトピで書いてたよ。 なかなか会えなくて辛いって。 遠恋らしいから。
ナナ 遠恋か・・・。 会いたいけど会えない辛さ・・・。苦しいだろうね。
B子 会ってる時は何もかも忘れて夢中になって、別れのプラットホームで人目をはばかりながら泣いてるって。
ナナ プラットホームか・・・。昼メロのワンシーンだな〜。
B子 ナミリンも願望ある? 気になる人。。。いるの?
ナナ え? あはは、いないよ〜。 ご主人様オンリーよ〜〜(笑)
B子 旦那さんと仲いいんだね〜。
ナナ いいのか悪いのか。 捨てられたら路頭に迷うじゃない。 だからしょうがないわよ。
男 捨てられたら僕が拾ってあげるよ〜ナミリン♪
ナナ リサイクルかい!
男 使えるものは再生して大事にしなきゃ。
B子 キャハハハハハ〜〜〜♪
「悪かったな〜、呼び出したりして。用事があったんじゃないのか?」
「大丈夫。近所の友達が来るって言ってたけど・・・親戚に呼ばれた・・・って電話しておいたから」
「そうか。いろいろ気を使わせてしまったね。でも嬉しいよ出てきてくれて。。」
「あなたこそ仕事とはいえ、遠くから来て逢う時間を作ってくれるんだもん。嬉しいわ」
「なに言ってんだい。ナナに逢いたいために仕事持ってきたようなもんだよ。この時間の方が大切さ」
「ありがとう。でも・・・もうお仕事終わったの?」
「客と会うと何時に終わるかわからないからナナに合わせるよ。何時までならいい?」
「。。。。。夜まで」
「よーし!夜までいいんだな」
「うそよ、うそうそ。冗談言っただけ〜〜」
「あははは。だと思ったよ。この時間から夜まで自由になるとは思ってないよ。 でも、いつかそんな日があるといいな」
「ええ。いつかね。。。」
「さて、コーヒー飲んじゃったね。出ようか」
「。。。はい。。。」
左ハンドルの手元にいくつかのボタンが付いている。 それを巧に操ってCDを選びながらBGMを流す。
時々目を合わせながら微笑む顔が昨日の情事の顔と重なって体が熱くなってくる。
「ナナはこういう車初めて?」
「あは。きょろきょろしてるから面白かった?」
「珍しそうに見回してるから」
「そりゃ国産車がほとんど。外車もあるけどこんな凄いのははじめて。この車・・・一千万以上するでしょう」
「よく知ってるな。どうしても乗ってみたくてね。ナナも気に入った?」
「気に入ったなんて・・・勿体無いくらいよ」
「あははは。どおってことないさ。理想はもう一ランク上。2〜3年したらナナのために買い換えるよ。ナナ専用車にね」
「夢のような話をするのね」
「俺は夢を実現にするために仕事してるんだ。生半可な気持ちじゃない。ナナに対しても真剣さ」
「。。。。。ありがとう。 改めて凄い人なのね、シロって。。。」
「怖くなった?」
「いいえ。そんなシロに益々興味を覚えたわ」
「よし。それでいい」
昨日とは反対側のシャトーの一室。 こちらの方が新しい分部屋の作りも凝っていた。
そんな目新しさに目を奪われているナナを、じれったいように抱き上げてベットに倒しこむシロ。そして熱いディープkiss。
「ナナ。。。ナナ。。。」
幾度と名前を呼びながら頬 おでこ 耳 首すじ 顔の全てにkissを施し、昨日の冷静さとは違った高ぶりを感じてされるままになっているナナ。
少しでも美しく見せるために付けたシャドウも口紅もあっけなく舐め尽されたあと・・・
「熱い」
そう言ってさっさと脱ぎだすシロ。 一瞬呆気に取られながら自分で脱ぐのははしたない・・・そう思うべきか、時間短縮で自分も脱ぐべきか考えているナナ。
「この部屋暑いね。 早く脱いでふとん入った方が気持ちいいよ」
その言葉に即されるように脱ぎだすナナ。 一度許したら、今後脱ぐ時間は短縮なのねと、妙に納得するナナ。
「早くおいで。下着はつけたままでいいよ」
そう言われてソファーに脱いだ服をたたむのも適当に、素早くベットに滑り込むナナ。
「夕べの掲示板楽しそうだったね」
「読んだの? 話の流れで書いたのよ・・・」
「ナナは・・・悩んでいるのか?」
「いいえ。今は悩む暇がないくらい幸せよ」
「うん。何も悩む問題なんかないぞ。 片思いでもなく問題もなくこうして逢いに来てるんだから悩むようなことはないからな」
「うん、大丈夫。 安心してあなたについていくから。。」
「ただ・・・ただ心配なのは・・・」
「なに?」
「ナナの体に変化が起こったときの事・・・」
「?・・・変化って?」
「旦那と寝たとき、シロとの感覚を覚えていて、旦那と感じなくなってくると・・・」
「それならそれでいいわよ。私はシロに満足してるから」
「それは駄目だ。家庭を大事にするためには旦那とのSEXを1番に考えなきゃ駄目だぞ。よそで溺れたら夫婦関係が不味くなる」
「シロって不思議な人ね。どうしてそんなこと気にするの? 夫婦の事は夫婦で考えるし、私がこれでいいって言ってるんだから気にしなくていいのよ」
「そうか・・・。ちゃんと旦那の要求にも答えなきゃ駄目だぞ。そうでなきゃ疑われるぞ」
「シロも・・・奥さんにちゃんと満足させてるの?」
「させてるよ。心配するな」
「心配してるのはシロじゃないの」
「あはは、そうか。すまん。 ナナ。。。。。愛してる。。」
女はその時その雰囲気その流れで体も反応するのに、男の頭の中は理屈や理論や想像が渦巻く中で語り、
語りながら別のところで体が反応し、反応したところでムードに慕ってくるような支離滅裂なところがある。
ナナの心を想い 体を心配し それでも愛して離したくない男の気持ちを語るシロを愛しく想い、尚一層愛撫する指や唇が体中の性感帯を刺激する。。
胸の突起に這う舌の感覚。。。くすぐったいのと感じるのは紙一重。。脇を伝うかすかな指の動きはじれったい気持ちよさで体がよじれ、うなじに息をかけられながら這わす舌は。。。普段では考えられない心地よさとよがり声を呼ぶ。
舌が乳首を転がしている時、別の敏感な突起が反応する。。5本の指がそれぞれの命令に従って、湧き上がる泉の素をより滑らかにしようと動き回る。。
「あぁぁ。。。。」
思わず漏れる声に舌の動きが活発になる。。
「今日もたっぷり濡れてるよ。。。どれどれ。。。お味はどうかな」
うずめた頭がゆっくり上下する。それと同時に柔らかな舌があらゆる溝を弄るように這いまわす。 すすったり転がしたり摘んだりつついたり。。。それぞれの動きが足を痙攣させ 痺れをもたらし 腰が浮き 愛欲の声を響かせる。。
「ナナ。。。美味しい。。。気持ちいいか。。。 これはどうだ?」
反応を見ながら動かす指 舌 振動 強弱。。。
「言ってみろ。 して欲しいことを言ってみろ」
「イイ。。。あ。。。感じてる。。。そのままでいい。。。あん。。。」
恥かしさも忘れて大胆に開く両足。 握り締める枕がズレ、洗い立てのシーツはゆがみ、ふわふわの掛け布団は床にすり、壁に掲げられた大きな鏡から 別人のような乱れ狂う姿が卑猥な動きと共に反射する。
大胆になれることへの喜びが全身に伝わる愛欲の技。。。充満しきった蜜の巣元が溢れる出る瞬間喉の奥からこぼれ出る絞り声。。。前戯の絶頂感が脱力感と共に満足の笑顔に入れ替わる。。。
「イッタか。。。」
「。。。。。うん。。。。。」
熱いKissを交わしながら見つめる目を離さないまま、ナナは意を決したようにシロの乳首に吸い付いた。
自分から行動を起こしたことへ シロの目はどう見てるのか気になるナナ。シロは微笑んでいる。そんな安心を得てナナからの愛撫が始まっていく。
シロがしたように首筋に舌を這わせ、耳を舐め 乳首を吸って脇に移動する・・・。男の性感帯がよくわからないナナだが、神経のある場所は同じだろうと わけもわからない思いで夢中になって感じさせようとするけなげなナナ。 そんなナナの思いを受け取るように微笑みながらナナの髪を撫で続ける。。。
ナナの手が股間に下りたとき、シロの体がピクッと反応した。そんな反応が嬉しくて 焦らすように手の位置を変え、そして又そっと触れてみる。。
「あぁ。。。ナナ。。。」
その声に導かれるように優しく含んだ肉根。 根元をそっと握りながら優しく舌で嘗め回す。。表 裏 亀頭 カリ。。。 感触を確かめるように一通り舌を這わせたあとすっかり口紅の落ちた生の唇が熱く脈打つ肉根を咥え込む。
昼間の顔と別人の性格が咥え込む唇に描写される。 ゆっくり上下に摩擦する 浅く 深く 咥えながら舌で別の動きを連動する。 上下しながら裏表と這わす舌。 ウッと漏らすシロの声が気持ちよさを表して喜びに生まれ変わる。
組まれた足の間に手を忍ばせて感じるであろう場所の辺りを撫で回す。。 固くなった一物がよりふくらみを増した時
「ナナ。。。それ以上は。。。」
そう言うと体を引っ張り上げるようなしぐさをして唇から肉根を離せさせた。
「もうすぐ出ちゃうところだったよ」
「出せばよかったのに。。。」
「口の中に? いつもしてるのか?」
「したことないよ。 でも・・・シロだったらいい。。。って思ったから。。。」
「したことないのに言うな。 ナナ。。。ナナにはそんな事させない。させたくない」
「嬉しい。。。ありがとう。。。」
「しかしナナは・・・・・。ナミリンとは違う人物のようだな」
「ナミリンと? どう違う?」
「もっと何でも知ってて、もっとSEXに慣れた遊んでる女だと思ってた」
「その方がよかったの? 私は・・・頼りない?」
「いや、ナナでよかった。 だから心から信じて愛せる。。。」
「よかった。 シロ。。。愛してるわ。。。」
シロの言葉に安心と安らぎを覚えたナナは大胆さを発揮してシロ上にまたがった。そして固く熱を帯びた肉根を心棒にするように ゆっくりゆっくり腰を下ろしていった。。。
「う。。。ナナ。。。ん。。。」
しっとりと汗をかいたナナの額に髪が絡みつく。。騎乗位になってゆっくり上下するナナを見上げながら眉間に皺を寄せて気持ちよさと我慢に耐えるシロ。。
波のようなナナの腰のうねりが肉根の柱をしごき攻める。絡ませた両手が熱をおび 支えがなければ崩れこみそうな快感に耐えながらうねりはつづく。。
壁のひだが絡みつく 天上のざらつきが上下するたびに肉棒が振るえる。奥の細道にカリがひっかかりナナの下腹に感触が伝わる。。。
「ナナ・・・う・・・ナナ・・・ 待て・・・」
「あぁ〜〜〜。。。あん。。。」
「ふぅ〜〜。。。あぶないあぶない(笑) 凄いぞナナ。出そうだった。。。」
「よかった?。。。」
「あぁ。。。子供を生んでいないような体だ。。。」
「。。。ありがとう。。。」
「ナナ。。。。う。。。」
興奮の愛液が滑りと粘りを増すころ、その体制のまま抱え込まれて上下逆転する。。
すばやくソレを手に取ると腰を振りながらもどかしげにゴムを取り出し肉棒にかぶせる。
たっぷり蜜が零れ落ちる唇は、肉棒を見つめながら咥え込むように迎え入れる。
シロの興奮も最高潮に達してピストンが早くなる。。息が荒くなる。。押し込む力がリズミカルな音となって現れる。
背中に回したナナの手がシロの汗にまみれる。その手を腰にずらして、激しく動く腰のリズムに力を加える。。。
「あぁ。。。イクぞ、イクぞナナ。。。」
「あん〜。。。イッて。。。 ああぁ〜〜〜 シロ。。。 ああぁ〜。。。」
「ん。。。ん。。。 あぅ〜。。 は 。。 は 。。 あああああぁ〜・・・・・」
愛欲に溺れた男と女。。。ベットの乱れが激しさを物語る。。。
何も言葉を交わさないまま。。。見つめあったりKissをしたり。。。
しばし目を閉じて安らぎのひと時を過ごす。。。
「また・・・近いうちに必ず来るよ。。」
「うん。。。待ってる。。。」
「うん、待っててくれるね。 ナナ。。。」
「無理は言いたくないけど・・・早く来てね。。」
「うん。・・・・・毎週来ようかな〜」
「え? それは無理でしょう・・・」
「逢いたくないの?」
「逢いたいけど・・・お仕事の邪魔になっては・・・。無理は出来ないわ」
「月に何回来て欲しい?」
「月に? そんなに来てくれるの?」
「迷惑?」
「迷惑なわけないじゃない。遠距離恋愛って、早くても2〜3ヶ月に1回しかあえないと思ってた」
「2〜3ヶ月〜? そんなんでいいのか? たったそれだけで満足するのか?」
「だって・・・。だってしょうがないことだと思っていたから・・・。どれぐらいで来れるの?」
「毎週」
「(笑)」
「そうだな〜・・・。毎週は無理でも・・・月に2〜3回は逢いに来るよ。 いいかい?」
「そんなに?そんなに来てくれるの?」
「やっぱり迷惑?(笑)」
「シロ。。。」
「さて、そろそろ時間だよ。シャワー浴びておいで」
「うん。。。」
精神も肉体も満足したあとの心地よいシャワーのしぶき。。。
手の平に付けたボディーシャンプーが花弁のぬめりと交じり合う。
火照った体を沈めるのは容易ではない。はじけ流れる泡が余韻だけを残して清めていく。。。
「あの〜・・・」
「ん?」
「これ・・・」
会計に向かおうとするシロに札を渡そうとするナナ。
「ナナ。何を考えているんだ。そんなものいらないよ」
「だって・・・。昨日も払ってもらったし二人で楽しんだんだし・・・」
「馬鹿だな〜。ホテル代を払おうとする女なんて見たことないよ(笑) ただでさえ気を使ってリスクを背負って出てきてくれているんだ。お金のことは考えなくていい」
「あ・・・そういうものなの?ありがとう。。。」
「払えないほど貧乏になったらお願いするよ(笑)」
平日の夕暮れ時。まだ太陽が目に眩しい。。。
あの独特の暖簾をくぐり、黒光りする車が音もなく大通りを陣取る。
「ナナ、家の近くまで送っていくよ」
「え、ほんと?仕事は?」
「大丈夫、まだ時間はある。仕事が終わったらその足で帰るから。。。」
「はい。じゃーお言葉に甘えて。○○方面まで」
「かしこまりました」
信号で止まるたびに他人の視線が気になる。わざと下を向いたり車内に目を向けたり、落ち着かない。
「悪かったかな?やはり近所まで来るのは気になる?」
「思うほど見てはいないんだろうけど、まともに外が見れないね・・」
「そうか・・・。注意しなくちゃな。歩いても遠くならないところがいいけど・・・」
「スーパーの駐車場でいいわ。沢山車があるから目立たないだろうし、少し買い物もしていくから」
「分かった。そうしよう。 ナナ。。。逢ってくれてありがとう」
「私こそ、幸せな二日間でした。。。ありがとうシロ。。」
「じゃ。。。またね。。。」
抱きつきたい衝動をやっとこらえて握手だけ交わして降りた車。
スーパーの入り口にゆっくり向かいながら去って行く車を見送るナナ。
熱い体にたっぷり残された余韻とともに、今夜の夕飯を考える頭が切り替えを拒んでいた。
シロ。。。お帰りなさい。。。 疲れたでしょう。。 熱〜いお茶でもゆっくり飲んでから 読んでね。 シロ あなたに出会えた事は私にとって人生の節目。 残りの人生になくてはならない人。 もう、私の心にも体にも シロの魂が住み込んでしまった。 いいの?って聞きたくはない ほんと?って疑いたくはない どうして?って考えたくはない シロ 心配しないで この涙は幸せ涙。 始めての経験と驚きと感動の涙。 強がり言っても女 笑っていても嬉し涙 黙っていても心は語ってる 今すぐ逢いたい。。これが本心。 ダメダメ コントロールして。。これも本心。 シロ ありがとう。 ほんとに、ありがとう。 何度言っても尽きる事のない言葉。 おやすみ。 暖かいお風呂入っていい夢見てね。 シロ Addicted to You。。。。。ナナ。 |
疲れを吹き飛ばしてくれるメールをありがとう。
そして二日間、本当にありがとう。
記念する日になりました。 あのあと、難しかった商談も上手くまとまり、いい日になった。 ナナは福の神かな? やっぱり、シロの最後の女はナナ。間違いなかった。 シロの最後の花舞台、その時がきたら、ナナ、 おまえが幕を引いてくれ。 会話を重ね、身体を重ね、時間を重ねても
とうとうナナに言えなかった事を書きます。
この満ち足りた二日間の裏に、ナナの心労がいっぱいあったこと、
重く、有り難く受け止めています。
家族への苦しい言い訳、うしろめたさ、家事のしわ寄せ、
そして ナナ自身の心の、あるものへの決別。
そんなもろもろをすべて包み隠して見せてくれたシロへの笑顔。
そして愛し合ってくれた二日間。
この事を理解し、そしてこの重さをシロも一緒に背負って行かなければ、
ナナと続けていく資格がないことはわかっています。
ナナに最初の頃、「住み分けができなかったらやめた方がいい」と言ったのは、
こんな思いをしてまで、やる値打ちのあることか?と問う意味だった。
でもシロはもう、ナナを手放せない。
ナナがそんな苦労をしてまで一緒に歩いて行く価値を、
シロは必ず創ります。
どうか長い目でみてほしい。
長いナナの人生で、人に誇れる、自分で納得できる素晴らしいひとこまに、
ナナがいたことを印したい。それがシロの最後の喜びだから。
今日ベッドの中で、何度もこれが言いたくて、ナナの名前をささやいた。
でも、これを言うと、ナナを現実の世界に引き戻してしまいそうで
どうしても言えなかった。
待っていてくれ ナナ。
ついて来てくれ ナナ。
どこまでも、シロを信じて・・・・・。
|
シロから毎日かかってくる携帯電話とメール。
熱い想いをいっぱい告げて告げられて。。。嬉しさと喜びと充実感と・・・そして割り切り。
10分の電話が20分に、そして1時間近く話し込むことも。。
逢いたい時にすぐ逢えない切なさが、メールであり声を聞くことであり、想いを確かめ合う言葉であり。。
逢いたくなったらすぐ飛んでいく・・・そんな嬉しい言葉を貰いながら、そんな我侭がいつも通じるわけではない。
切なさも我慢も耐えることも、全てが募る思いに膨れ上がっていく。。。
掲示板で交わされる不特定多数の応対にもジェラシーを感じるころ。そんな投稿をする暇があったら自分に向けてメールの一本でも送って欲しい。そんな優しい言葉を知らない人に送るなら、その半分でもいいからこちらに気持ちを向けて欲しい。自分以外の人に心を向けないで・・・・・。
この気持ちはお互いが感じること。ネット上は自由な遊び場と分かっていても どうしてもジェラシーを感じないわけにはいかないのが人の心。
「ナナ。楽しいか?あんな話をしていて楽しいか?」
「え?・・・・・そんなこと言われても・・・」
「男って言うのは、みんな下心を持っているんだぞ。あんな返事をして気があると思われたらどうする気だ?」
「そんなわけないでしょう。言葉の遊びよ。あそこだけの会話よ。みんな分かって遊んでるだけよ」
「・・・・・ナナが楽しいというなら・・・いいけど・・・。遊ばれていると思うだけで腹が立つ」
「シロだって他の人と楽しく会話してるじゃない」
「男と女は違うだろう。 もしシロが他の女性を惹くような投稿をしたら・・・例え冗談でも嫌な気が起こらないか?」
「・・・・・それは・・・そうだけど・・・」
「だったら同じだよ。非常に不愉快になるんだよ」
「どうしたらいいの?掲示板を止めろと?」
「シロからは何も言えない。ナナの考えに任せる。ただ、こんな気持ちでいることを分かって欲しい」
「・・・・・考えてみます・・・・・」
「考えなきゃ答えが出ないのか?」
「!・・・・・止めろっていうこと?」
「・・・・・・・」
喧嘩じゃない喧嘩。落ち着いて考えればなんでもないことなのに、想う気持ちがじれったさをかき立てる。
出会った場所が掲示板。手軽な掲示板。なんとでもなる掲示板。嘘も事実も受け止め方次第・・・。
気持ちが本物なら信じ合いたい。本物と思うから相手が気になる。気になるから疑いも出る。疑いたくないから苦しい。苦しいから確かめたい・・・・・。
さっき掲示板の書きこみ読んで入ろうかと思ったけど
やっぱりやめた・・
私だけのシロとしてお話したかったから。。
シロがナミリンとナナの区別がつかなくなったり
嫉妬を感じるって言う気持・・
私も・・・有るよ。
分かっていても トビの書きこみ見てると
明かに自分に向けられてはいない 他の人への会話。
って言うのを読むと
ふっと淋しい感じがするもんね・・
でも その場から去ることは出来ない・・
遠くで見つめながら 私の事を忘れないで・・・って思ってる。
言葉が出てこない・・・ 今は、今はシロのことだけ 考えていたいから。。。
冷たい雨・・
降り続いています・・
一寸 センチメンタルな雨の夜更けです。。。。。
|
お互いいろんな出会いがあっても、今 ナナとこうなってるのは、運命だろう。他の人ではこうはならないと思うよ。
今日聴いてた陽水の‘君に寄せる愛はジェラシー‘
のフレーズが染み入ってくる。
ナナとナミリン の区別がつかなくて感じる嫉妬。
そしてナナも・・・。
見ず知らずの人に、いい気になって愛想振り撒いて、それが一番大切な人を寂しがらせることに気がつかないなんて・・・。自分自身感じてる事なのにね。
ごめんね、シロがナナを守ってあげなきゃいけないのに、そんな思いをさせたりして。
愛ゆえのことだろうけど。
逢ってみつめあえばその瞬間に吹っ飛んでしまうんだろうけど。
誰にも認められず、祝福されるはずのない関係なんだから、二人がしっかり手を取って、守りあって行かなければね。
じらし、駆け引き、もう子供じみたことは二人には邪魔なだけ。嫉妬を感じさせたとしたら、相手に対する思いやりが欠けてたということ。
自分勝手だったという事。
反省しよう。ナナをもっと、もっと大事にしよう。
ナナも 、いや ナミリンも機会があったらはっきり
彼がいます、て宣言してくれ。それだけでシロも落ち着くよ、きっと。
複雑な雑念なんか払いのけよう。そんなもの、二人にとってなんのプラスにもなりゃしない。
相手に対する純粋な愛だけ捧げ、求めよう。
折角めぐり合った最愛の人だから、いろんな苦労、我慢をして歩くんだから、道にはでこぼこは少ない方がいい。
ナナ、もし不安になることがあったら、たまらなくなる事があったら遠慮しないで言ってくれ。
すぐに飛んで行くよ。例え一時間しか逢えなくてもね。シロの事は心配するな。
いま、ナナにしてあげられる事はそれくらいしかないんだから。
シロの方にはいつ電話してもいいからね。
二人にとって、いい経験の一日だった。おやすみ。
ナナだけの シロより
|
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:
やっと太陽が出てきました。 さっきシロの声を聞いたから 空も笑ってる。。 心はいつも晴れやか・・ シロに心配かけて何度も電話を入れさせるなんて・・ いいこと?シロ。。 私はそんな弱い女じゃないから・・ シロの心配そうな声を聞くと 余計に心配になるから、決して勘違いしないでね。 ネットで知り合った二人 出会いのネットを悪く言うのはいや。 1日中シロのこと考えてるけど 1日中ソレばかりでも困る 現実逃避のためのシロではない 現実の中にいるシロだから・・。 ネットは錯覚も覚えるけどあくまでも錯覚。 知らない人と話してても知っているのはシロだけ。 お互いネットの良さや楽しみ方を覚えたんだから 取り上げてしまうのはイヤ。 どうしても気になるならそこから去るかHNを変えるか・・。 でもコソコソしてまで楽しみたくない・・。 どちらが大事かなんて分かっていること。 後は自分がどれだけの割合を注ぐか・・・だと思う。 ジェラシーは愛しているから。。 何とも思っていなければ感じない感情。。 シロ。。 私はあなたのもの。。 だから・・・心配しないで。。。 |
掲示板
男 この前話が出てたオフ会、ほんとにするの?
女 このメンバーの男性達Hばかりだから危ないよ(笑)
男 キミだって好きだから話してるんだろ?管理人さんはやる気みたいだけど集まるかな〜。
女 確か来月やろうって言ってたような。ナミリンどう?来れそう?
ナナ 行ってみたいけど・・・わかんないな〜。 ばれたらやばいし。。。
男 ん?ばれたらって・・・誰に?旦那に?
女 オフ会って言わなきゃいいじゃない。 友達と食事するって言えば?
ナナ 家族はいいんだけど。。。。。彼がね(^^ゞ
男 ええ! 彼?彼がいるの〜?? 聞いてないよ〜〜。いつの間に出来ちゃった?
女 ナミリン!いつから?最近? 掲示板の人??
男 掲示板の知ってるやつだったらぶん殴る。
女 (笑) どうやってぶん殴るのよ。顔知らないじゃない。
男 オフ会出てくるかな?
ナナ (笑) ここの掲示板じゃないよ。。。
男 一体何処のどいつだ〜〜〜。 ショックで立てない・・・。
女 どうせ立たないくせに(爆)
男 (;´д` ) トホホ
シロのナナ・・・あつかましいけど、この事がはっきりしてれば他の事はなんでもないよ。
ネットの経験も、楽しみ方もシロとは違うだろうし、
ネットを悪く考える気持ちは全然ないよ。気づかされたのは、多分に自己中心になりかかって、ナナの気持ち考える余裕をなくしてたこと。
そう、逢えばなんでもないことさ。
ごめんね。
今日のトピでの ナミリンの宣言嬉しかったよ。
随分落ち着いて読めるようになった。いい気なもんだね。
世話のやける子供みたいだろうな、ナナから見たら。
これもシロです、ナナに甘えてるけどね。
さて、ここでご報告。
ナナのところへ行く日が決まったよ。 来週だ!!
ナナも、都合考えといて。
家をあけるのが大変だろうし、無理のないスケジュールを組んでくれ。
シロの方はなんとでもなるから時間も指定してくれればいいよ。
そろそろ用意始めるかな〜。
まだ早い? そりゃそうだ。
シロのナナへ
ナナのシロより。
|
え!来週♪ やっとやっと会えるのね。。 ほんとに2週間経ったのね。 長かったなー・・・ でもね、毎日声聞いて 毎日メールして 毎日繋がりがあったから 淋しいと言うよりも 凄く癒されていた。。 もしPCを知らなくて普通に知り合っていたら もっと苦しくて もっと辛くって コントロールも出来ず 遠い空を見つめながら 2階でずっと泣いてるような気がする・・・ そう・・・井上陽水 聞きながらね。。 携帯も便利だし、メールの力も凄い 世の中の若い恋人達は 今これが普通なんだろうね なんだか私達の時代って 文明開化の真っ只中から 古いものの良さと新しい物の良さの両方を持ち合わせられて 凄くいい時代だね。。 まだまだ、世の中変わって行くんだろうなー。。 ちゃんと時代に付いて行かれるように 自分を磨き、毎日が人生の勉強と思って フワフワしてちゃいけないね! よーし、頑張るぞ〜。。。 |
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「今大丈夫?」
「ええ。お風呂に入ってるわ」
「そう。危なくなったらすぐ切っていいからね」
「ありがとう。大丈夫よ」
「明日になったよ。。明日逢える。。。」
「うん。。。明日なのね。。。」
「午前中の仕事を1本終えたら電話する。いいね待っててくれるね」
「もちろんよ。今夜は嬉しくて眠れない。。いつでも何処でも携帯離さないわ」
「もう心はそっちへ飛んで行ってるよ。ナナの側で寝ている」
「シロ。。。」
「ナナ。もう興奮しているよ。。。」
「あら。駄目よもったいない。明日まで大人しくして。寝かせるのよ」
「あははは、分かった。言い聞かせておくよ。。。じゃ、おやすみナナ。。」
「おやすみなさい。。。シロ。。。」
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「終わったよ。何処で待ってる?」
「今日は車で行くから・・・どこか停めておけるところ・・・。スーパーがいいかな」
「うん、何処でもいいよ。教えてくれ」
「この前のインター 南へ向かったところに○○○スーパーがあったでしょ。あそこならいいかも」
「わかった。○○○スーパーだね。その辺りに行ったらもう一度電話するよ」
「はい。じゃー20分後。。。」
「10分で走る!」
「あははは」
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「何処にいる?」
「ここよ。あなたの車は目立ちすぎるわ(笑) ほら、右の方見て。手を振ってるでしょ」
「おぅ。」
何気なく辺りを見回して、隣に着けたシロの車のドアーを開けたとき、スーパーから出てきた主婦と目が合った。
当然ナナの車と乗り込もうとする車のレベルの違いと様子に、興味津々な眼差し。
家から離れているし知ってる顔でもない。何も考えず素早く乗り込んだものの、残したナナの車を見ている主婦の気持ちが多少気になった。
「いい?大丈夫?」
「うん、いいよ。夕方まで置いておいてもいいわよね。まずいと思ったら、帰りに何か買っていくわ」
「そうか。気を使わせてしまうね・・・」
「いいのよ、そんなこと考えないで」
「又逢えた。。。」
「うん。。。逢えたね。。。」
「お昼は?」
「まだ・・・」
「何処かで食べる?」
「あまり食べたくない。胸がいっぱいで。。」
「ん・・・。じゃー・・・。コンビニで何か買っていこう」
「コンビニで? あは。遠足みたい(笑)」
「そうか、遠足か。。。楽しもう」
「今日は反対側へ入ってみようかな」
「。。。。。」
「どうした?この前のところがいい?」
「ううん、どこでもいいわ。シロと一緒なら」
「ん。じゃーそうしよう」
真っ黒な車体が吸い込まれた先は、ちょっと高台にあり傾斜に沿って戸建が立ち並ぶお洒落なシャトー。
平日のお昼過ぎ。。。こんなに満室?と思えるぐらい車が飲み込まれている。
ふと見上げる窓の向こうで、どれだけの男女が絡み合っていることか・・・。
そしてその同類となるべくやっと見つけた車庫の入り口に、起用にハンドルを切りながらバックから沈み込んでいった。
「ナナ。。。」
先にあがったシロの靴を揃えながら横へ並べるパンプス。振り向きざまに抱きすくめられてショルダーバックが床に落ちる。
「ナナ。。。逢いたかった。。。」
「シロ。。。私もよ。。。」
コンビニ弁当はガラステーブルの上、ショルダーバックはソファーの横。車のキーと携帯とタバコがほうり出された時、ベットまで抱き上げられて倒れこむように抱きしめ合う。
安心のため息と深呼吸。首や腰に腕を絡めて黙って抱き合って。。。そして熱いkiss。。。何度も熱いkiss。。。
やっと手を解いて見つめ合い、目で語りながら1枚ずつ剥いでいく。。。ゆっくり確かめるように剥がされたその下に現れたナナのランジェリー。
「ん。黒か。。。この前のピンクも可愛いが黒も色っぽくていいな〜」
「よかった。。。この日のために買っておいたの。。」
「そうか。普段は黒はつけないの?」
「そんなことないけど。。。これは特別」
「特別か、ありがとう。。。でも・・・」
「でも?」
「すぐ取っちゃう(笑)」
「あは〜ん」
黒だろうと 綺麗なレースであろうと 肌触りのいいシルクでさえも 観賞する暇もないほど剥ぎ取られて全裸が浮き上がる。。
浮き上がった白い肌に大きな黒い掌がさまよい遊ぶ。すっぽりと包まれた乳房に熱い熱がこもる。舌で弄ばれながら喘ぎとともに体がしなる。。。
「見せて。ナナの全てを見せて・・」
そう言いながら天上の明かりを上昇させて、拒む両足を押し広げて割り込む欲望の体。開きかけた花びらを無理やり開花させるように指で開いたソレは震える。。
じっと見つめられている羞恥心と期待。何を考えて見ているのか。どんな風にされるのか。何をしようとしているのか・・・。
「中が綺麗なピンクだよ。しっとりしてる。。。でもまだ濡れきってない。 どうして欲しい?」
「。。。。。」
「舐めて欲しい?」
「。。。言わせないで。。。」
「言わなきゃ舐めない・・・」
「・・・・・」
「いいなよ」
「。。。舐めて。。。」
「ん。」
恥ずかしくて言えない言葉。恥ずかしくて要求できない言葉。頭の中では ”して。。。もっとして。。。止めないで。。。もっとやって。。。あんなことも。。。そんなことも。。。自由にして。。。”
そんな淫乱な思いが詰まっているのに、口には出せないもどかしさ。それを言わそうとする男の心理。言いたくないけど言ってしまう女の心理。言わされて嫌だと思いながら、言ってスッキリしたと思う気持ち・・・。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら”美味しいの?”と錯覚を覚えさせるほど丹念に頬張る舌と唇。
不思議な思いが頭に浮かぶ。 不倫だから?秘密の恋だから?誰にも言えないことだから?こんなに大胆になれるのか・・・。夫婦でこれだけ燃えることが出来ないのは・・・慣れから?・・・。
「どうした。何考えてる」
「あ。。。ううん、何も」
「いや、考えてた。心配事でもあるのか?」
「心配事じゃないけど・・・」
「どうした。言ってごらん。もう二人の間に遠慮はないはずだろ」
「恥ずかしいから・・・」
「今更何を(笑) これ以上恥ずかしいことがまだあるのか?」
「あのね・・・」
「うん」
「不思議に思ったことがあるの」
「なに」
「・・・あのね・・・」
「だから、どうした」
「あのさ・・・」
「うん」
「いつもさ・・・」
「うん」
「逢ったときさ・・・」
「うん」
「シャワー浴びないでしょ・・・」
「・・・・・・・うん」
「いいの?」
「なにが?」
「普通・・・シャワー浴びてから抱き合うんじゃないの?」
「・・・・・そう?考えたことなかった」
「そう?」
「みんなそうなの?」
「(笑)みんなは知らないけど(笑)TVや映画だとシャワー浴びるじゃない」
「うん・・・そうだね」
「いいのかな〜っておもって・・・」
「どうして?」
「だって・・・嫌じゃない?」
「全然。どうして嫌?」
「だって・・・舐めるんだもん・・・」
「あはははは。そんなこと気にもしてないよ。ナナが大好きだし、早く抱きたいし、匂いも 味も 香りも大好きだから何とも思わないよ。 いつも美味しいと感じてるからね」
「。。。。。そうなんだ。。。。。」
「嫌だった? 僕のも。。。汚いと思う?」
「・・・・・最初困ったけど(笑) シロがあまりにも良くしてくれるから、平気になった(笑)」
「あはははは。そうか、そうだったのか」
「ありがとう。。。」
「うん。ナナは美味しいから大丈夫だよ。シャワー浴びる時間も勿体無いからね。。。」
「うん。それに・・・」
「ん?」
「私は必ず出てくる前に綺麗にしてくるから大丈夫とは思っていたけど・・・」
「そう。ありがとう。いつも綺麗だよ。。。ナナ。。。愛してるよ。。。」
再び燃える熱い肉体。。。絡み合いながらシーツに皺が増えていく。
明かりもBGMも記憶にないほど縺れ合いながらはじける汗。何度も訪れる興奮の波。 体をよじると冷たいものが背中に感じる。 それは愛液の雫。 流れ出る蜜の香りが汗ばんだ体に漂ってくる。。。
「はぁ、はぁ・・・。」
荒い息を抑えるように一旦離れたシロの重さ。何度も絶頂に達するナナに喜びを感じながら計算するように休憩を入れるシロ。
「ナナは強欲だ」
「え?」
「何をしてもイク(笑) キリがない。あはははは」
「だって。。。感じるんだもの。。。」
「うん。いいんだよ。何度イッテもいいさ。愛し甲斐がある」
「。。。うん。。。」
「はぁ〜。。。安心した。この辺でご飯食べようか」
「あは。。うん。ほっとしたらお腹空いたね。食べましょう。。。お茶入れるね。。。」
化粧ルームの横のカゴからお揃いのバスローブを着込んで、備え付けのポットからティーパックのお茶を注ぐ。
初めて入れるお茶。 ふと思う・・・この人に料理を作って出すことは一生ないのだろう・・・と・・・。閉ざされた部屋の中だけで、お茶とインスタントコーヒーが精一杯。 夫婦の真似事さえも出来ないのだろう・・・と・・・。お盆も茶托もない安物のティーパックのお茶。 コンビニのお弁当。 それでも・・・それでも 愛する人と一緒なら。。。
「ナナ」
「はい」
「明日も逢えるか」
「お仕事大丈夫?」
「大丈夫だから聞いてるんだよ」
「ええ。何とかします」
「無理するな」
「無理させたいくせに(笑)」
「うん。(笑)」
「逢いに来ます」
「うん。だったら嬉しいよ」
「あなたに・・・シロにお料理を作ってあげること・・・出来ないのよね」
「・・・・・。そうだな。食べてみたいよナナの料理」
「・・・・・」
「二人だけのマンションでも買うか」
「え?」
「欲しけりゃ、買ってやるぞ」
「え〜〜!そんな無茶な・・・」
「無茶じゃないけど・・・無理だろうな〜。ナナがマンションに入れるはずもないし、第一仕事に手がつかなくなる。入り浸ってばかりになるからな(笑)」
「気持ちだけでも嬉しい」
「シロが住んでる街にいつでも来られる状態なら、いつでも買ってやる」
「うん。そんな日がきたらね・・・そんな日が・・・」
「よし。・・・食べたか? ベットへ行こう」
クリーム色の壁紙。掲げられたヨーロッパ風景色の額。透き通った花瓶に活けられた鮮やかな色の造花の束。
言葉にならないよがり声と嗚咽と荒い息と流れ落ちる汗。。。
見詰め合う目が体の熱とともに充血する。力強い男の腰。うねる波のように撓る女の腰。つかみ合う掌。纏わり付く髪の流れ。
部屋に木霊する叫びとともに 果てる肉体が重なり合って倒れこむ。。。そして時計を見る・・・。
「ナナ。時間だぞ。シャワー浴びなさい」
まだじっとしていたいのに無常の言葉が突き刺さる。
わかっている。時間が追っていることはわかっている。1分でも長くいたいのに・・・許されない禁断の時間。
切ない余韻を残しながら火照る体を無理やり冷まして帰り支度を整える。
”帰りたくない” そんな叫びを胸に押し込んで・・・。
何事もなかったように車のスピードを増していく。
「また明日。明日逢えるんだから。。。ね」
「ええ。そうね・・・。明日も逢うんだから今日は早目にね・・・」
「そう。無理のないように・・・」
「私・・・おぼれそうよ・・・」
「・・・・・。大丈夫。僕が誘導するから。 危険な真似はさせないよ。 ゆっくり進んでいこう。。。」
「ゆっくりね・・・」
「そう。ずっと続けるために、ゆっくりね。。。ナナ」
「ん?」
「これ。手書きのラブレター(笑)」
「え?」
「ふとね。。。メールとは違う、自筆の気持ちを書いておきたかった。。。帰ってから読んでくれ」
「何だか・・・怖いけど・・・。楽しみにして読んでいいんだよね?」
「もちろんだよ。。」
ナナへ ネットの世界で知り合う人達は数多くいるんだろうけど、もし 探している人を見つけるとしたら、それは幾何学的な偶然と いえる程の奇跡でもあるし、不思議な縁ということになるんでしょうか。 ナナと知り合えて、ナナが好きになって、本当にずっと前から この人を探していたんじゃないだろうかと思える位に、僕にとって なくてはならない人になってしまいました。 ナナ、いつも本当にありがとう。ナナのあかるい笑顔の向こう側にある 気苦労や悩みを考えずにいられないけど、でも、○○に逢わずには いられません。いつも、いつでもナナの複雑な気持ちは僕の心の中にも 同じように住んでいます。 それだけに、大切にしたい。守ってあげたい、受けとめてあげたいという 切ない思いでいっぱいです。 これからの人生で、ナナが本当に素敵な時代だったと思ってもらえるために、 何を、どれだけできるかわからないけど、僕の精一杯の心をこめて ナナと一緒に歩いていけたらと願っています。 時々、こんなに想える人に出会ったことは、幸なのか不幸なのかと 考えてしまう事がある位です。 不幸であるはずがないのだけれど・・・。 二人の環境を考えた時、想いが強いほど、苦しく切ない気持ちも大きくなり、 戸惑ってしまったり。 でも、そんなに大切な人だから どんな苦労も乗り越えていけるん だろうけどね。 この先 二人にどんな世界が開けていくのかわからないけど、 ナナの負担にならない様に、ナナが家庭を大切に守っていける様に 細心の注意を払いながら進んでいきたいと思っています。 2×年ぶりに書くラブレターは、もっと気の利いた事が書けると思っていましたが、 いつものメールと同じになってしまいました。 これから先、二人の気持ちも進んでいけば、また違った内容も 表せると思います。 いつまでも明るい手紙を書きたいものです。 楽しみに待っていてください。 ナナ、本当にありがとう。 そして、月並みすぎる言葉だけど、愛してます。 ○○○○年○月○○日 ○○○○○ ○○○○様 |
あれからチェックインして、ちょっとデパートに買い物に行って、もどってからトピ読んで書き込みしました。これから食事でもして来ます。
○○からこの街へくる途中、ちょっと疲れた感じだったけど、ナナの顔見たらすっかり元気。
これからまた、ナナとデートもOKなくらい快調です。 やっぱりナナが一番。これからも大切に、愛しんでいきますよ。
保護者の心境です、ホント。
ナナの方は大丈夫だったかな?
じゃ、食事いってくるね。
|
おかえり〜
そして、今日はありがとう。。
久しぶりの対面だけど、声を聞いていると
ア、あの声だ・・・と思って凄くリラックスできたの。
シロの前でとても素直になれる・・・不思議。。
普通なら、自分を作ったり飾ったり
良く見せようとかまえてしまったり。
シロは違う・・・完全に自分を出してしまってるみたい。
笑ったり 照れたり 考えたり・・
普段の自分と違う面も見えたりして
自分で自分が可愛いやつ・・・って思っちゃったり。。
今日貰った手紙を何度も読み返して 凄く胸がいっぱい・・。
さっきまで一緒だったのに もう淋しくなっちゃった。。
今夜も声は聞けるだろうけど
やっぱり会ってるほうが安心するね。
側にいれば、温もりも感触も全て感じられる。。
シロに会えてよかった。。
シロは心配してるよね
namirinの感情とナナの感情の対比・・
遊びたい気持と理性を何処までコントロールできるか・・
現実の私も理性は強い方だと思う
そのくせ、情に弱いところがあるから・・
シロも気にしてると思うけど
メル友に男性もいるし、数は少なくても気になるよね。
ごめんね、心配でしょう・・。
大丈夫だよメル友以外の何でもないからね。
ここまで書いたら、主人が帰ってきた!
電話はダメだよ! じゃあね。。
|
ナナ、危ないことはやめてよ。
また 明日も逢えるんだから。
夕食はホテルの側の中華。味は良かったけど、ナナと別れた後の一人は一層辛い。
今日、ナナと逢って、もうナナと離れられないな・・・と痛感しました。まあ、今後ナナの方の事情が変わったら別だけどね。それまではシロにとって、なくてはならない人で居て下さい。
近頃、ナナがだんだん素敵になって行くのが目に見えてわかります。
素直になって、可愛くなって、シロのことを愛で包んでくれるナナ・・・。
もうこれ以上は必要ありません。
あんな手紙でよかったらまた書きたいけど、住所分かってても郵送する訳にいかないからね。また機会をみてね。
また明日ナナに逢えるなんて、夢のよう。
|
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「もしもし、今いい?」
「ええ、どうしたの?仕事は?」
「うん、大丈夫。それより・・・今から出られる?」
「今から?お昼前に逢えるの?」
「たまにはお昼を外で・・・と思って」
「嬉しいわ。行きます。何処へ行けばいい?」
「このホテルへ来ることできる?」
「ホテル○○ね。40分程で着くと思うけど」
「うん。ここのレストランの雰囲気が良くてね。。。一緒にランチしたいなと思って。その後は部屋で。。。」
「はいわかりました。途中まで車で行って、地下鉄に乗り換えれば早いわ」
「悪いね足運ばせて。迎えに行った方が良いんだろうけど・・・」
「待ってる時間で着いちゃうわ」
「うん、そう言ってくれれば嬉しいよ。着いたら電話して、下で待ってるから」
「はい。じゅあ、あとで。。。」
午後からの予定と思っていたので慌てて手抜きで家事を済ませ、地下鉄乗るなら服装も変わってくる・・・と箪笥を広げて思案する。一刻も早く出たくて目に入ったワンピースを来てジュエリーを身に付け、それに合わせてバックも取り替えて中味を入れ替える。一連の動作を5分以内で完了。冷凍室のお肉を夕方までに解凍できるようチルド室に入れ替えて炊飯器のタイマーもセットしてOK。エンジンをかける・・・。
普通なら地下鉄までバスに乗るのだが、そんな時間もまどろっこしくて側のスーパーの駐車場に車を停めて地下鉄まで早歩き。季節的に暑くもないのに、額に汗がにじむ。。
乗車時間・・・20分。主婦の姿が多い車内。何故か人々の顔の表情が暗く見えて違う世界にいるような錯覚。
自分の気持ちが上昇しているから感じるのであろうが、他の顔がなんと淋しげな表情ばかりなのだと思う。何処に行くのか知らないが、もっと快活な表情でいられないものか。ウキウキした感情はみんな持ち合わせていないのか?自分だけ浮いているような錯覚さえ覚える閑散とした車内・・・。
いいや、人のことはどうでもいいや。私は今から幸せな時間をすごすのだ。自分の世界に浸っていよう。。
携帯の時刻11時10分。ホテルまで歩いて5分。道行く誰よりも早足で追い抜いていく。あの人が待っているラウンジまであと2分。。。
「ありがとう。早く来てくれたね。。」
「ええ。空を飛んで来たかったぐらいよ」
「あはは、そうかそうか。ありがとね。 じゃ・・・行こう」
街の雑踏から離れて、ここは静かな静観。柔らかなBGMとともに磨き上げられた大理石の柱が聳え立つフロアー。
息を切らして歩いてきたナナをねぎらうように、優しい笑顔でエスコートしながら ところどころに置かれた観葉植物に目を和ませながら右手奥のオープンフロアーのレストランへ案内された。
ボーイが持ってきたメニューを一読して、シロはもう決めてあったのだろうか、少しナナを見てからオーダーを済ませた。
「何でも食べられるって言ってたよね?」
「ええ。好き嫌いはないわ」
「ん。決めたからね」
「はい」
「。。。昨日より一段と綺麗だよ」
「何よいきなり・・・。恥ずかしいじゃない。。。」
「車の中のナナ。歩いているナナ。ベットの上のナナ。集団の中にいるナナ。いろんなナナを見れて嬉しいよ。素敵だよ」
「どうしたの?おかしいわよ(笑)」
「そう?今感じたことを素直に言っただけだけど」
「。。。ありがとう。。。シロもいつも素敵よ。このホテルの雰囲気にもぴったり。いつもこのホテルに泊まるの?」
「もう一つは○○○○。今回はこちらが先に取れたんだよ」
「○○○○を定宿に?凄いわね〜」
「今度そっちへ連れて行くよ」
「ええ。いろんなところへお供します」
「そうだな。二人でいろんな思い出作ろう。ナナのためにナナが喜ぶようにいろんなところへ連れて行ってあげるよ」
「嬉しいわ。。。夢のよう。。。」
「夢じゃないさ。シロが約束するよ。。。」
運ばれてきた料理の説明をするボーイ。フランス語?英語?とも分からぬ素材と料理の名前。シロの顔を見ながら少し首をかしげて微笑むナナ。
「なんだって良いよ。美味しければ(笑)」
「シロは今の説明分かったの?」
「いや、分からない(笑) いただきましょう」
楽しい会話とともに進むランチタイム。 場所と雰囲気と感情を楽しみながら味わう食事の美味しいこと。 嬉しさに胸がいっぱいで残したメインビーフ。そっと手を伸ばして持っていくシロ。それが又嬉しくて笑顔がこぼれる。。。
食後のコーヒーが運ばれた頃、シロの携帯の呼び出し。
「ちょっとごめんよ」
そう言って席を外しフロアーから出て行った。 残されたナナはコーヒーカップを口元に運びながら周りを見渡す。会社関係の接待客、打ち合わせをする業者同士、中年カップルや同窓会かサークルの年配グループ。それぞれの身なりと動作に、ファミレスの雑な雰囲気とは全く違う場面にいる自分を、誇らしく思ったり頷いたり。
こういう関係がもたらした新しい体験。後ろめたさより、目新しい経験に沸き立つ思いが強くなる。
「ごめんよ。仕事の話だから席を外してしまった」
「ええ、分かってるわ」
「どうした?何かあった?」
「こんないい体験させてもらったりして嬉しいな〜って思ってたの」
「来ない?こういうところ」
「ほとんどないわね〜。あるとしたらお稽古仲間の忘年会や新年会ぐらい。普段は小さなお店ばかりよ」
「そうか。普通の主婦がしょっちゅう足を運ぶところではないな。シロといるときぐらいいい体験させてあげるよ。ナナが喜ぶなら。。。」
「うれしい。。。ありがとう。。。」
「うん。さて・・・、飲んだ?出よう」
「はい。。。」
カウンターレジを先に出て、ロビーのショーウィンドーに目を馳せる。煌びやかなジュエリーやブランド物のバックや洋服・・・。 何を考えるともなしにボ〜っと見つめる・・・。
「こっちだよ。おいで」
その言葉について行った先のフロントで何やら笑いながら言葉を交わしている。 中のボーイと目が合ったナナは、何か恥ずかしくなってシロから離れて待っていた。 手渡されたのは部屋のキーであろう。 目配せしてエレベーターへ向かう。
「いいんだよ、離れなくても」
「だって・・・。シロを知ってるんでしょ?ホテルの人」
「ああ、いつも来るからね。でも大丈夫だよ。こういうところは要らぬことは聞かないからね」
「奥さんに知られない?」
「ここだって商売さ。お客のプライバシーは例え家族にだって言わないよ」
「そう・・・」
812号、ドアは開いた。厚いグレーのジュータンが敷き詰められクリーム色の壁にグラフィックアートが掲げられている。
すぐ左にロッカーとカウンター。右手にバス・トイレ・洗面ドアー。正面に小さなテーブルと向かい合わせのチェアー。
16インチほどのテレビがあり、大きめの窓から見える景色は雲の上から見ているようにビルと車とざわめきだけだった。
セミダブルのベットが目に飛び込んでくる。真っ白な糊の利いたシーツ。いつの間にか上着を取りネクタイを外したシロが憂いに満ちた瞳でベットに腰を下ろし、ナナを手招きしている。 窓辺から離れてシロの側へ。。。横に腰を下ろしてゆっくり抱きしめあう。。。大きなため息と安堵の鼓動。。。そのまま倒れこんで熱くKissを交わす。。。
「毎日こうしていたい。。」
「うん。。。私も。。。」
「ナナ。。。ナナ。。。。。」
天上の明かりも壁の照明もテーブルも床も・・・ラブホとは違う感覚で上品なセックス。そんなイメージに抱かれながら
よがり声にも品が出る。。。 廊下まで声が漏れるような激しさを避けながら?柔らかな静かな包容がねっとりと続く。。
「ナナ。。。」
「ん?」
「今夜旦那が求めてきたらどうする」
「え?どうして?」
「求められて拒むこともあるのか?」
「今までは考えたこともなかったけど・・・」
「うん」
「シロと付き合いだしてからは・・・」
「これだけ二日間僕と向き合っていて、旦那にまで求められたら・・・辛いか?」
「辛いというより、嫌だから求められないようにしてるわ」
「どうやって?」
「シロに逢う日が分かっている2〜3日前からこのあとも、眠がったり疲れを見せたり床に入るのを遅くしたり・・・。今まで同じ日に重なったことはないわ。それに・・・」
「それに?」
「他のからだの余韻を残したままシロを迎えたくないし、シロを感じたままその後も寄せたくないわ。。。」
「うん。気を使ってくれてありがとう。しかし・・・無理するなよ。拒否してばかりだと怪しまれるぞ」
「やめて。そんなこと言わないで。そんな言い方しないで・・・」
「うん。悪かった。今は・・・今は二人だけの世界だったね。。」
「シロこそ・・・奥さんと・・・」
「ああ・・・。もうよそうこの話は・・・」
「聞きたい。・・・奥さんとも・・・ナナと同じようなことするの?」
「いや、こんなに燃えないよ。 夫婦である以上全く要求しないのも変だから、それなりにね」
「どれぐらいの周期?」
「月に・・・2回ぐらいかな。昔から比べたら随分減ってるよ」
「そう・・・2回・・・か・・・。奥さんも感じるほう?」
「・・・それなりにね」
「そう・・・。同じように舐めてあげるの?」
「いや。今はしていない」
「どうして?」
「どうしてだか・・・しなくなった」
「シロのは?」
「疲れてて立ちにくいとき、やってくれるよ」
「そう・・・。私より・・・上手?」
「ばか・・・。なに聞いてるんだ。何もかもナナの方がいいよ。いいに決まってる」
「どうして?奥さんに舐められて立つんでしょ?」
「ナナだったら、いつでも立ってるじゃないか」
「・・・・・・・」
「なんだ、なに泣いてる」
「ううん・・・。別に・・・」
「馬鹿だな〜。泣くな・・・」
切なくも離れがたい秘密の関係。聞きたいことと聞きたくないこと。知りたいのに知ってしまうと苦しくなる。言いたくないのに言わされて・・・黙っているとすねられて・・・言ってしまえば嫉妬とやきもち・・・。お互い様と分かっていても、見えない生活が気になるどうしようもない胸の内。
「また来るから。。。又近いうちに予定作るから」
「うん。きっとよ。忘れちゃ嫌だよ。。。」
「忘れるもんか。毎日ナナのことで頭がいっぱいさ」
「うん。。。私も。。。」
「もう一度。。。ナナ。。。」
皺になった白いシーツが乱れてベットの枠からはみ出る。握り締めた枕カバーが片方に寄って固まる。出し切っていなかった声が、今では嗚咽となって部屋中に響き渡る。
濡れきった蜜は残された時間を惜しむように、さらに滑りを増していく。時間よ止まれ。。。とはよく言ったものだ・・・。バックから突き上げられるその肉棒の勢いが、湿った音とともに膨れ上がる。フィニッシュが近づいた頃正常位に戻り、しっかり抱きしめあいながら滴り落ちる汗とともに果てていく愛欲の精魂。。。
荒い息を鎮めるように。。。横たわったまま見つめあいながら余韻を楽しむ。 あとは・・・別の家路に・・・。
「送っていくよ。家の近くまで」
「いいの?」
「これから一人で帰らせるのは忍びない」
「ありがとう。嬉しいわ」
「ナナ。。。愛してるよ。。。」
「私もよ。。。シロ。。。」
ナナと別れた後、シロも腑抜け状態。
トピ読んだら、ナナも家で疑われなかった様子で一安心です。
上手く表現してあったね、流石。
文面の裏に、やっぱり けだるが漂ってるよ。
感じるのはシロだけかな?
あれ位のことでけだるさが残るとは、余程感度が良すぎるんだろうか。
うん、確かに感度はいい。責め応えある。
ナナ、体を鍛えなさい?
これからだんだん開発されてきたら身がもたないよ。
あははは。
絶対あってはいけないことだけど、最悪の事態たまーに考える事がある。
そしてナナの為にすべき事、いろんなケース考えます。
知らん顔、見てみぬ振りは、シロの最もいやな事、自分を許せない事です。
シロの人生は多くの人を背負っています。
何かあった時には全面的に面倒見る シロの人生も背負って行く・・・ ましてナナは、シロ自身が誘って、その為に多くの苦労を抱えることになった。
そんな人をほっておける筈がない。
ナナが一歩を踏み出したとき、シロも一緒に背負いはじめたつもりです。
安心してとは言いません。でもナナは、決して一人じゃないんだよ。
どんな時でも、どんな事が起こっても、シロはいつもナナのそばに居る。
そろそろ食事に行ってくるよ。
|
シロの殺し文句には まいった。。 毎日毎日シロを感じ いつもいつもシロを心に。。 でもさっきの言葉 「何かあった時には全面的に面倒見る ナナの人生も背負って行く・・・」 まいったなー。。。 テレビか映画のセリフだよこれ・・・ 私が聞くとは思わなかった。。。 もう・・・ダメ。。 私の先は決まった。。 もう・・・どうにでもして。 ぜ〜〜んぶ任せた。。。 ふぅ〜〜〜〜〜〜。。 余計に力が抜けちゃった。。。。。 はい、おやすみなさい。。。。。 |
毎日逢ってもまだ逢いたいのは強欲すぎるのか、
はたまた、ナナがそれほどいい女ということか。
近くにいたらどうなるんでしょう?
いいさ、2度とない人生、基本をしっかりやって、
自分の、二人の時間を大切にしたい。
生き生きさせてくれる時間、自分を裸にさせてくれる、ナナ。
ナナを大切にすることが、即ち自分を大切にできること。
嬉しい、有難いことです。
最近ね、こうしてほしいと思う事を、ナナがしてくれるようになった。
ナナは気づかないかもしれないね。
ナナがしたいことを素直に実行してるんだろうと思う。
駆け引きなくね、自惚れかもしれないけど・・・。
これぞ男冥利ってやつかな?
手放せないね、こんなナナ。
いつまでも愛していたいね、シロのナナ。
おやすみ、明日もきっといい日になるよ。
|
自分の中で 真面目とは何か・・ 主婦になり 母になり 育てて 守って ・・・ 仕事を持ちながら家の事もこなしながら 今のままの幸せを続けていく・・・ 第2の人生に向かって進み始めた・・ 何が起こるか分からない先・・・ 本当にそうなんだとつくづく実感し そして今のこの状態が最終地点とは思ってはいない 1年前と半年前と現在と 全ての状態が違っている・・ シロに出会って 運命を感じ この先の道を共にしようと二人で決めた。。 そう・・・二人で決めた事なのよね。 今までの変化する生活は 一人で起こっている出来事・・ だから・・・だから 又半年後には・・・ 何が起こるのか・・・そんな事をふっと思ったりした。 でも今は違う・・この道は二人で決めた道。。 半年後も1年後も この幸せは続いているはず。。。 真面目とは何か・・・ 自分に正直に 自分に後悔なく 自分の行動に責任持って。。 自分可愛さに勝手なこと言ってるようだけど でも、それが自分の真実。。 今ここで 全てを振り出しに戻してしまったら 私は腑抜けの夢も希望も無い 暗い女になってしまう。 私は シロの重荷にはなりたくない 今のままの私でいいと言ってくれるシロ 有り難く 幸せで もったいない思いです そんなにも思ってくれるシロのためにも 私は 私なりに努力して 自慢のシロの女になります。。 何処へ連れていかれても、誰に紹介されても 毅然として いい女でいられるように。 シロに負けないように シロに捨てられないように。。。 ありがとう シロ。。。 愛を ありがとう。。。。。 |
続いているはず。。。じゃなく、絶対続けるんだ。
そう、そんな強い意思をもって自分の人生を創造するんだよ。ナナと一緒に歩く道を切り開いて行くのはシロのつとめ。ナナはただ、迷うことなく自分の道と信じてついて来てほしい。流される人生ではなく、自分の意思で歩いて行こう。
逢ってくれて本当にありがとう。
好きな人と別れてこんなに寂しかったのは、シロの経験で初めて。電話もらうまでは泣きたいくらいだった。高速をナナの香りと一緒に走って来ました。ナナと一緒に・・・。
ナナ、いまのナナで充分だよ。
シロは今のナナが好き。真面目で正直で、そして思いやり深さと、シロの言葉に涙してくれる、感受性に溢れる素晴らしい女性です。シロは何処へでも連れていけるよ。そして、誰にでも紹介できる。
(今、メール届いたよ。遅くに本当にありがとう。まだ寝ないで、ナナにいっぱいの想いを書いてるよ。)
世の中で、自分の不運と不満と諦めを道ずれに、一生を終えてしまう人は大勢いる。
どうしてなんだろう?どうしたら?と考えて、ほんの少しづつ努力を重ねていくだけで、強い意思を持って継続していくだけで、自分が変わっていけるのに。
その一歩が大切なんだ。一歩がなければ前に進まないんだから。
ナナは勇気をもって踏み出した。
踏み出させたシロは、ナナの将来に暗い夜が来ないよう、一生懸明かりを灯し続けるよ。大切なナナが道に迷わないように、幸せな道を歩けるように。
|
何とか平常の気持ちなろうとあがいてみるよ。
昨夜はナナの夢、いっぱい見た。
三つくらいははっきり覚えてるけど、あとは忘れた。寝てもナナ、起きてもナナ。
今日は一日残務整理になりそう。
静かな事務所で冷静にお努めしましょう。
静かだから余計にナナの事考えてしまう。
え〜い、無理しても仕方ない。いっぱいナナを考えちゃおう!
合間に仕事すればいいや。どうせ日曜だ〜。
今回ナナと逢って、帰ってからもはっきりナナを思い浮かべられるようになったよ。
会った時の笑顔、車の中での考えこんだ横顔、向かい合ってお喋りしながら、シロを思いやってくれる顔、
ベッドでの安心しきった優しい顔・・・全部シロの心のなかに居る。
昨夜の帰り道と今日、ナナとの夢を想像してる。
普段、そちらでは出来ない事。
ショッピングしたり、映画にコンサート、食事してちょっとドライブ。行きつく先は素敵な夜景が望めるホテル。
落ち着いたホテルのバーで、飲めないナナには、甘めのカクテル。軽く二杯くらいを時間をかけて・・・。
バーテンも要領を得たもの。つかず離れず大人の会話。ちょっとムードに酔ったらそろそろ部屋へ。
このホテル自慢のシンプルで、サービスマインドが行き届いたツインの部屋は、ナナを一層酔わせてくれる。明かりは暗めに、夜景を見ながら話しをしよう。
時間を気にせず、軽く手を添えて・・・。二人の世界に酔ってしまおう。
これからあと何年かかるかわからないけど、年に一度くらいは、こんな時間を持てるといいね。
ナナに条件が揃ったら、もっと回数増えたらいいけど。
ナナにいろんな経験させてあげたい。シロは必ず叶えるよ。
ナナと知り合った頃の約束だもの。
ナナのいい夢、シロもみたい。
|
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「もしもし・・・」
「!!・・・・・」
「○○の家内ですが・・・ナナさん・・・ですね?」
「・・・・・」
「もしもし?」
「はい・・・」
「○○ですが・・・わかりますか?」
「はい。○○さんの奥様でいらっしゃいますね?」
「そうです。ナナさんですね?」
「はい・・・」
「なぜ電話したか・・・わかります?」
「・・・・・いえ・・・・・」
「わからないんですか?」
「いえ・・・」
「はっきり申し上げると・・・主人とあなたの電話を聞いてしまったんですよ。電話してたでしょ?」
「あ・・・はい」
「聞くつもりはなかったのですが、偶然聞こえてしまって・・・。1時間近く話してたでしょ」
「・・・・・」
「どういう関係ですか?」
「どういうって・・・」
「ナナ、ナナって親しげに呼びかけて・・・。いったいどういうおつもり?どういう関係なんですか?」
「関係も何も・・・。ネットの中で親しくしていただいて、メール交換していただいている・・・それだけの関係です」
「いまインターネットが盛んになって、そういう人たちが増えていることは知っています。でも、メールだけならまだしも、主人と会ったんでしょ?」
「え?どうして?」
「聞いたんですよ主人に。そしたら否定しませんでしたよ。1度だけ会ったと申しておりました。そうなんでしょ?」
「・・・・・。はい、1度だけ・・・。お話させていただきました」
「でしょ。どうして会う気になったの? あなたも家庭を持ってらっしゃるんでしょ?どういうつもりで会ったの?」
「偶然にもネットで知り合わせていただいて、お友達としてメール交換をさせていただくうちに、○○さんの素晴らしさや頭のよい方だとわかり、お話がとてもお上手で、お仕事に情熱を傾けてらっしゃること、家庭をとても大切にしてらっしゃること、いろいろお聞きするうちに どんな方なんだろうと・・・申し訳ございません。奥様に大変な誤解を与えてしまうことになってしまって・・・」
「そうなんですよ。うちの主人はとても話し好きなんです。話題が豊富で仕事でも友人にも評判の人なんです」
「そうですね、奥様の仰るとおりです。私もつい話しに惹き込まれて、長話させて頂きました。こんなこと言ってはなんですが、メル友としてお会いする方は○○さんだけではありません。ですから特別な感情も持っておりません。誤解を与えてしまって・・・申し訳ありませんでした」
「でも・・・。あの電話の雰囲気ですと、相当主人があなたを気に入っている様子。あなたが何と答えているのかわかりませんが、仕事一途な主人でも男です。素敵な方を見ればフラフラすることもあるでしょう。そこで・・・、ナナさんは今後どうなさるおつもりですの? ご自分の家庭が上手くいってらっしゃらないの?だから主人と?」
「とんでもありません。私の家庭も平和で仲良くしています。上手くいってないなんてことはありません。まして、○○さんと今後どうなるなんて考えてもいません。電話でお聞きになったように○○さんは私にとても親切に言葉をかけてくださって好意も持っていただいていて、とてもありがたく嬉しいのですが・・・私はあくまでも友達・・・そう思っております。でも・・・」
「でも?」
「こうして奥様にご迷惑がかかってしまっては、今までのようなメル友・・・としての会話でも失礼になりますよね」
「ナナさん・・・。あなたが頭のいい方で良かった。主人があなたに惹かれ好んで話し込むはずですね。そこまでわかって頂いているなら、もうこれで結構です」
「わかりました。重ね重ね奥様のお気持ちに感謝いたします。もう、私から○○さんにメールはいたしません。又その返事が来たりしてややこしくなっても困りますので、何かの折に、よろしくお伝えくださいませ」
「わかりました。そうさせていただきます。ナナさん・・・」
「はい」
「あなたともっとお話がしたい気持ちですが・・・この辺で・・・」
「ありがとうございました。お元気で・・・」
緊急事態! オイオイ・・・奥さんから電話があったよ! このメール・・・読まれないよねぇ。。 私はシロを ただのメル友の一人として伝えたよ ネットで知り合って一度だけ興味本位で会ったこと あなたの仕事ぶりや、家庭を大事にしているようす インターネットの物珍しさと、今の流行りの興味から 会ってしまったっていうこと 私は他にもメル友と会ってるから あなただけに特別の感情は無いっと言っておいた。 もちろんお互い家庭を大事にして これ以上の関係になることは絶対ありえないこと シロさんは恋をしてくれたかもしれないけど 私は仲のいいメル友の一人です・・・ってね。 随分お話してたよ 私は大丈夫、ビックリしたけど冷静です。 奥さんも少しは落ちついたと思うけど この先・・・大変だぞ。頑張って修復してね。 さすがのシロも・・・ビビってる?こうなったら私の方が冷静かも・・・。 私はいつでも連絡待ってるから、慎重にね。。。 追伸。 奥さんが私に電話したことは 言わない方がいいよ だって、それを知ったという事は、連絡しあってるってことになるからね。 もし、奥さんから電話したと聞かされても 知ってるような事は言っちゃダメよ。 一時の迷い、一寸した浮気心、しばらくぶりの新鮮な恋に恋をしたってね。 奥さんは私の事を 主人が惹かれる気持が分かるって言って下さった。 だから、私も それなりにバカな女じゃ有りませんから どうぞご心配なく・・・って言っておいた。 シロ、大丈夫?あなたの方が 心配です。 くれぐれも 体に気おつけてね。 私は 大丈夫よ。。。 |
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「ナナ・・・申し訳なかった・・・」
「なに言ってるの。謝らないでよ」
「参ったな〜・・・。まさか電話を聞いているとは思わなかった・・・。不覚だったよ。済まない。ナナに電話までするとは思っていなかった・・」
「それだけシロのことが大事なのよ。ここで何とかしなければ・・・という深い想いからよ。奥さんを責めちゃ駄目だよ」
「ナナは女房より1枚も2枚も上手だな(笑) 改めて見直したし惚れ直したよ。しばらくゴタゴタがつづくと思うが・・・。ナナは心配するな。ナナは自分の家庭を守っているんだぞ。こちらはどうなっていくかわからないが・・」
「どうなるって?奥さんの態度はどうなの?」
「あれから何時間も話し合って、ナナの存在を否定できなかったし自分に嘘をつくことも嫌だった。だから女房としてはかなりショックだったんじゃないかな。しかし、家庭を捨てる気もないし今後も一緒に生活することはしっかり話し合ったよ。もちろん今後のナナとの付き合いはない前提でね。態度としては今の今だから全く会話がないよ。無視されている。こっちも相手する気はないけどね」
「そう・・・。奥さんショックよね・・・。でも、体の関係はないと言ってるのに、そこまでショック受ける?」
「女としてのプライドが許せないんだろうな」
「そういえば・・・。奥さんが言ってらしたわ。自分はあんなに甘く優しい言葉を今までかけてもらったことはない・・・って」
「うん、だろうね。そう思う・・・。ナナだから言えた言葉だからね」
「シロ・・・。私のことはいいから、奥さんをいたわってあげてね。シロの家庭が崩壊したら仕事にも支障が出るし私も辛い・・。まず、奥さんのことを第一に考えてあげてね。。。」
「ありがとう。ありがとうナナ。。。」
惚れなおした?。。ふふ。 シロがみそめた女ですもの、普通じゃありませんよ。 私こそ、それこそ益々シロの胸の中にどっぷり飛び込んで たとえこの先、山も谷も激しく流れる川さえも シロと二人なら怖くない、乗り越えられるよ。 でも、もし今度奥さんに分かってしまったら 私の家庭も危なくなる恐れが無いとも限らない。 裏切りとして、もっと攻撃してくるかも分からない。 覚悟はしてるけど 決してそんなことの無いように・・・ 私も今まで以上に、注意します。 ここまで決心するほど、シロは素晴らしい人だから 尊敬できる人だから、もう・・・私の分身だから。。。 |
今はただ、ナナに感謝するしかありません。 本当に迷惑かけてごめん。 シロの夫婦仲はガラッと変わってしまったけれど、ナナの家庭に被害が及ぶようなことは絶対させないし、そんな馬鹿じゃないと思う。 ナナのことは、どんなことをしても守っていく。 ナナのことは、シロのすべてで守っていく。 もう、シロの心を向けていく場所はナナの胸しかなくなった。 やっぱり、シロの最後を賭ける女はナナだった。 ナナ、これからもよろしく、いつまでもシロを見ていてほしい。 |
電話の声・・・淋しそうだった 出来ることなら、すぐ側へ行って抱きしめてあげたい 熱く燃える気持をシロに分けてあげたい。 燃えて熱くなったこのホホを そっとシロのホホにつけていたい。 寒いでしょう・・・心細いでしょう・・・ 一人の部屋で じっと考え事をしているシロが見える。 やり切れない気持とせつなさ・・・ 家族を思う気持は純粋なだけ辛いよね。 私をかばって安心させようと一生懸命なシロ。 ほんとにありがとう。 何度でも言うよ、シロが安心するまで・・・ 私は大丈夫、シロについて行くから。 何度でも言うよ、シロが元気になるまで。 私はシロが大好き、愛してます。。。 安心してね。。。 |
このままで収まるわけがなく・・・。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「ナナ。何度も言うようだけど、今回のことは全てシロせい。ナナには大変な迷惑をかけてしまった。ごめんよナナ」
「もう謝らないで。二人のことが原因なんだから。気にしないで。。」
「今すぐナナに逢いたい。逢って抱きしめて安心したい」
「不安なの?」
「不安じゃないが、この手でぬくもりを感じたいんだよ。今すぐに。。。」
「私もよ。来て。。。早く来て。。。」
「うん。来週・・・来週行くようにする。火曜には何とか」
「あと・・・4日ね。大丈夫?無理しないでよ」
「ああ。大丈夫さ。飛んでいくよ」
お帰りなさい。。(笑) 長い道程疲れたでしょ、ちょっとベットに横になって背伸びしてね。。 そこにお茶の用意はあるのかしら・・・。 渋〜いお茶でも飲みたい気分?それともコーヒー。。。 そんな事考えながら上着を脱ぎ胸のボタンを1つ2つ緩めて PCをテーブルにセットする・・・。 メールBOXの私を見つけ やはり入っていたかと微笑んで それに安心してすぐには開けず、まずは・・・トイレへ・・・。 やっと心の準備を整えて読みはじめる。。。 たばこ一本取り出して、画面とライターの炎を交代に眺め 少しニヤッとして大きく吸いこみ視線はこちらで顎を斜めむこうに向けて フゥ〜〜〜〜〜っと一息に煙を追い出す・・・。 そして灰皿に一度だけ灰を落とす・・・ 又画面をゆっくり見て視線を窓側に向ける・・・ ナナのところへ帰ってきた・・・そんな事を思い浮かべながら 明日の予定を追ってみる・・・。 シロ〜〜〜〜〜。 ゆっくり休んでね!明日のために。。。うふ。。。 |
まるで、ホテルの窓からみられてるよう。
やろうとしてること、そのまんま書いてあるよ!
ひとつ違うのは、お茶もコーヒーもめんどくさいので、
冷蔵庫開けた。
やっと、ナナの許へ帰ってきたよ!
あとでメール書くね。
|
落ち着いた〜。
ナナの元へ戻って来てほっとしてる。
このホテルも馴れたせいか、くつろげるようになった。
一人は寂しいけど・・・・・。
シングルがいっぱいとかで、ツインだよ。 ルームNO,1604。
寝心地の悪くないベッドがひとつ空いてしまう。
どっちに寝ようか思案してるけど、
ナナはどっちがいいかな?
ナナのよさそうな方、空けておこう。
ナナは壁際ね。シロは真中。
ひとつで朝まで足りそうだ。 ナナ、来てくれ〜。
ナナには、シロのやりそうなこと、順番まですべて見抜かれてる感じ。
もう、一番の理解者だな。それだけシロのこと思ってくれてるんだろうね。
すごく嬉しい。シロもナナへの想いは負けないつもりだけど、
やっぱりこまやかさとか、心配りはかなわない。
ナナがいてくれて、本当に幸せだよ。
ホテルの窓からね、ナナの家の方向が見える。
あっちから比べたら手の届く距離なのに、絶対に届かない距離みたい。
でもナナの心は、ここに・・・・・ある。
いっしょに眠ろうね。
|
「逢えた」
「良かった。。。逢えて良かった。。。」
「あんなことがあった後だから、もう来ないと思った?」
「ううん。絶対来ると思った(笑)」
「あははは。見抜かれてる」
目的の仕事の前日の夜にはチェックイン。当日の仕事は午前中に済ませ午後には密会。それが常になっている。
終わる時間に合わせて車でホテルまで出向き、ロビーで待ち合わせ。 喫茶ルームで軽く済ませた後二人の世界へ。。
チェックアウトは11時。その後の使用は商談や休憩としても利用できるため泊まりでなくても利用できる。一旦部屋を開け放した後は別料金で1万円。ラブホのようにそれらしい設備が整っているわけでもなく、シャワールームも簡素なものなのに休憩するだけで1万とは・・・ホテル名がそうさせているのだろう。
今回は2泊とわかっているのでそのまま利用しているが、ホテル業界も客の減少でいろいろ工夫をしてくるかも知れないな・・・。
町並みが遥か下に見える。車や人がプラモデルのように見える。窓を開ければ 青い空が目に染みて清々しい空気が広がっているであろう今。この窓は頑丈に区切られて下界と遮断されたように密封されている。今から始まる密会の行為を外に漏らさないように手助けをするかのように・・・。
「ナナ。。。」
外を見つめるナナの肩を抱き、片手で光をさえぎるようにカーテンを閉ざす。そっと振り向かせて抱きすくめられ、熱い吐息が首筋を這うように絡み付いてくる。
「どっちのベットがいい?」
「うーん・・・。こっち♪」
「わかった。いっぱいナナの香りを付けていってもらおう。そしたら今夜一人でも淋しくないから。。。」
「はーい。ベットと言わず、そこら中に付けていくわ」
「あははは。マーキングじゃないんだから」
「いや?」
「いや。たっぷり付けていって。。。」
ベットに横たわったナナの体を見つめながら、ゆっくり舌を滑らせ ゆっくり手の平が遊覧し ゆっくり愛撫がスタートする。。。
何も言葉もなく、皮膚を伝う感覚と肌のぬくもりと愛を感じながら、次第に汗ばんでいく体の芯。滑らかな指先が密元に触れたとき、声らしい声が漏れる。それと同時に腰がうねり背中が反る。
反応を見るように指先が確かめる。濡れ具合を味わうように小刻みに震える指の伝動。 乳首に纏わりつく唇と舌の心地よさ。全ての動きが肉根を迎え入れるための愛欲の準備。
シロの手がナナの手を導いてソレを握らせる。 硬く脈打つ肉根は待っていたかのように熱を放つ。優しくきつく握り締めながら上下を繰り返し、益々硬直する肉根が愛しくて口に運ぼうとするナナを見ながら69の姿勢に持っていくシロ。
静まり返った部屋に時折聞こえるのは互いのもだえ声と舌先の動く音。 濡れきった密元の花びらが開き、流れ出る愛液に吸い込まれるように・・・ソレは暖かい暗闇に突入して行った。。。
「あぁ。。。気持ちいい。。。」
「。。。私も。。。」
今日ナナと逢ったばかりなのに、もう、早く逢いたい。
さっき電話で話したばかりなのに、もう、声を聞きたい。
今の時間だと、もう無理だろうな。
ホテルの部屋に一人いると、余計ナナが恋しい。
こらえ性がないんだ。もう、お手上げ。
ナナも同じ気持ちで居てくれると思うと、少し落ち着くけど。
ちょっと気休めになる。
ナナと体を重ねたベッドで寝るのは、安心感があるような、
切ないような複雑な感じがする。
二人が燃えた場所で一人で寝るのは、寂しい〜〜〜〜〜よ。
二人で時計を見ずに過ごしたい!
二人で夕食を食べたい!
二人で夜明けを迎えたい!
わがまま言っちゃた!
たまにはいいよね。言うだけだもん。
わがまま言えるのは、ナナにだけ。
甘えたいのは、ナナにだけ。
きっと、涙見せられるのは、ナナにだけ。
|
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「ナナおはよう。」
「おはよ〜。熱いメールありがとう。。。」
「ホテルでの一人は切なくなるよ。やっと朝になった・・・」
「今日も。。。ね」
「うん。今日はナナと逢ったらそのまま帰るから、インターの側がいいんだけど」
「わかりました。じゃー・・・途中で車置いておくわ」
「うん。この前のスーパー?」
「あそこは・・・主婦の目があるから・・・」
「そうだね。そしたら・・・・。あ・・・そういえばあの側に病院があったな〜。」
「病院?」
「そう。確か大学病院。その駐車場なら広いし疑われないよ。監視もいないはず」
「よく知ってるのね。下調べしてある?(笑)」
「あははは。したよ(笑)」
「うふ。じゃー、そこにしましょう。何時?」
「今から客に会うから・・・13時。いい?」
「はい。13時、病院駐車場で」
「楽しみにしてるよ。。。」
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「ナナ。場所わかる?」
「えっと・・・。正門には入ってきたけど・・・。どこ?」
「そのまま道成に来て。右側の駐車場。一番奥にいる」
「あ、あれね。今行くわ」
シロの車の横に付け、人気のいない駐車場なのに回りを気にして・・・。遠くに見える病棟のいくつもの窓。見ているとも見ていないとも限らないその行動。 やましいことでなければ堂々としているのだが、心のどこかで姿を見られまいとする思いが、シロの車に移動する素早い行動に現れる。
重いドアが閉まったとき、ほっとして顔を見合わせて笑顔がこぼれる。 1秒でも早く触れ合いたい。そんな思いがエンジンの回転に拍車をかける。
以前にも入った高台にある傾斜に沿ったお洒落なシャトー。幅ギリギリの車庫に収まって素早く入り込む隠れ家。
昨日の余韻を残しながら即効でベットへ入り込み、何年も逢ってなかったように苦しいほど抱き合う。。。ほっとため息をついて肌のぬくもりを感じながら、又ゆっくりと。。。
「ナナ。家は大丈夫か」
「ん?家って?」
「こんなに毎日出てきて大丈夫か」
「呼んでおいて何よ(笑)」
「あははは。そうだけど・・・心配だから。いつもシロの予定に合わせてもらうのが悪いと思って」
「悪ければ出てこないわ。大丈夫だから逢えるのよ」
「そうか・・・。無理するんじゃないぞ。先は長いんだから」
「ええ。無理だと思ったらちゃんと言うわ」
「旦那は・・・何も?」
「だって、会社だし昼間のことは・・・」
「そうだな」
「シロの奥さんだって・・・」
「ん?」
「私がこうしていることを知らないように。シロの奥さんだって昼間何してるかわからないでしょ?」
「うちはこんなことしないよ」
「こんなこと?」
「・・・あ、いや・・・うちはしていないと思う」
「私の主人だってこんなことしてるなんて思っていないわよ」
「そう、そうだね。その通りだ・・・(苦笑)」
「私は・・・悪い女ね・・・」
「ナナは悪くない。素晴らしい女だよ。シロが愛した女だ。悪いわけがない」
「シロったら。。。」
「思うんだ・・・。ナナのために、ナナがシロと進んでいく道の中に体だけではない別の形ある目的も作り上げていこうと。シロと付き合うことで より一層充実した生活と夢のある将来を目指して欲しいと」
「そうね。愛し合うこととは体だけの目的ではむなしいわよね」
「うん。二人の世界が日常生活にない代わりに、もう一つの生活が作り出せれば言うことない」
「理想と現実は・・・。いいのよ私は4番目の女よ。それでいいの」
「4番目?」
「1番は仕事。2番は家庭。3番は趣味。4番が・・・私・・・」
「違う。ナナは1番だよ。もう一つの世界の1番だ。仕事も家庭も別物だよ。ナナが1番さ」
「ありがとう。ほんとにそんな風に思ってくれるの?」
「当たり前だよ。誰よりも愛してるもの。。。」
「着いて行っていいのね」
「ああ、着いて来て。頑固で我侭なシロだけど、絶対後悔はさせない。ナナのための集大成を作ってみせる」
「心強いわ」
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「もしもし・・・・・うん。 そう。 他には? うん、送っておいてくれ。 ああ、わかった。 今夜帰る。 そう、じゃ」
「ひょっとしたら・・・奥さん?」
「そう」
「仕事手伝ってるんだ」
「うん。僕がいないときは事務所に来てる。書類整理や電話」
「そう。右腕のような存在ね」
「会社立ち上げのとき苦労かけたからね」
「シロが見初めた人だもの・・・素敵な奥さんなんでしょうね」
「そうでもないさ。しかし根性はあったな。よくここまで着いて来たと思うよ・・」
「そう・・・。なのに・・・今回のことでショックだったでしょうね」
「ああ。眠れない日が続いているようだよ」
「眠れない? 解決してることなのに?」
「あれからずっと口もほとんどきかないし、最低限の行動と言葉だけ」
「そんなに・・・」
「信頼していたものに裏切られ、見た事のない僕の本音を見て戸惑っているんだろう」
「そう・・・。シロ・・・大丈夫?家庭が上手くいってないと仕事にも影響が・・・」
「大丈夫。仕事に皺寄せは作らないから。ナナがいてくれるから頑張れるんだよ。ナナのお陰だよ。。。」
「シロ。。。抱いて。。。」
「ナナ。。。ナナがいなくなったら生きている甲斐がない。大切なナナ。。。愛してるよ。。。」
私のシロ。。 二日間、私のために精一杯の愛と 優しさと おおらかさと 男の強さと。。。 沢山の想いをもらって、幸せと喜びと・・・言葉ではいい尽くせない気持。。。 ありがとう。心からありがとう。。 何度でも言うよ、シロ ありがとう。。。 まだまだ先は長いのに、こんなに早く満々の愛と幸せをもらって このままずっと続く事が 普通では困難ではないかと思われるけど 私達は不思議に そんな不安を感じない。。 不思議な縁と不思議な出会い。 そして不思議な世界。。。 そんな不思議を作り上げることが可能なシロと私。。 それだけのパワーと情熱と決意と信念。。。 2人の力があれば この先何らかの実績・形ある何か・集大成・・・ きっと出来あがる予感がする。 このまま幸せだけに浸っている私ではない・・・ このまま静かに愛を育てているだけのシロとは思えない・・・ 何かやるね・・・きっと。。。 私も感じるよ・・・何だか分からないけど、スタートボタンに指がかかりそう。。。 2人なら・・・きっと出来る。。。 |
着いてから、お茶漬けサラサラっと済ませて一服。
ナナ、最愛のナナ、2日間ありがとう。
今回はナナに、嫌な思いもさせて悪かったね。
明日から、ナナの為にも仕事頑張るぞ〜。
ナナをシロの都合で縛るだけでなく、もうひとつ、シロとの事以外に、ナナが充実できる事も考えながら前進していこう。まだまだいいこと見つかるさ。
急ぐんじゃないよ。一緒に探って行こう。
今のまま、ナナをそのままにしておく訳にはいかないさ。人生の集大成には遠い道のりかも知れないけど、ナナなら出来る!
シロがついてる!
ナナとのことで、シロも又大きくなれるのさ。
つまり、ナナの為ばかりじゃないって事。
負担を感じる事一切無用。
甘える時は、甘えてりゃいい。何時かナナがシロにしてくれる時も来る。
ありきたりの男と女の付き合いじゃないと思うよ。
だけどいつまでも、シロの女でいてね。
シロは欲も深い。
最後の最愛の女 ナナへ。 |
女は男の存在を生活の中心のように思い、1日が暮れていく・・・。
男は女の存在を生活の1部として暮れていく・・・。
愛する女がいるから仕事に張が出る。
女は想いが深まるほど全てを捨てて飛び込みたいと思う・・・。
男は守ろうとするものがあると強くなれる。
女は守ろうとするものがあるとしたたかになる。
自分のものになったと確信した男は、気持ちが静まっていく・・。
この人のものになったと確信した女は、嫉妬深くなる。
安心した男は・・・女の心を読み取らなくなる・・・。
安定した関係を悟った女は、物足りなさから不安が募る・・・。
愛し合う想いは同じなのに、男と女の心理が微妙に・・・微妙に変化することもある・・・。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「ナナ。喜んでくれ」
「どうしたの?」
「来週また逢えるぞ」
「ほんと!? 嬉しい♪ お仕事ができたの?」
「うん。今回会った客がウチの製品を気に入って、別のものの説明に来てくれと」
「そう!よかったわね〜」
「ナナは福の神だ。ナナと出会ってからどんどん仕事が増えていく」
「私が福の神?あは。泣き虫の甘えん坊の福の神だ〜」
「なんだっていいさ。全てがナナ。ありのままのナナを愛したんだからね。。」
「うん。。。全てシロのものよ。。。」
「そんな贅沢は言わないよ。二人でいるときだけ全てシロのもの。逢えない時は旦那にお返しします」
「返品しないでよ!」
「あはははは。悪かった。では預かってもらう・・・。傷つけないようにね」
「あなたのために、そっと大切にしておくわ。。」
「今度行くとき車は使わない。だから・・・」
「わかりました。私の車で移動すればいいわね」
「すまないな。大した荷物がないから新幹線で行くよ。その方が寝れるし(笑)」
「はい。運転も疲れるわよね。遠いから・・・」
「ナナに逢えると思ったら時間なんか気にならないが・・・やはりもどかしいときもあるよ」
「駅まで迎えに行くわ。時間がわかったら教えて」
「うん。でも駅まで遠いだろ?それに前の日の夕方に着くようになると思うからあくる日ナナの近くの駅まで行くよ。地下鉄通ってるよね?」
「通ってるわよ〜〜(笑) 時間によっては近くの方が助かるから・・・。又知らせてね」
「わかった。メールも電話も何だってするよ」
「はい。こちらも磨きをかけてお待ちしています」
「それ以上磨かなくてもいいぞ。今のままでいい」
「ありがとう。。。」
シロ。。。もうすぐ私のところに帰ってきてくれる。 シロの心はもうここに来てる。 その心を暖めながら朝を待っているの。 そのぬくもりが体を熱くする。。。 早く逢いたいと震えてる。 身一つで迎えにいくわ・・・10時ね。 つづきはベットの中で。。。 シロのナナより。。。 |
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「あなた・・・」
「おう、なんだ」
「今、ホテルですか?」
「そうだが・・・。どうした」
「メールが・・・。メールを見てしまったんです」
「メール?誰の・・・・・」
「・・・・・ナナさん・・・・・」
「・・・・・・・・」
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「ナナ、今いいか?」
「ビックリした・・・こんな時間に。いいわよ、今この部屋には私だけよ」
「すまん。緊急だったから」
「え?何?どうしたの?」
「今日、メール送った?」
「メール・・・送ったよ。今日・・・見てない?」
「そうか・・・。見てない。朝忙しかったし車じゃなかったからノートも持ってきていない。メール確認しなかったんだ」
「そう・・・。それで・・・どうしたの?」
「妻に・・・ナナのメールを読まれたらしい。さっき電話が入ったんだ。事務所で偶然開いてしまったらしい」
「ええ!!あの・・・あのメールを!!?」
「うん。かなり動揺していたが・・・。どんなこと書いた?」
「今日逢うことを楽しみにしてることとか・・・」
「うん。他には?」
「・・・ベットでつづきを・・・とか・・・。どうしようシロ・・・。どうしよう・・・」
「ん。わかった。さっき何とか取り繕っておいたが、もう一度電話することになってる。心配するな。いいか」
「どうするの?なんていうの?」
「とにかく・・・。これは芝居を打たなきゃならん」
「どうしたらいい?シロの言う通りにする!」
「ナナの友達がいたずらで書いたことにしよう。ナナと酒を飲んで酔った勢いでいたずらに送ったメールということに。いいな」
「わかりました・・・。そうします。明日は?どうなるの?逢えないの?」
「逢うよ。大丈夫だ。逢えるよ。明日電話する。急ぐから・・・切るよ」
「うん。わかった。明日ね。。。明日ね。。。」
そして、朝の5時・・・。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
察していたナナはバックの中で振動する携帯モードをそっと取り出して、まだ眠っている夫に気付かれないよう階下へ下りトイレに入り込んだ。
「もしもし、○○ですが・・・」
「あ・・はい・・。」
「わかりますね?」
「はい・・・。」
「メールを送ったでしょ。どうして約束破ったのですか?もう連絡はしないと約束しましたよね?」
「あれは・・・。大変な誤解をされてしまったようです・・・」
「誤解?何を言ってらっしゃるの。主人怒ってましたよ、あんな馬鹿げたメールを書いてよこすなんて呆れたと」
「はい・・・。友達とお酒を飲んで・・・酔った勢いで友達がふざけていたずらメールを出そうと思い立ち、以前から話していた○○さんを選んで勝手に送ってしまったんです。送ってしまった後、申し訳なさと後悔でいっぱいでした。なんと言ってお詫びしていいやら・・・」
「呆れて物が言えないわ」
「はい。奥様のお腹立ちしっかり受け止めます・・・。○○さんも時には酔った勢いでふざけられることも・・・」
「申し訳ないけど、主人は飲めませんの。一口飲めば顔に出るんです。私の方が強いですから・・・それでもこんなふざけたことは考えませんわ」
「そうでしたか・・・。○○さんは飲めないのですね・・・。」
「ナナさん・・。これを機会に会おうなんて思ってるんでは?」
「とんでもない。そんな気は全くありません。心配されませんように・・・それより・・・先日からの気苦労で奥様の体調は・・・大丈夫でしょうか?」
「あれからずっと眠れない日が続き、医者で安定剤を貰って飲んでいます。」
「それは・・・ご心配ですね・・。お大事にしてください」
「こうなった私に主人は気を使ってくれてとても優しく接してくれます。もう、これ以上人騒がせなことしないで下さい」
「わかっております。私が悪いんです。どうか奥様お体を大切に・・・。そして○○さんにも大変申し訳なかったとお伝えください・・・」
「わかりました。今出張中なので戻りましたら伝えておきます。私からはもう二度と電話することはないでしょうが・・・。お友達にも伝えて置いてくださいね」
「はい。奥様とお話したことも怒られたことも反省を含めて全て伝えておきます。メールを送った後、彼女も大変心配していたので・・・このあとすぐ電話しておきます」
「そうしておいてください」
「ほんとにご迷惑ばかりおかけして・・・。申し訳ありませんでした・・・」
「いいえ。ではこれで失礼いたします」
「はい。ありがとうございました。失礼いたします・・・・・」
話しながらジットリ汗をかいていた。 脇の下からアドレナリンが流れ落ちるほど・・・。
思い出したようにショーツを下げて尿水を流し出す。優しく暖かくウォシュレットが前後する。
ベットに戻って目を閉じる・・・。今しがたの会話が蘇る。目覚ましが鳴るまで30分。じっとしていた・・・。
9時。。。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「今、大丈夫か・・・」
「ええ、やっぱり電話がありました」
「そうか・・・」
「シロに言われたとおり、話を合わせて納得してもらいました」
「責められたか・・」
「うん・・・ちょっぴりね・・・」
「すまん」
「いいのよ。奥様の立場に立ったら同じことを言ったと思うわ。私は大丈夫。それより・・・いいの?時間通りでいいの?」
「いいよ。約束どおり10時。○○駅まで行くから来てくれる?」
「はい。早目に行きます。。」
ナナの家から15分も走ったところにある地下鉄付近。学生や主婦の往来が多い中、駐車禁止のポールが立つ車道に迎えの車が並ぶ。その中の1台となり携帯を握り締めて上がってくる階段付近の人の波から愛しい姿を追い求める。
5分後、二人の視線が繋がった。。。
「コーヒー飲もう」
「ええ」
ホテルへ直行かと思っていたナナだが、夕べからの騒動で一息入れて落ち着かせたい気持ちが伝わり、喉の渇きはナナ自身も感じていた。
お昼前のお茶時間。なんと主婦の多いこと。幼稚園へ送っていったらしい主婦のグループ。二人の姿を見渡したあと声を潜めてなにやら語っている。 見覚えのないことと、幼稚園の親の年とは離れていることで、その目を気にすることなく、奥から二つ目のソファーに腰を下ろした。
二人で深いため息。。。
「ナナには頭が上がらない」
「どうして?」
「何度も嫌な目に合わせて、何度も助けてもらっている・・・」
「シロのためよ。シロのためであり二人のためなんだもん、なんだってやるわ」
「ありがとう。ナナは最高だ。。。」
「シロだから何があってもついていくのよ。。。」
「うん。嬉しいよ。ナナに逢えて安心した」
「私もよ。どんなに危機が訪れようとビクともしないわ。怖いものなんかない」
「ナナは強いな〜。何でそれだけ強くなれるんだろう」
「愛よ。愛しているから。。。」
「そうだな。僕も負けないくらい愛してるよ。。。」
「ここで大きな声で叫びたいくらいよ(笑)」
「あははは、そりゃ大事になる」
「やっぱり秘密よね・・・」
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「もしもし・・ああそうだ。 その書類はそのままでいいよ。 うん、送っておいてくれ・・・。わかった。又何かあったら電話くれ。 ああ、じゃ・・。」
「奥さんからチェックが入ったのね」
「ああ、そのようだ(笑)」
「まさか、こうして逢ってるなんて思ってもいないでしょうね」
「うん。大丈夫だ。 さて。。。行こうか」
何があっても離れないと誓い合った二人。壁や山が大きいほど離れまいとする力が増すエネルギー。いつもより一層燃え上がる二人。不安を打ち消すように、不安定を安定に戻すように、忘れたい出来事を払いのけるように・・・むさぼりあう禁断の恋・・・。
いつもより明るめの部屋で、熱くなる身体を寄せ合い確かめ合い、あふれる想いを見詰め合う瞳で語り合う。
言葉を持たない震える花弁。たっぷり蜜を充満させて待ちわびる甘い誘惑。花の香りに導かれてうつろな花弁を押し開くように滑り込んでくる肉棒。その瞬間全ての不安と雑念は遠のき、上下する腰の動きに反応して蜜は零れ赤く火照ってしがみつく。。。
秘奥の壁の神秘なざらつき・・・。クリの裏側のGスポットが痙攣を誘う。力強く膨れ上がった肉棒が壁を擦りながら唸りを上げる。
互いの名を呼ぶ言葉以外は意味を成さない。 突き上げられた子宮の入り口。身体の芯を貫いて頭の先へ快感が舞い上がりエネルギーが噴き出される思いがする。そのまま続けば失神するのか・・・。意識がなくなったらどうなるのか、どうするのか。それ以上は駄目だという思いと無茶苦茶にして欲しいという思いが交差しながら汗が噴出す。
あまりの気持ちよさに身震いし涙しながら腰がうねる。嗚咽が漏れる。喉が渇く。息が切れる。。。動物の本能むき出しでしがみつく両手に力が入る。 そして・・・全てを放出して時が過ぎる・・。
ぐったりと横たわる二つの裸体。 備え付けのバスタオルで互いの汗をぬぐいあい、余韻に浸りながら見詰め合う。そっとベットを離れて冷蔵庫から持ち出したポカリ○エット。シロが一口飲んだ後受け取ろうとしたら自分の口へ含んだあとナナの口へ流し入れた。
初めての行為に驚きながらもゴクゴクと音を立てながら飲み干した冷たいポカリ。一体感を感じて心も身体も満足に浸る。。。
「夕べ手紙を書いたんだ」
「手紙?」
「いろんなことがありすぎて・・・。今の気持ちを伝えておきたかった」
「今の気持ち・・・」
「愛するナナへの素直な今の気持ちさ」
「早く読みたい。。」
「うん。いいよ。読んでみて。。」
ナナ様 ○○○○.○.○○ ナナにめぐり逢えて本当に良かった。 もし、あの日ナナがメールをくれなかったら、今頃は多分 ネットもやめて、女性はセックスの対象としか考えず、つまらない人生を 過ごすことになったに違いないと思う。 そして、こんなにナナを想い、一途に人を愛せる自分にも出会えなかっし、 おそらく普通の、少しだけ仕事に欲を持つ平凡な男で 満足していただろうと思う。 前回の時も、妻から「ナナさんのこと、本当に心から愛しているのがわかる」 と言われて否定しようとしなかった。 妻に対してウソはつけなかった。 ふりかえってみて、自分に正直でいて、それも良かったと思う。 妻にとがめられても、自分を変えることが出来ない。これを失ったら 自分でなくなってしまう。 そこまで自分に向き合い、妻とも向き合った。 中途半端でなかったから、彼女もある割り切り方が出来たのかなとも思う。 このことがあって、ナナとのことは、自分の別の人生と考えていたけれど、 自分の人生の大きな一本の道になってしまった。 自分の現実の人生なんだと。 ナナには今まで通り、もう一つ別の人生と考えて、家庭は大切に 守って行ってほしい。 家庭本来の幸せを、もう一つ別の幸せを得られれば こんなに良いことはないんだから。 シロも精一杯協力して行くよ。 今こうしてナナに手紙を書いている充実感。 ナナにも味合わせてあげたいな。 明日は離れることになるけれど、又、次に逢える時に向かって時間は 進んでいく。 そう思うことにしている。 今のシロは、ナナのいる場所が基準になっている。 明日ここからスタートして、又、ここへ戻って来る。 ナナと過ごして そこから時間が始まる。 こう思える事は幸せなことです。 いつまでも、どこまでも、ナナはシロの戻る場所でいて下さい。 どうか 重荷に思わないで・・・・・。 自分を素敵と思わせてくれるナナには、いくら感謝してもしきれないけど、 シロは、どこまでもナナを守っていくつもり。 これらもずっと 一緒にいて下さい。 シロより。 |
出会いから半年、燃え上がる炎は心身ともに熱く包んでいた。
この半年、生きている事の素晴らしさ、愛することの切なさ、信じることの尊さ・・・全てが夢心地で、こんな幸せな不倫が存在することが誇らしく、幸せの絶頂に立っていた。
毎日のようにある電話やメール、休日とて2日と間が空かないほど隙を見て連絡しあう二人の想い。
今日もナナは待っていた。朝メールを入れたのだから、いつもなら遅くともお昼には返信が来る。
しかし・・・1時・・・3時・・・返信がない。
携帯にコールする。
「わるい。今忙しいからあとからかけなおすよ」
仕事なら邪魔してはならないと素直に理解して時を待つ。
1時間 2時間 かからない。
あとからとは・・・どのくらいの時間? 10分でもあとから。半日でもあとから。 じっと待つだけの1時間は1日とも感じる。
やっとかかった時は日も暮れた6時過ぎ。
「わるいな〜。今日は走り回っててメールどころじゃなかった。怒ってるか?」
「ううん。そんなことないよ。お仕事の方が大事だからね。こうして電話してくれたこと嬉しいよ」
「そうか。そう言ってくれるとありがたい」
「子供じゃないもん」
「あははは、そうか うんうん。じゃ、又明日までいい子でいなさい」
「はーい。。。」
逢えないときの淋しさは、逢っているときの楽しい思い出と次に逢える楽しみと共に毎日が過ぎる。
その間電話やメールはいつも繋がっているいう証のようなもの。誰にも言えない誰にも相談できない二人の秘密。だからこそ、二人で話し合い二人で考え合って問題を解決していく。二人の間に秘密を持ってはいけないと誓い合った。
不安定な関係だからこそ、密なコンタクトを取り合って、二人の間に不安を作ってはならない・・・と。
シロが言った言葉・・・。
しかし・・・。
あんなに毎日あった電話・・・二日ない・・・三日ない・・・もう・・・胸がはちきれそうに苦しい。
事故? 病気? 連絡できないような状態?
やっとの電話・・・。
「やぁ!この通り元気だよ。ナナも変わりはないんだろう? 十分気持ちも通じ合っているんだから、不安なんてないはずだろう。 お互いの生活をしっかり守って、その上に二人の関係があるのだから。いいな、ナナの周りにも気を使うんだぞ」
え?どういうこと? 互いの生活の心配は自分が責任を持ってやっていけばいいこと。元々わかっている事。何を今更持ち出して念を押すのか・・・。
「最近仕事が増えて社員の同行が多くなり、なかなか連絡もし辛い。心配するな、今まで通り何も変わっていないのだから。いいな。出張が決まったら連絡するから」
言ってることはわかる。 充分理解できてるつもり。 でも・・・でも・・・どうして?
目に見えない何かが動き出している・・・。
季節の流れは人の心も流すのか・・。変わらぬ愛とはどんな形をしているのか・・。見えない証が不安を募らせ、届かない想いが涙を誘う・・・。
なぜ連絡がないのか・・・、電話一本 メール1行でもいい、繋がっている証が欲しい・・・。
某掲示板・・・
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
初めまして。。 nana
(女性/jp) 200*年*月10日
21時10分
ダイヤモンドほど輝いていません。。
原石からどんな光をもたらすのか・・
あなたに磨いて欲しい・・
少しずつ私の鎧をはがすように。
お邪魔しても宜しいですか。。。
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レスが 遅くなりました・・・・。abcd
(4*歳/男性) 200*年*月12日
8時23分
まだ 輝いていない あなたを 磨く。
すべてを包み込むように 愛しむように ・・・・。
心のベールが 少しずつ 僕の想いで 溶けていく。
恥ずかしがらないで・・・・・。
心を開いて・・・・徐々に、徐々に。
輝いていく あなたに・・・・・夢中になって・・・・いいですか?
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暗い影。 nana
(女性/jp) 200*年*月12日
14時46分
今、とてもブルーなのです。
輝きたいのに それを阻むかのように何かが覆い被さってくる・・。
輝こうとして顔を上げると目に見えないベールが光りをさえぎるのです。
そんな時、あなたを見付けた。。
こんな気持をあなたの力で夢中にさせていただけますか?
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小さな光でも 力になれたら・・・・・abcd
(4*歳/男性/) 200*年*月12日
23時19分
僕に出来る事ならば あなたが少しでも輝けるのならば・・・
あなたが輝きたいと思うのならば 必ず輝けると信じてます。
ほら 今あなたの前に僕がいます。
まだ 見えないかもしれません。
でも 勇気を出して 僕の腕の中に・・・・・見えない腕の中に・・・
きっと そこには あなたが望む光が見えるはず。
あなたが僕に夢中になること・・・それは 僕があなたに夢中になること。
お互いの想いが 結果を生むのです。
さあ 少し勇気を出して・・・・
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小さな光り。。nana
(女性/jp) 200*年*月13日
0時26分
こんな悲しみを味わったのは生まれて初めてかもしれない。。
端から見れば些細な事かもしれないけど
私にとっては何物にも変えられない苦しみ・・
今の私から光を取り戻すには
かなりの力量と幾重にも重なった扉を開く鍵が必要ですよ。。
あなたの見えない腕の中に魔法を解く鍵を用意していただけますか
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
そんなに大きな悲しみが abcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
9時19分
あなたを 暗闇に閉じ込めているのですね。
僕には 強い力も 大きな力もありません。
あるのは 想い。あなたに光を取り戻してもらいたい・・・その想いだけ。
あなたが光を 望むのならば 僕の想いは 更に強く 大きく膨らみ
きっと形となるでしょう。
そして あなたを包み込み 幾重にも張られた 心のバリケードを 一つずつ 一枚ずつ はずす事も可能でしょう。
鍵は・・・あなたの心の扉の鍵は これから作らなければ ならないのかもしれません。
それは あなたと 僕の 二人作業。
想いと 想いの 心の作業。
僕が リードして いいのでしょうか?
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是非。。 nana
(女性/jp) 200*年*月13日
9時47分
リードしてください。。
今の私は 自分の力で前に進めない。
小窓さえ開くことが出来ない。
木々の木漏れ日さえまぶしすぎて・・・。
朝からなにも口にしていません。
ここに書きこむ事さえ・・・・・辛い。。。
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どうすれば・・・・ abcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
9時56分
ここへの書き込みさえ 辛いと・・・・。
あなたの心に 光を 音を・・・ぬくもりを。
僕の想いは まだ 届かない。
あなたの中に 僕の想いが染みるまで
どこかで ゆっくりお話できれば いいのですが・・・。
メールを頂けたら・・・と 思います。
(プロフに公開しています・・・)
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さぁ 勇気を出して abcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
11時21分
一歩踏み出して下さい。
きっと あなたを包み込み 心の扉を開く想いを
感じる事ができるでしょう。
ほら・・・勇気を出して・・・・。
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うん。。nana
(女性/jp) 200*年*月13日
11時49分
その心配りが嬉しいよ。。
勇気・・・そんな勇ましい気持さえ今は無に等しい・・・。
言葉を交わして、気を紛らわせているだけで・・・・・幸せです。。
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そう・・・今は そのほうが・・・ abcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
11時54分
いいのかも しれません。
それでは 心の旅などいかがでしょう?
日本のあちこち・・・・ご一緒に 出かけてみませんか?
夏から 秋に向けて けっこう 楽しい旅に 夢中になれますよ。
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心の旅か・・・ nana
(女性/jp) 200*年*月13日
13時31分
お昼、お素麺作ったけどほとんど食べられなかった・・・。
大丈夫だよ、お腹空いたらちゃんと食べるからね。。
今行きたい所。。。誰もいない海。。。
寄せては返す波の音、あなたと聞いてみたい。
なにも言葉はいらないから、泣かせてくれる腕に抱かれたい。
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誰もいない海へ abcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
13時57分
この駅から 普通電車で行こう。
2両編成・・・・単線・・・・約1時間の旅だ。
ほら 足元気をつけて・・・・電車の中は僕達二人だけ。
一番前に座ろうか・・・・。
海が見えるまで 黙っていよう。
僕のなかで 眠ればいいよ。
海が見えたら 起こしてあげるから・・・・。
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あったかいね。。 nana
(女性/jp) 200*年*月13日
15時50分
あなたの手。
大きいね、あなたの心。
胸がいっぱいで、言葉が出ない。。。
頬をつたう涙、カタルシス。。。
もたれかかったあなたの肩から優しい温もりが伝わってくる。。
そっと握ってくれた手の平が少し汗ばんで安らぎの眠りにつく。。
海まで1時間・・・このままで。。。
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幸せを感じる時。abcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
16時34分
安らかなる時・・・・僕は 幸せだと思う。
今 触れ合うあなたと 僕の手。
あなたの不安が 少しずつ 僕の中に流れ込み
僕の想いが ゆっくりとあなたの中へ流れ込む。
かすかな寝息に あなたの心の安らぎを感じ また 幸せになる。
すぅ〜っと一筋 あなたの涙 僕の手に・・・。
眠ってまでも 涙を・・・深い心の傷。
きっと 海が癒してくれるだろう。
僕の中で おやすみ。
少しずつ心を開いて・・・・
海まで まだ 時間はあるから・・・・・。
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・・・・・・・・・。 nana
(女性/jp) 200*年*月13日
16時53分
abcdさん・・・・・・・・・・。
涙が止まらない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ありがとう。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
僕の中で 泣けばいいよ abcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
17時10分
暖かい涙は あなたの想い。
涙が あなたの苦しみを 少しずつ運び出してくれるよ。
海が見えた。
だけど まだ あなたは見ないほうがいい。
今の あなたの瞳には 眩しく感じてしまうでしょう・・・から。
終点までは まだ 時間があるから
泣きたいだけ泣いて、休みたいだけ休んで
自分の足で立てたら 海を見に行こう。
それまでは 僕の中で・・・・。
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うん。。。うん。。。 nana
(女性/jp) 200*年*月13日
17時22分
あなたの言う通りにする・・・
まだ海は見たくない・・・
こうしてもたれているだけで・・・こうしてささやいてくれるだけでも癒される。。。
何度でも言いたい。。。ありがとう。。。
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心の中の氷を溶かしてabcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
17時55分
流れ出るもの・・・・涙。
流れの道が できたならば 後は 海と 夏の光が 溶かしてくれるでしょう。
今は 僕が包んであげよう。
僕のベールが 強すぎる光から あなたを守る。
あなたの瞳から 溢れるものが なくなるまで・・・・・。
怖がらないで・・・・
僕は いつも あなたのとなりにいます。
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夜の海。 nana
(女性/jp) 200*年*月13日
21時36分
もう顔を上げてもいいですね。。
すっかり甘えてしまった私。
笑顔が消えた涙顔 あなたに見られるのが恥かしくって
こんなに暗くなるまでうつむいたまま・・・
砂浜はまだ温かいですね・・・
少しだけ涼しくなった風が 肩にかかる髪をなびかせています。。
波の音。。。
風の音。。。
あなたの心。。。
静かに感じています。。。
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夜風が 奏でる 涼やかな曲は abcd
(4*歳/男性) 200*年*月13日
22時3分
今のあなたの心のように 穏やかな調べです。
むこうの岩場まで 歩こうか・・・・・。
砂浜は 歩きにくいね。気を付けて。
岩場に座る二人の上を 波の音を連れて 風が渡って行きます。
僕の想いは 繋いだ手から 感じて下さい。
僕の想いは 高鳴る胸で 感じて下さい。
僕の想いは 羽毛のように触れる唇から 感じて下さい。
ほら もう顔をあげて 僕を見て・・・・・。
もう 涙はないですね。
・・・・・・・・・・・・・・素敵な夜をありがとう。
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夜明け前 abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
9時27分
きつく抱いた腕のなかで あなたは 暗闇を恐れ 震え 言葉を失う。
それは 暗闇が最後の抵抗をする時間。
大丈夫だよ・・・・もうすぐ 光が 闇を切り裂くように
あなたの不安を 安らぎに換えてくれるから。
だから もっときつく抱きしめてもいいかい?
空が紫色に染まる。
風が止まる。
心も 想いも 今は 止まって・・・・凪・・・・・・。
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朝日のなかで abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
10時18分
朝の潮風と踊るあなたの胸。
もう 大丈夫だね?
さぁ 駅まで もどろう。
これから また 次の旅が 待ってるから・・・・・。
磯から吹く風が 気持ちいい・・・♪
また 来ようね。
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笑顔が。。 nana
(女性/jp) 200*年*月14日
11時40分
あなたのおかげで。。。
ずっと守ってくれたあなたの想い。
昨日の涙を忘れた訳ではないけれど・・・
あなたを見上げて笑顔で返す事が出来る。。。
駅までもどる同じ道・・・
しっかり両目を開けて周りの景色を見る事が出来る・・・
昨日では考えられなかった事。。
あ・・・・・トンボ。。。
来てよかった・・・ここへ。。
会えてよかった・・・あなたと。。。
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あなたの笑顔が眩しくて・・・ abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
12時24分
あなたには 笑顔が似合う。
あなたには 輝く光が似合う。
あなたとの この短い旅も 今は 光が溢れてる。
あなたの光・・・暖かいね。
僕の心まで 温かい。
す〜っと想いが広がって 溢れそうになる。
いつの間にか 夢中になってる 僕がいる・・・・・・。
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ほんとの私。 nana
(女性/jp) 200*年*月14日
13時1分
そう・・・ほんとの私はいつも笑ってる。。
怒りも 憎しみも 迷いも 私には関係ないものだった・・。
笑顔と 輝きと 光りと 希望と そして夢に向かって前進するだけの私だった。。
今・・・立ち止まっている・・・
空を仰いでる・・・
溜息にも似た苦しい吐息が胸を締め付けている・・・
ほんとの私・・・
あなたが心の扉を1枚づつ開いてくれる。。
私の光り・・・ゆっくり ゆっくり磨いて下さい。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
立ち止まる あなたを abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
13時20分
背後から 抱きすくめる。
驚くあなた・・・・・。
腕で 胸で 身体で そして 溢れる想いで・・・
あなたを包み込み 心を 一つにする。
ほんとのあなたを 感じたいから。
ほんとのあなたを 見たいから。
まやかしではなく 真実の姿・・・僕への想い・・・
あなたが 光を取り戻すまで
僕は あなたと 共にいます。
・・・・あぁ・・・
でも 少し・・・少しだけ・・・
眠っていいですか?
・・・・少しの・・・間・・・だ・け・・・。
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おやすみ。。。 nana
(女性/jp) 200*年*月14日
13時32分
一晩中眠らず見守ってくださったあなた・・・
ごめんなさい・・・私の為に・・・。
大切な私の救世主。。。
ゆっくり眠って。。。私は何処へも行かない。。
あなたの寝顔を見つめながら 大空の雲を追いかけているから。。。
おやすみなさい。。。私の救世主。。。。。
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夢・・・・・ abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
15時34分
暖かな光が 僕を包み込む。
優しさ ぬくもり 恋 想い 愛・・・・
すべてを備えた 光。
僕は まるで子宮の中の胎児のように 安心してしまう。
包み込む光は 徐々に強くなり 形となって・・・・
ん?ごめんなさい。
あなたの膝で 寝ていたのですね。
ありがとう。
今 天使の夢を見ました。
僕を 夢中にさせる 天使の夢です。
まるで あなたの背中に翼が あるような・・・・・・。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
飛べない天使。 nana
(女性/jp) 200*年*月14日
16時42分
雲がね。。あの大空の雲がね いろんな形して流れていくの。。。
眠るあなたの瞼が少し動く度に 夢を見てるんだな―って思ってた。。
天使の翼の雲・・・見つからなかった・・・
それは私の背中に降りてきていたから?
天使の翼・・・
まだ飛び方を知らない・・・
広げようとしたら 傷ついた羽根が1枚 落ちてきた・・・
そっとプロフにしまっておきます。。。
今はまだ・・・ここに居たい。。。
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まだ 飛ばないで・・・・abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
17時7分
ここに 居て欲しい。
あなたの心に光が溢れ 輝く笑顔が戻ったら
僕の使命は 終ります。
天使は 光の中へ 帰るのです。
きっと あなたが信じるように 望むように 進むでしょう。
だけど もう少し、もう少しだけ 僕のとなりに居て欲しい。
僕の想いが 少しでも あなたに伝わるまで・・・・
溢れる想いを 少しでも あなたに伝えることが できるまで・・・・
手を握っていいですか?
抱きしめてもいいですか?
そして・・・・
時間を止めても いいですか?
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
nanaさん abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
17時14分
あなたの センスが 輝いて 僕を夢中にさせる・・・・。
あの翼の羽・・・・・素敵な プロフ・・・・。
・・・・・まいっちゃいました(+_+)
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ここに居ます。。 nana
(女性/jp) 200*年*月14日
17時58分
あなたが素敵だから・・・
私も輝けるのです。
あなたの為に・・・羽を探してきました。
私の為に 尽くして下さるから。。。
感謝で胸がいっぱいです。。。ありがとうございます。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
あなたの輝きは abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
18時14分
あなたの 内から生ずる光。
誰に与えられたものでもない あなたが持っている輝きです。
僕は そっと表面を磨いただけ。
天使の羽で もう少し・・・・磨きましょう。
ほら・・・・
こんなに美しい。
ダイヤモンドが 霞みます・・・・。
天使の輝きは 日の光より 美しいのです。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
夕焼け。。 nana
(女性/jp) 200*年*月14日
20時16分
時間が止まった夕暮れ時の西の空・・・赤紫の雲の勇姿。。
頬を染める紅い光り。。
温かい風があなたを感じさせた。。
優しく抱かれているような錯覚。。
夢と現実が交差した あの瞬間。。
ネットの不思議。。。見えないあなた。。。伝わる心。。。
聞こえない声。。。聞こえる鼓動。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
僕の想いが風になり abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
21時50分
あなたの元に 届いたのですね・・・・。
暖かい風は 僕の風。
輝くあなたと出会い 僕は 風になる。
光に満ちた あなたの 心の琴線を 震わせるために。
僕の想いを 伝えるために・・・・。
いい出逢い・・・と いえますよね・・・・。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
風と月。。 nana
(女性/jp) 200*年*月14日
22時21分
あのね、さっきね
もう一度風を感じたくて外に出たの。。
そしたら・・・まん丸お月様。。。眩しいぐらいのお月様。。。
そっと手を差出したら また 暖かい風。。。
その手を月に向って高く上げ 掴んだ風を捧げました。。。ありがとうって。。。
あなたが月に見えた。。。暗い星を照らす事が出来る月に。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
月は 太陽に照らされて 輝く・・・・ abcd
(4*歳/男性) 200*年*月14日
23時25分
月の光は 与えられた光。
あなたの輝きで 暗闇に光る・・・・。
あなたの輝きは 心の輝き。
心は 僕の風で 想いで輝く。
ね?
二人いないと 輝けない・・・・お互いね♪
あ!そうそう 今から 探し物です・・・・(=^^=)
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探し物・・ nana
(女性/jp) 200*年*月15日
9時50分
見つかりましたか?
それは・・・心の扉を開く鍵ですか?
二人いないと輝けない・・・その通りですね。。
今日の太陽も熱い眼差しを贈っています。。
庭のピンクの花が
風に揺られて ひとひら ふたひら。。。
あなたの風ですか?。。。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
僕の風が 届きますか? abcd
(4*歳/男性) 200*年*月15日
10時20分
夕べ風に乗せた 届け物
あなたに 届いたでしょうか?
あなたの心の扉を 1枚開く鍵となったでしょうか?
心配です。
今 風は あなたの想いを 知りたくて
木々の葉を鳴らし花びらを躍らせ
微かな潮の香りを連れて あなたの髪を揺らします。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
届いています。。 nana
(女性/jp) 200*年*月15日
12時38分
なんの心配もいりません。。
ちゃんと心の鍵は届いています。。
虫の音も。。花びらの舞いも。。風の香りも。。。
全て届いていますよ。
ありがとう。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
信じます。。
投稿者:nana (女性/jp) 200*年*月15日 午後 5時59分
メッセージ: 87 / 106
あなたの想い。。。一人ではない事。。。信じます。
信じるものこそ 救われる。。。(微笑)
苦しさは同じですが
その隣りに安らぎもあります。。
3日で体重1.5kg減っちゃった・・・。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
安らぎは 想いの中に・・・
投稿者:abcd (4*歳/男性) 200*年*月15日 午後10時49分
メッセージ: 88 / 106
信じる事。
安らぎを得る 唯一の道。
日ごとに 安らぎを感じる事ができるでしょう。
僕を信じてくれるのならば・・・。
あなたの心を 光で 希望で 満たしたい・・・。
魂を賭けて・・・・。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
希望の光。
投稿者: nana(女性/jp) 200*年*月16日 午前 9時37分
メッセージ: 89 / 106
朝を告げる眩しさが うつろな夢の中で目覚めるべきか夢を見つづけるか 迷っている自分がいた・・。
今日が始まった・・・時間は過ぎる・・・苦しみは変わらない・・・。
希望の光を取り戻す為に・・・
又あなたに甘えてしまう私・・・
魂を賭けて?
私の魂は・・・雲の上。。。
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もうすこし 夢の中で・・・・
投稿者: abcd(4*歳/男性) 200*年*月16日 午前10時47分
メッセージ: 90 / 106
朝日に照らされ 輝くあなたは
オーロラのように 僕を夢中させる。
苦しみは 僕が・・・・
手を出して・・・そう 僕の手で 包む。
二人で耐えよう 独りじゃない。
苦しい日々は続くけど 時間が少しずつ確実に
その苦しさを 削ってくれる。
あなたを 輝かせてくれる。
それまで 僕の中で おやすみ・・・。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
あなたの中で。。
投稿者: nana(女性/jp) 200*年*月16日 午後 3時33分
メッセージ: 91 / 109
私は眠る。。
柔らかな微笑と ほのかな愛情と 慈しむ暖かさ。。。
安心・・・そんな言葉が安らぎを覚える。。
私の苦しみを私の為に二人で耐えるなんて・・・
あなたって人は・・・
あなたの為にも・・・光りを戻さなきゃ。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
少しずつ 少しずつ
投稿者: abcd(4*歳/男性) 200*年*月16日 午後 3時51分
メッセージ: 92 / 109
苦しみのベールが 剥がれ あなたの 光りが漏れる。
あなたは 光りを失ったのではありません。
放つことが できなかっただけ。
輝くことが できなかっただけ。
耐える勇気を 盾とし
その先にある希望を 剣として
苦しさと戦う決意が できた時
あなたは これまで以上に
強く 明るく 美しく 輝くでしょう。
そのお手伝いが出来る事に 感謝します。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
感謝は。。
投稿者: nana(女性/jp) 200*年*月16日 午後 5時06分
メッセージ: 93 / 109
私のほうですよ。。
13日、ここで初めて言葉を交わした時、顔がグショグショになってカキコしてた・・・。
キーボードに涙が落ちないように少し離れて・・・スカートにもクッキリと雫を残しながら・・・。
ティッシュが何枚あっても足らなくなって、途中でフェースタオルに持ち替えて・・・
声が洩れないように口を塞いで・・・・・。
4日経ちました・・・あなたと4日過ごしました・・・。
一人になると涙が出ます。
お風呂のシャワーで家族の目をごまかしながら泣く事もあります。。
時間は・・・・・長過ぎる・・・。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
嬉しい事。
投稿者: abcd(4*歳/男性) 200*年*月16日 午後 6時24分
メッセージ: 94 / 109
僕を選んでくれた事。
僕とお話してくれた事。
そして あなたが「ありがとう」って入ってくれた事。
辛い時。
あなたが辛い涙を流す時。
独り 苦しみに耐える時。
そして 何も出来ず 自分の非力を感じる時。
夢中ですごした この4日間。
この空間でだけでも 夢中になることができましたか?
時間の長さは 心の長さ。
時間を速く進めましょう。
夢中になって・・・・夢中になって・・・・。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
嬉しい事。。
投稿者:nana (女性/jp) 200*年*月16日 午後 7時43分
メッセージ: 95 / 109
ここにあなたが居てくれた事。
真剣に向かい合ってくれた事。
そして あなたが「二人で耐えよう」と言ってくれた事。
辛い時。
あなたにどうやって感謝したらいいのか・・。
それでもなお苦しみが続いている事。
そして この後どうしたらいいのか分からない自分。
夢中で過ごしたこの4日間。
あなたにすがって生きてきた気分です。
食事も満足に取れない状態で、あなただけが心の拠り所だった。。
誰にも真実が語れない・・
誰も真実を知らない・・
それを 深く掘り下げもせず、黙って聞いてくださっている abcdさん。。。
夢中にさせて下さい・・・
時間を止めてはイヤ・・・
立ち止まりたくない。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
あなたが 望むことならば・・・・
投稿者: abcd(4*歳/男性) 200*年*月16日 午後 8時03分
メッセージ: 96 / 109
あなたが 立ち止まりたくないと 想うのならば
僕は 傍らで あなたを支え 進もう。
時間を止めたくないのならば
あなたの時間が 止まらぬ様 風を送り 包み
時計の針を 進めよう。
あなたが 夢中になりたいと 想うのならば
僕は 想いの全てを あなたに送り
あなたの心を 充たすだろう。
僕は 魂を 賭ける・・・・。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
ううぅ。。
投稿者:nana (女性/jp) 200*年*月16日 午後 8時36分
メッセージ: 97 / 109
泣かせる事書いちゃいや・・・(ほんとは嬉しい)
今家族が居る。
涙をこらえるのに必死です。。
ありがとう。。。
そして、ごめんなさい。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
ありがとう。
投稿者: abcd(4*歳/男性) 200*年*月16日 午後10時03分
メッセージ: 98 / 109
その一言で 充たされます。
ありがとう。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
虫の声。
投稿者: nana(女性/jp) 200*年*月17日 午前 8時50分
メッセージ: 99 / 109
夕べね お布団入ってシ〜ンとしてる時・・
外から虫のこえが聞こえてくるの。。
戸を閉め切っているんだけど それでもその涼やかな鳴き声が心地よく聞こえてくるの。。
あなたを思い出し・・・淋しさも覚えて・・・
枕を濡らしてしまった。。。
===**===**===**===**===**===**===**===**===**===
頬をつたう涙は 誰のため・・・・?
投稿者:abcd (4*歳/男性) 200*年*月17日 午前 9時19分
メッセージ: 100 / 109
あなたが淋しい想いをするのは なぜ。
あなたが苦しい思いをするのは 何故。
独り耐えるあなたが
強風に耐える バラの花に思えて 堪らなくリます。
その涙を そっと拭いてあげることができれば・・・・
僕の囁きで 眠りにつかせる事ができるのならば・・・
僕の苦しさも 無くなるだろうに・・・・。
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誰のため・・・か。。
投稿者:nana (女性/jp) 200*年*月17日 午前11時07分
メッセージ: 101 / 109
泣きたくて泣いたんじゃない・・。
流したくて流したんじゃない・・。
溢れる涙は心の叫び
暗闇が 静けさが 感情が ・・・
淋しくて 悔しくて 切なくて・・・
そして 暖かさと 優しさと 思いやり・・・
ごめんね・・・
あなたにすがりながら あの悲しみをいつまでも背負ってる・・・。
全てを捨てて あなたに飛び込めたら どんなに楽か・・・
出来ないの まだ出来ないの・・・
まだ・・・微かな灯火が見え隠れしているから。。。
あなたまで苦しめる私は・・・罪作り。。。
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navigator
投稿者:abcd (4*歳/男性) 200*年*月17日 午後12時21分
メッセージ: 102 / 109
微かな灯火への想いを
僕は 灯台となって あなたを導こう。
暗闇の中にあるだろう 希望に
僕は 満天の星となり あなたを導こう。
それが あなたから 苦しみをなくす 最良の選択なのだから。
僕の想いは 時間と共に 心に鎖そう。
僕の苦しみは あなたの苦しみ。
あなたを 苦しめることになるから・・・。
鍵は あなたに送ります。風に載せて。
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羅針盤。
投稿者: nana(女性/jp) 200*年*月17日 午後 4時45分
メッセージ: 103 / 109
道は続いてるよ あなたのおかげで。。
出口も見えてきたよ 風が抜けていくから。。
どんよりした苦しみが 輝きを思い出してきたよ。。
鍵は確実に届いてるよ。。。
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さあ もう独りで 歩けますね・・・・。
投稿者: abcd(4*歳/男性) 200*年*月17日 午後 7時15分
メッセージ: 104 / 109
柔らかい光りが あなたを包む。
幸せの光。
あなたの想いが 希望となり実ったか?
微かだった灯火に 命の息吹を感じたか?
道は 明らかとなり もうあなたは迷わない。
輝きが 闇を切り裂き、未来を照らす。
僕の心も 想いも 風も もう 必要では なくなる。
もし また 必要になれば・・・・
鍵は あなたに預けます。
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預かった鍵。。
投稿者: nana(女性/jp) 200*年*月17日 午後10時06分
メッセージ: 105 / 109
心の鍵・・・戴いていきます。
2度と使いたくない鍵だけど、教訓としてしまっておきます。
abcdさん、あなたは凄い人です。
言葉だけの世界で ここまで栄養を与えて下さった。
それは手助けに過ぎない・・・そうおっしゃるでしょう。
でも、あの時の私にとって何物にも代えられない必要だったあなたの言葉。。
これから先は 応援の風。。
背中を押してくれる風。。
そして・・・天使の翼が風に乗って羽ばたく息吹。。。
abcdさん ありがとう。。。
明日からの私。。
明るく言葉がかけられます。
輝く私を見せる事が出来そうです。。
見ていただけますか?
本当の。。。私を。。。。。
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あなたの道を しっかりと進んで下さい。
投稿者:abcd (4*歳/男性) 2000*年*月18日 午前 1時02分
メッセージ: 106 / 109
あなたの輝く姿を 見たいのですが
僕には 眩しすぎて・・・・・。
僕は ここにいます。
あなたへの想いを 胸に持ち続け
あなたが 輝き続ける事を 祈ります。
僕は ここにいます。
少し疲れた心に 休養を頂きます。
そして 夢中になれるものを また 探します。
nanaさん。
頑張って下さい。
そして 夢中にさせてくれて ありがとう。
abcd。
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悲しみと淋しさと不安をぶつけるところがないまま、偶然見つけた掲示板。
かつて味わったことのない苦しさに耐えかねて、何かにすがりたかった・・・。
誰ともわからない人の言葉に癒されながら・・・
傷ついた心はどんな微量の癒しでも全身に染み渡る・・・
傷つけていると感じていない、わかっていない男の心は・・・・・。
あ・・・メールが・・・。
お久しぶりです。 変わりはないかな? こちらも毎日仕事に追われる日が続き、自由な時間がとれず悲鳴を上げる状態。 気にはなっているものの、仕方のないことと思っている。 なかなか連絡できないが、心配する必要ないからね。 |
こんにちは。ほんと・・・お久しぶりです。 これも。。 安心と安定と何事も無く平穏に過ぎる事の現れだろうけれど・・。 忙しいやら暑いやら疲れたやら・・・ だんだん相手になってくれないし・・・ 分かってても、それこそ変化が無ければこのままなのか・・。 変わりが無く ちゃんと生活していれば、もう密にコンタクトしなくてもいいって事 か・・。 電話は時間がなくてすぐ切られちゃうし、メールは億劫になるし・・・。 前のようにいっぱい言葉の会話は無くなってしまうのか・・。 よーく分かってるし、理解もしてるけど、たまには愚痴らせて。。。 |
ごもっともです。
忙しさにかまけてと言ったら、言い訳になるかな? 安定して、安住してしまってると言う方が正直なところだろうな。
ナナの言う通りだよ。すべてお見通しです。
忙しさにのめり込んでる状態に安住してる。
確かに初めの頃は、忙しさを横に置いて時間を作っていた事もある。
向かっていくエネルギーの強さが持続されてないだけと認識してるけど・・・。
こちらはあまり実感はなかったんだけど、言われるように感じさせたのなら、以上のような理由です。
|
・・・・・。
事務的なメールだね。
|
逆効果か・・。
事務的か? 書かない方がましだったかな?
今日は会社のことでいろいろゴタゴタがあるものだから、そんな書き方しかできない。
これも言い訳かな。
いいよ、感じた通りに受け取ってくれて。
ごちゃごちゃ言うのはよそう。
|
一日経ちました。
今日も忙しく飛びまわっていたのでしょうね。
一段と暑かった今日だから、余分な事は考えず、やるべき事だけ遂行した。
そんな所でしょうか・・。
逆効果か事務的か書かなかったほうが良かったのか・・・。
返事をくれた気持に対しては嬉しかった・・・しかし・・・。
半年前のメールを読み返して明らかに違ってきている事
愛情の表現にかなりの差が現れてきてる
もちろんいつまでも甘い言葉ばかりやってられない事はわかってるけど
言葉の端々にデリカシーが見られない。
これが本当の姿だ、文句あるのか…と言われればそれまで。
夫婦なら毎日顔を合わせている分、言わなくても分かるだろう・・・とか
いちいち言わせるな・・・とか 態度見てりゃ分かるだろう・・・って言えるよね。
その全てがここからは見えない・・。
見て判断する事は出来ない。
忙しさだって、側にいるなら 至近距離ならどれほど大変な仕事してるのか分かる。
でも、ここからでは見えない・・。
メールの事務的言葉。
>こちらはあまり実感はなかったんだけど、言われるように感じさせたのなら、以上のような理由です。
シロはあまり実感はなかったんだけど、ナナが言うように感じさせたのならすまない。
決して忘れたり想いが薄れたり そんな事はないんだよ 分かってくれるね。
ぐらい書けないのか。
以上のような理由。・・・それはないでしょう。
>いいよ、感じた通りに受け取ってくれて。
>ごちゃごちゃ言うのはよそう。
今はゆっくりメールも書けなくてすまない。
ナナが感じた通り受け取っても仕方のない事だな。
落ち付いたら 又ゆっくりいろんな話をしよう
待っててくれるね。
こう書けないかな?
仕事の鬼なんだから。。。
|
前と比較して、情熱的な言葉も、メールも無くなったから、怒っているなら仕方ない。
我が社は冬場に比べて、初夏から秋は繁忙期ということもある。そして税務調査が入ることになったり、社員の交通事故があったり、その対策や何かでそれどころじゃなかった。
こんな事は言い訳になるし、またここまで説明しなきゃならないとは考えない!
これも事務的か?
仕事の鬼で何が悪い。俺は命を賭けてるんだ。
開いた口がふさがらないよ。
そして、メールの内容まで指図されて・・・。
こんなメールを書くのもアホらしい。
|
シロのバカ!
そんな真剣に怒る事ないじゃない。。
そんな風に受け取られるなんて思いもしなかったよ。
本心で書いた訳じゃない!
女の我侭と笑ってくれてると思ったのに・・・。
凄いショックだよ・・・・・震えが止まらない・・・・・・。
しばらく立ち直れない・・・・・・・・・・・・・・・。
|
ナナはバカです。
寝ないで考えました。 目が開かないほど泣きはらしています。
ごめんなさい、私の我侭でした。。
逢いたいから淋しくて、逢えないから切なくて。
せめて優しい言葉だけでも欲しかったと、自分勝手な気持を押し付けてしまいました。
シロの置かれている状況を考えもせず、一方的に自分の気持だけをつらねて
どんなにシロもいやな思いをしたでしょうね・・。
ごめんなさい・・・
ごめんなさい。。。
|
もう、いいよ。
もう、何も言わないで、何も書かないでいい。
むしろ、書かないでいてもらいたい。
もう、これ以上この件については触れてほしくない。
願わくば、ごちゃごちゃしないでほしい。
正直なところ、今それどころじゃないんだよ。
トピに書きこんで、電話、MJで話して、もし気が治まるならそれでもいいけど、そうでないなら自分の気持ちを宥めるのが先決だろうと思う。
今暫くは、このままそっとしておいてくれないか?
本当はトピもメールも覗きたくない心境だけど、それも変だから無理して書きこんでる状態なんだ。
|
某掲示板
A> 別れる時の事を話さなくちゃならないのは悲しいね
私もいつも思います彼の幸せの為に身を引いた方がいいのかな〜って
彼が納得しそうにないから 自分の気持ちに嘘ついて身を引いた方がいいのかな〜って
ナナ> 今無理をすれば後が無い。我慢も必要だし耐える事が続く事・・。
幸せなのに苦しくて。。
嬉しいのに切なくて。。
笑っていても淋しくて。。
ふぅ〜〜・・・
それでも別れるより今のほうがいい。。
明日は笑顔でいたいね。。。
A> その通りですね(笑)
自分でも自分の心がつかめない
ゆらゆら揺れる水草みたい
B> わたしなんて 久しぶりに会ってもいつも時間ばかり気にして・・・
会ってもせいぜい2時間程度だし。
あーあ、せめて半日でもいい!!
彼と会うときは時間が止まってくれたらいいのに・・・
でも、このままいったいどうなるんだろうね?
あてのない恋のゆくえは・・・
わたしも恋する乙女って気持ちみたい
A> 彼を好きになって1年 まだ1年。。もう1年!?
あせらず答えを出すつもりなんだけど、ついつい(苦笑)
もっと早くにもし出会っていたとしても 彼とは結ばれなかったと思うんです
気にも留めなかったでしょうね
逢うべき時期に出会えたんだと思うんですよ。
みなさんはどうですか?もっと前に出会えていたらって思いますか?
B> きっと時期が早かったらこうなってないだろうなって。。。
今だからつき合ってるんだって思います。
答えを出すときが来るのはわかってるけど・・・
もう少し、一緒にいたい。。。
彼も辛いんだろうけど・・・
A> いつも考える事なんですけど、今の関係を抜け出し青空のもと堂々と歩ける様に成る為夫と離婚して新しい 人生を歩みたいなぁと思うんです。でもそれは自分が幸せになれたとしても、家族は不幸せになることでもあり中々答えはでません。
一番大切にしたい人は彼だってこと事態裏切りですし、それならはっきり決着つけて夫に別れを告げるべきなんじゃないのかなぁと気持ちは揺れています。勝手に別れは不幸せと考えてしまうけど、もしかしたら夫にとっての幸せがこれから訪れるかもしれない。先のことは誰にも分かりません。
この先一緒に歩みたい人は夫ではなく彼であることは間違いの。
こういうことを書くと非難受けそうですね。
ナナ> 同じような道を歩いている者として、決して否定もしないし、本音の理想だし、出来るものなら そうなれるものならそうしたい。
でも、実際問題無理だと思うのが普通でしょう・・。
初心に戻った時、家族を大切にして絶対隠し通して 別の彼との世界を作ろうと思ったと思うのよ。
初めから旦那さんと別れるつもりで付き合ったんじゃないでしょ?
それを思った時、家族への愛情、夫婦としての絆、子供への責任、今まで築き上げてきたあらゆる生活・・・。
彼とは・・・歴史は?生活は?築き上げてきた物は?守る物は? 彼の考えは?
全然違うのよ・・・。
汚い物も、嫌な癖も、生活の苦労も、夫婦喧嘩も、子供を叱り付けるヒステリーな姿も・・
彼と自分の世界にはありえない事なの、だから素晴らしいの。
綺麗な思い出と、柔らかな微笑と、愛だけの時間。。
だから、溺れるの。。。
違うのよ・・・一緒に考えちゃダメなのよ。。
今、一番大切にしなければならない物・・・
それは現実の世界、家族、生活・・・。
私・・・・・彼に・・・悟らされたのよ。。
泣きながら聞いてた、泣きながら返事した。。
お互いの今までの生活を振り返って、全てを捨ててやり直そうとした時・・・なにが待っているか・・・何が違うのか・・・悲しむ人を作ってまで、自分は幸せになりたいのか。。
これは、あくまでも現在普通に生活してる人の事だよ、分かってくれるよね。
暴力を受けてるとか、今既に離婚の危機に直面してる人は別だからね。
今の生活があったからこそ、二人は出会った。
家族に何の不満も無く順調に暮らしてきて、それでも運命は二人の出会いを作ってしまった。
出来るの?今までの生活を全て捨てる事が出来るの?
この先の事は分からない・・・。
誰でもそう、みんな同じ、未来は分からない・・・。
だから、家族を捨てられるの?
Aさん・・・
夢を・・・夢を一緒に見ようよ。。
叶わぬ夢だけど、消したく無いのなら見つづけようよ。。
今を大切に、今を崩さないように・・。
目が覚めた時・・・笑って思い出せるようにさ。。。
A> 結婚生活に比べればまだ彼との歴史は浅過ぎます。この先どうなるのか分からないけど、暗中模索しながら答えを見つけるのは彼に失礼な気がしてるんです。
私達夫婦はナナさん夫婦と違い一種変わっているんです。もしかしたら夫は結婚した時から家事をしてくれる人を求めていたのかもしれません。それはさておき、彼と一緒になるとか言う前に対等になれたらなぁ〜て思うんです。
どうなっていくのかも自分では分からないの。綺麗な部分だけでなく、全てを受け入れたいし受けとめて欲しい。遊びのつもりじゃないから、色々悩んでしまうんです
「本気になっちゃだめ」って叱られそうですね(笑)
ナナ> ううん、叱らない・・・叱ったりしないよ。
正直な気持ちだよ。 私もそう思う・・・。
そう思いながら、自分に言い聞かせているのよ。泥沼に入り込まないように・・・。
強さと弱さが・・・行ったり来たり・・・。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「おぅ、元気か?」
「・・・。記憶に残ってたのね・・・」
「記憶?あははははは、なんだいそれ。忘れたと思ってたのか?」
「この前の電話やメール、いつだったか覚えてる?」
「いや、覚えてない(笑)怒ってるのか」
「だって・・・。それどころじゃないから、ほっといてくれって・・・」
「ん?そんなこと言ったか?・・・あの時かな〜。無茶苦茶忙しいときがあったからな〜」
「もういいの?落ち着いたの?」
「ああ、なんとかね。そうそう・・・来週の火曜日、空いてるかな?」
「出張?」
「うん。やっとナナ方面へ行けるよ。2〜3寄って行くけどね。又急で悪いが・・・大丈夫か?」
「予定はないから」
「身体は大丈夫か」
「身体?」
「月のモノは来ないだろうな」
「触れ合えなくても、会えるだけでいいのに・・」
「それはそうだが、やはり会えば抱きたくなる。その日都合悪ければ日を変えてもいいぞ」
「ううん、多分大丈夫。まだ来ないわ」
「そうか、じゃ火曜日でいいな。早く会いたい・・」
「ええ、私も・・・。3ヶ月ぶりよ・・・信じられない(苦笑)」
「3ヶ月も経つのか・・・。忙しくて月日の感覚がなかった。淋しくさせてしまったな・・」
「いいの。お仕事優先でいいの・・。仕事上手くいっていなかったら来てくれるどころじゃないでしょ」
「そうだな。なかなか自由にならないが、ナナを忘れたことないぞ」
「ん。。。久しぶりに優しい言葉聞いて・・・涙が出てきちゃった。。。」
「あほ(笑) 火曜日、待ってろよ」
「うん。。。」
来なれたホテルの見慣れた一室。開くことのない窓・・・明かりの入らない部屋・・・フェードアウトするように小さな明かりが寄り小さくなる・・。
作られた明かりに浮き上がる裸体。 隠された一角が隠された心の扉を開きにくくしている・・。
強く抱き合う熱き想い・・・舌を絡めながら息も出来ないほどのKiss・・・見詰め合う目・・・・・・違う・・・・・。
シロの指が身体を這う。上へ下へ・・感触を確かめるように這う・・・。その指を追うようにシロの顔が動く。その顔を見つめながら・・・違うものを感じる・・・。指が敏感なところに到達したとき、「あ。。。」と発した言葉に答えるような反応が淡い・・。
愛しい人と会えた喜びは感じるのだが、心の想いは・・・近くに感じない・・・なぜ・・・なぜこんな思いをしなければ・・・。
「気持ちいいか」
「ええ・・・」
そう言いながら、いつものような溢れる潤いはなかった。 その前戯は入れるためだけの潤いを求める仕草に思えた。
そう思うと受け入れたい想いが薄れて、花弁も意識を持つかのように蜜の流れを惜しんでいた。
「舐めて欲しいか」
「・・・・・いい」
ほんとは舐めて欲しかった・・・。しかし、それを要求することはプライドが許さない思いがした・・・。増してや今まで聞かずともしていたことを、なぜ今になって聞かれるのか・・・。それでも・・・それを誘い込むほど十分な湿りとなり、待ちかねた肉根がゆっくりと差し込まれる時、身体はうねるようにしなり 熱を帯びながら喜んでいる花弁に女のサガを感じた。
「ああ・・・気持ちいい・・・」
「私も。。。気持ちいい。。。」
これは正直な思いだ。入ってくれば気持ちがいい。目を閉じれば好きな俳優だって想像出来る。身体は正直だ・・・。
しかし、不安を持ったままのSEXでは・・・燃えない・・・。
「最近家族が・・・」
いったん離れて深いため息をつき・・・タバコを咥えながら上半身を持たれかけ、火をつけたところで話し出した。
ナナは熱く濡れたそこを隠すように掛け布団を覆ってシロを仰ぎ見た。
「え?何かあったの?」
「あんなことがあってから無視されていたけど・・・。変わってきたんだ」
「どんなふうに?」
「みんなが話しかけるようになった・・・。僕を独りにさせないんだ。日曜日家にいたことない息子まで側にいるし、出来るだけ家族揃って夕食をとるようになったし、息子の彼女まで連れてきて食事したり・・・賑やかになってきた」
「そう・・・いいことだわ」
「そう、いいことなんだろうね。本当の家族の姿なんだろうね・・」
「奥さんもお話しするようになったの?」
「多分・・・子供達と話し合ったんじゃないかな。口数少ないが一緒にいるようになった。無視しなくなってきている。息子たちも僕に気を使って相手になってくる。・・・今までバラバラの家族だったことが・・・嘘のように・・」
「・・・・・あなたの気持ちにも・・・変化が?」
「・・・・・家族ってありがたいなって思うよ。しょげてる姿を見て、みんな協力し合って何とかしようとする・・・。そんな姿を見ていると、自分もそれに応えなければと思う。そうでなきゃ親として男として恥になる」
「そう・・・いいお話ね・・」
「ナナは今のままでいてくれよ。ナナも家族を大切にして、こうして会っている時だけ、二人の世界を育めばいい」
「会っている時だけね・・・」
「そうは思わないのか?」
「ううん。いいよ・・・私のことを嫌いにならないなら・・・」
「なるわけないだろう。離したくないよ」
「うん・・・・うん・・・・・」
再び重ねる他人の体・・・。好きなのに・・・愛しているのに・・・心に隙間が見え隠れ・・・。
わかっている 承知している。この関係に決まりはないのだ、保証もないのだ、責任もないのだ・・・只割り切るだけ・・・。 夢中になって夢中にさせて夢中で飛び込んで・・・そして・・・やはり夢物語なのだ・・・。
抱かれたいから抱かれる。抱いて欲しいから気持ちを向ける。気持ちが欲しいから・・・無理は言えない・・・。
「今日は何時までいいんだ?」
「久しぶりだし、今度又いつ会えるかわからない。だから時間を作ってきたわ」
「そうか・・・夕食もそのつもりで?」
「ええ。・・・都合悪かった?」
「うん・・・。人と会う約束がしてあったんだ・・・」
「・・・そう・・・。いいのよ私は。何とでもなるから」
「そうか・・・。悪いな。・・・まだ時間あるからコーヒーでも飲みに行こうか」
「ううん。今から帰れば夕飯の支度できるから・・・帰る・・・」
「わかった。又次にしよう」
2週間後・・・
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「俺だ。そっちはどうだ。変わったことはないか?」
「ええ、変わりはないわ。 嬉しい。。。電話くれるなんて♪」
「元気そうだな、よかったよかった。 こっちも変わりはないよ。大丈夫だ。 じゃーな」
「え?もう切るの?」
「ん?何かある?」
「最近ゆっくり話も出来ないし、こちらからかけてもoffになってるし会えないし・・・」
「今、また仕事が混み出したんだ。仕方ないだろう」
「来てくれって言うんじゃなくて、電話とかメール・・・淋しいメール出すと、またしかられると思って我慢してるのに・・・」
「淋しい?何が淋しいんだ。心配するような事何もないのに淋しいわけないだろう。
生活のサイクルが違うから、しょうがないだろう。こっちはやらなきゃいけない事や、考える事がいっぱいで淋しいなんて言ってられないよ」
「ギャップが大き過ぎる、あまりにも以前と違う・・・」
「だったら、近くで暇なヤツ探したらどうだ」
「!!・・・そんな・・・・・・いいよ・・・・あなたのペースで進めればいいじゃない。どうぞ心配はいらないから・・・」
「・・・・・心配いらないんだな。その言葉を信じるぞ。 メソメソしてるんじゃないぞ。 切るからな」
なんと言うことだ・・・。どっと疲れと涙が出てきた・・・・。
しばらく何も手が付けられなくて・・・。
むなしさがこみ上げてきた・・・。
某掲示板
C> 夫婦じゃあるまいし、そこまで気持ちを我慢して、向上し合っていく必要あるの?
会いたいって気持ち、寂しいって気持ち、お互い離れてるんだから支え合う優しさが必要なんじゃないか?
それとも彼は、体だけの関係のつもりなの?失礼な事書いてごめんねナナさん。
一度向き合って、軌道修正すべきだと思うよ。
そうでなくても、不安定な関係。優しさ感じられないようじゃ、付き合う価値ないじゃん。
自分の気持ちを抑えてばかりじゃだめだよナナさん・・・
爆発する時がきたぜい!
A> きっとナナさんは分かっているけど,スキだって気持ちは抑えられないから、涙が出るんですよね。
自分の思い通りにいけば、苦しんだり悲しんだりしないもんね。。。
だけど同じ辛いでもナナさんの辛いは、ここのみんなとは違う辛さだよね。できればずっと一緒にいられない辛さはあるけど、幸せって思える方がいいね。
なんの為に彼と付き合ってるのか、今一度よく考えて,彼と話し合った方がいいよ。
でも彼も仕事忙しくて、あんなひどい事言っちゃったのかもしれないですよ。
後で「ごめん」メールくるかもしれない。。。
元気だしてね
ナナ> ごもっとも、Cさんの言う通り。
みんなも同じ意見だよね。
私だって反対の立場なら、早く目を覚ませ!って言うよ(笑)
目は覚めてるんだけど、顔洗ってない・・・フッ。。
立ち上がる時か・・・。
ナナは戦うわ!
2〜3日様子見て(見るこたーない?)
強気に出てみる。
電話かかって来て、同じようなら、話し合う時間を作れって言ってやる。
もう秋か・・・・・燃える夏は終った・・・。
クリスマスまでに募集すっかなぁ〜(爆)
A> そんなに無理して、元気に振舞わないで。。。
本当はみんなに、自分を否定されてるみたいで、余計心が痛いんじゃない?
みんなナナさんを応援してるから
今は素直に、泣きなさぁ〜い。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「もしもし・・・」
「・・・はい。」
「元気か・・・」
「ええ元気よ」
「そうか。それならいいが」
「今は?忙しくないの?」
「来客を待ってるところだ。まだ時間あるから・・・かけてみた。迷惑だったかな?」
「迷惑じゃないけど・・・ちょっとビックリ」
「ビックリ?どうして?」
「だって・・・。いつかかってくるかわからない人だから・・・」
「その分だと怒ってる雰囲気だな。じゃー切るよ」
「又そんなこと言う・・・」
「そうだろ?ビックリさせて悪かったね。だから切るといってるんだよ」
「何のために電話してくるの?」
「何ため?ナナの声を聞くためさ。しかし怒っているんじゃしょうがない」
「そして又何週間もほっておかれるのね・・・」
「・・・はぁ・・・。何が言いたいんだ」
「・・・・・もう・・・・・」
「もう?・・・・・もう、なんだ」
「・・・・・・・・・」
「言ってみろ。もう・・・何なんだ」
「・・・・・もう・・・・・疲れた・・・」
「そうか・・・疲れたか・・・そうか・・・」
「待ってるだけでは・・・何のための付き合いだか・・・。私はシロの何なのか・・・」
「大事な人だと思ってるよ。・・・それでは不満なのか」
「大事にされてないわ。 ずっと一方通行で・・・。私の気持ちを受け取って貰えない」
「しょうがないだろう。会いたくても行けないんだよ。時間が作れないんだよ」
「何度も言ってるじゃない。会えなくてもいい、電話やメールをくれるだけでもって」
「その時間さえ取れないときだってあるんだ」
「・・・・・・・」
「なんだ・・・。言いたいことがあったらはっきり言いなさい」
「・・・・・・・・・・だって・・・・・・・」
「だって、なんだ」
「そんなに仕事が大事なら!・・・・そんなに家族が大事なら!・・・・・こんな・・・こんな関係やめてしまえばいい・・・・・」
「!!・・・・・・ ナナ・・・・・」
「ううぅ・・・・・・」
「ナナ・・・・・」
「・・・・・ぅぅ・・・・・」
「ナナ・・・・・・・ 愛してる・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「ナナ・・・・・聞こえたか?」
「うん・・・・・・」
「大丈夫か・・・・・」
「うん・・・・・。私は・・・・・私は一体どうしたらいいのか・・・・・」
「どうもしなくていい。このままでいい。・・・・・・・。また電話するから・・・いいな。もう泣くなよ」
男の想いと女の想い・・・。
切れそうな糸が絡まって繋がって・・・すれ違う気持ちが迷いを誘う・・・。
迷う気持ちが迷路になって・・・知らぬうちにSOSを送っている・・・。
某掲示板からMJで・・・
A氏 君という人は・・・不思議な人だ。話をすればするほど会ってみたくなる。。
ナナ ありがとう。 でも私は平凡な女よ。 何処にでも居る女・・・。
A氏 今度・・いつでもいいからお茶でもしたいな〜・・・ダメ?
ナナ だって照れくさいよ〜。
A氏 照れることないさ。 今までいろんな話をしてきて・・・。会って話するのも同じだろ?
ナナ そうね〜。どうしようかな〜。
A氏 迷ってくれる気持ちがあることが嬉しいよ。僕はいくらでも待つ。会ってくれるまで待つよ。
ナナ うん・・・。ちょっと考えさせて。
A氏 わかった。 待ってるよ。 待ってる・・・。
・‥…━━━☆
A氏 一週間経ったよ。 考えてくれた?
ナナ もう一週間経った? 早いね〜。
A氏 僕にとっては・・・長かった。
ナナ そっか・・・。
A氏 それで・・・。どう?
ナナ 何が〜?
A氏 そうか・・・。わかった。
ナナ ん?わかったの?
A氏 まだ結論が出ない雰囲気だから・・・。
ナナ うん・・・。迷ってる・・・。もう少し待って。
A氏 わかったよ。焦った僕が悪かった。もう何も言わないよ。君が返事くれるまで・・・言わない。
ナナ Aさん・・・。あなたいい人ね。。思いやりの気持ちが・・・嬉しい。。
A氏 君が素敵だから、じっと待つことも楽しいんだよ。 待っていられる人だから。。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「元気か?」
「シロ・・・・」
「いい季節になったな〜。 どうだ?調子は」
「調子? いいわよ。 いつもどおり・・・」
「そうか、いつもどおりか。そりゃ良かった」
「今・・・外?」
「うん。仕事先の帰りだよ。 道が混んでてちっとも進まない」
「そう・・・。渋滞なのね」
「どうした」
「何が?」
「なんか・・・、変だぞ」
「そう?一緒よ」
「・・・・・。今、家か?」
「そうよ。何処にいると思った?」
「家だと思ったが・・・。聞いただけさ」
「買い物以外は家にいたわ。 平凡な暇な主婦でございます」
「あはは、そうか。 暇でのんびり出来て何よりだ。 大人しく家にいなさい」
「誰も相手になってくれないから」
「そうか?ネットで誰かいい男が出来てるんじゃないか?」
「心配?」
「いや。心配じゃないさ。ほっておく俺にも責任があるからな。 誰かいい人見つかったら教えるんだぞ」
「教えたら・・・どうするの?」
「出来たのか?」
「まだよ」
「あははは。まだか。 探しているのか」
「シロ次第よ。あまりにも淋しくさせたら・・・」
「淋しくか・・・・・。家族がいるんだから淋しくなんかないだろう」
「家族とは別よ。 シロがそう言ったことなのに・・・。家族とは別の世界を作ろうって・・」
「・・・そうだったな・・・」
「変わったわね・・・」
「うん・・・。変わらなきゃならないと思ったからね・・・」
「そう・・・・・。 一つだけ確認させて」
「なんだ」
「あのときの手紙や私への想い・・・。今は?今はどうなの? あの手紙の想いは・・・同じなの?」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・もう・・・・・あのときのシロとは違うのね」
「だから・・・。人は昔から同じ考えだけで行くことは難しいさ。いろいろ出てきてその時々に変化する。昔ああ言ったとか、あの時こう言ったとか言われても、それはそのときの気持ちであって、全く同じと言うわけにはいかないんだ・・・。だからと言ってナナを嫌いになったわけじゃない。大切だと思ってるよ。・・・・・わかるか?」
「・・・・・ふぅ〜・・・・。はい。わかりました」
「ほんとにわかってるのか〜? ・・・・・ナナ」
「ん?」
「近いうちに会う日を作るから・・・。待ってろ。 いいな」
「また・・・・・待たされるのね・・・・・」
「もう走り出したから・・・切るぞ。いいな。 又連絡する」
「はい・・・・・」
・‥…━━━☆
A氏 MJひさしぶりだね、元気だった?
ナナ ほんとお久しぶり。えーっと・・・。10日ぐらい経ったかしら。
A氏 11日と16時間。
ナナ ・・・・・凄い。カレンダーチェックしてた?
A氏 いや。記憶していただけさ。
ナナ ・・・・・・
A氏 ・・・・・・・・・・・・・
ナナ ・・・・・今週の金曜日・・・・・
A氏 うん!金曜日!
ナナ 午後・・・1〜2時間なら・・・。
A氏 ヤッタ〜♪ ありがとう。会ってくれるんだね、ありがと!
ナナ でも・・・お仕事大丈夫?抜けられる?
A氏 大丈夫じゃなくても何とかする。 時間を作るよ。君のためにも僕のためにも。
ナナ 私のための時間を作る・・・・・か・・・。ありがとう・・・。
A氏 うん。楽しい時間にしましょう。記念の日になるからね。。。
ナナ 。。。。。うん。
A氏 何時にしよう。場所は? 何処でも行くよ。君に合わせる。
ナナ じゃー・・・13時に・・・○○○のカフェ。
A氏 わかった。 13時ね。。。ありがとう。
シロとA氏・・・・・。比べてはいけないけど・・・言葉のやり取りを比べてしまう。気を使いながら様子を見ながら話す時間と、お互いを思いやりながら優しい気持ちを抱きながら交わす言葉。。。 何を求めているのかと言えば・・・安らぎ。。。
シロがしっかりナナを捕まえていてくれたならこんな気持ちにならなかったかも・・・。又A氏にはシロにない暖かさや思いやりが感じられ、シロから消え去ろうとしている安らぎと安定感が備わっているように思えた。
今のナナは不安定。 シロへの熱い想いを持ち続けたかったのに、シロがそれを受け止めてはくれない。
しかしA氏は、ナナの不安定な気持ちをも察しているかのように手を差し伸べて支えてくれる思いがした。
会ってみよう。自分の気持ちを確かめるためにも。自分が何を求めているのかを知るためにも・・・。
・‥…━━━☆
「加藤です」
「ナナです。こんにちは」
「こんにちは。よろしく。。。」
先に待っていたA氏は席から立ち上がって迎えてくれた。 そして座るように手で誘導したあと顔を合わせてニッコリ笑った。
「思った通りだ」
「え? 何を?」
「イメージ通りの人。。。可愛い。。。」
「。。。恥ずかしいわ。。。いきなりそんな。。。」
「ごめん。でも、正直そう思ったから」
「美人じゃなくてごめんなさい」
「美人は3日で飽きるよ。あははは」
「もぅ!」
「僕は?どんなイメージだった?」
「そうね〜。優しくて頼り甲斐があって親切で・・・」
「顔だよ」
「考えてなかったわ」
「どうでもいいってこと?」
「男は顔じゃないわよ」
「って事は・・・・・」
「あはははは。違うわよ〜〜。いい男よ〜〜〜」
「ううっぅ・・・。どうせ・・・。あははははは」
「どうしよう〜。男を泣かせてしまったわ〜」
「君に泣かされれば本望ですよ」
「いい人ね、加藤さん。。。」
「ありがとう。君が素敵だから僕も素敵になれる。。。」
「いい言葉だわ」
「。。。。。会ってくれて。。。。。嬉しいよ」
「迷っていたけど。。。来てよかった」
「迷ってた?」
「ちょっぴりね・・・」
「うん・・・。ずっと待ってた・・・。会ってくれる返事を・・・毎日待ってた・・・」
「そんなに・・・。ありがとう。。。」
とても和やかだった。安らぎと安心と心開いてお話が出来る人・・・そう思った。
ネットのこと掲示板のこと仕事のこと生活のこと・・・話が弾んであっという間の2時間。
予定より30分延長して・・・時間が来た。
「楽しかった」
「私もよ。ありがとう」
「こちらこそありがとう・・・。 また・・・」
「また・・・」
「また・・・会ってくれるかな?」
「・・・・・ええ」
「ほっ・・。よかった。安心した」
「楽しい時間だったもの。」
「僕もだよ。 もっと楽しくするためには・・・」
「ん?」
「1時間や2時間では難しいな。 無理じゃなければ1日時間取れるときある?」
「1日ね・・」
「無理にとは言わないよ。 出来ればでいいよ」
「わかったわ。 考えてみます」
「うん。ありがとう。 じゃ。。。」
「じゃ。。。また。。。」
「うん。また」
違う・・・シロとは違う・・・。 経営者と言う器がそうするのだろうか・・・。
シロは上から人を見て思い通りに動かそうとする。それも愛されている想いが伝わっているときなら嬉しくも感じた。
この人の色に染まろう・・・シロの理想の女になろう・・・シロの好みになろう・・そう考えていた時期があった。
しかし・・・加藤は違った。 互いの考えや思いを元々違うものとして捕らえ、良いところを吸収し合い二人で成長していこうとする想いがひしひしと感じ取れた。
こうでなければならないとか、こうして欲しいとか、自分の要求は言わない人だった。それが・・・不思議でもあり魅力だった。
同じ女が違う人を愛するとき、似たような男を探すのだろうかと言う思いもあったのだが・・・これは違った。
違うゆえに、違う自分を見ることが出来るチャンスと成長できる自分がいることに喜びを感じた。
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「元気か?」
「元気よシロ」
「うん。その声は元気そうだ」
「はい(笑)いつまでも待つだけの女じゃ成長しないでしょ」
「お。どうしたんだ。強く出てきたな〜」
「そう? だったらシロが私を強くしてくれたのよ。ありがと」
「そうか。強くしたのは俺か。あははは」
「元気そうね。仕事も順調そうで・・・」
「うん。お陰でな。何とか不況にも負けず上り調子だ」
「ご家族も安泰だわね」
「ふふん。嫌味なこと言い出したな〜。なんだ、何かあったのか」
「だって大切なご家族ですもの。仕事が忙しい方が安定でしょ?」
「ナナ」
「ん?」
「明後日そっちへ行く予定なんだが・・・。どうだ」
「明後日?金曜日・・・急ね〜」
「うん。今朝決まったんだ。 金曜は仕事だが土曜日には空く。いいか?」
「まって・・・・」
「どうした。都合悪いのか」
「・・・・・うん」
「・・・・・そうか・・・・・」
「ごめん。先約が入ってる」
「男か」
「どうしてそんなこと言う? 子供の関係よ〜」
「そうか。子供の用事じゃ抜けられないな・・・」
「ごめんね」
「いいさ。こんなときもあるんだろう。 今度また機会があるさ」
「ええ・・・・・」
嘘である。先約も子供の用も入っていなかった。 ただ、今までのように言いなりになる自分が嫌になった。
会いたい気持ちも・・・薄らいだ。 繰り返し・・・又繰り返しに決まってる。 待つだけの女は・・・もう嫌だ・・・。
・‥…━━━☆
「もしもし」
「私・・・ナナです」
「嬉しい。電話くれるなんて・・・」
「ごめんなさい。お忙しくなかった?今・・・いいの?」
「いいよ。大丈夫。 どうかしたの?何か・・・あったの?」
「今度の土曜日・・・」
「うん、土曜日。 どうした?。。。。。ひょっとしたら。。。。。」
「うん。。。どっか連れてってくれる?」
「!!♪ わかった! 気が変わらないうちに決めよう! ドライブに行こう!」
「あは。面白い人(笑) 気は変わらないわよ(笑) ドライブね。。。連れてってね。。。」
「時間は? あまり早くちゃ・・・ダメだよね?」
「えっと・・・。10時ごろでもいい? 家事を片付けてからでも・・」
「いいさ、いいよ。 じゃー10時に。 車で来る?」
「ええ。途中で乗り込むわ。 ○○○○○の駐車場・・・知ってる?」
「○○○○○・・・知ってるよ。そこで10時だね。 嬉しいよ。 ありがとう!」
決めた。もう決めた。シロとは会わない。二度と会わない・・・・・。シロなんか・・・・・・。
・‥…━━━☆
その朝が来た。主人はゴルフ。子供は部活動に出て誰もいなかった。
時計は9時丁度。約束の場所まで20分あれば着く。何を着ていこうか。。。
その前に。。。下着。。。 まさか・・・まさかないだろうけど・・・でも・・・ひょっとしたら・・・。
どうするナナ。 最初から断る気持ちでいるべきか、予想しておくべきか・・・。 下着。。。
どちらへ転んでもいいように、オニューの真っ白な上下を身につけよう。。。
「いい天気だ〜」
「暑いぐらいね〜。お天気でよかった〜」
「夢みたいだよ。こうしてドライブできるなんて。。」
「私も自分が信じられないわ。 来ちゃった(^^ゞ」
「うん。来てくれてありがとう。 楽しい思い出の一日にしよう。。。」
「思い出の日にね。。。二人の。。。」
「そう、二人だけのね。。。」
「。。。。。」
「何処か行きたいところ・・・ある?」
「いいえ。これといって決めていないわ。 でも、折角時間があるから街中じゃない方がいい」
「そうだね。ちょっと郊外へ出よう。 土曜だし混むといけないからそんな遠くには行けないけどね」
「ええ。お任せしていい?」
「いいよ。 もうそっちを向いて走ってる」
「そうなの? (笑) 即断即決ね。 何処行くのかな〜」
「海。 いい?」
「海♪ いいわ〜! 家族で行ったっきりプライベートで行ったことないわ」
「そう。僕も海は久しぶりだよ。 仕事でこっちへ行くときもあるけど、海が目的ではないし(笑)」
「嬉しいわ。。。」
海まで一時間。途切れることのない会話。途切れることのない笑顔。途切れることのない時間。
これだ。これが理想のお付き合い。 人目をはばかってこそこそして、すぐホテルへ・・・。そんなシロとの付き合いにむなしさを感じ、疑問を覚えたこともあった。
この明るさは、まだ身体の関係がないから爽やかな気分でいられるのだろうか・・・。関係がないから人に見られても堂々としていられるのだろうか・・・。人は勝手な想像をするだろうけど、自分がやましくないから上を向いて歩ける。これが一度関係を持ったら・・・下を向かなければならなくなるのだろうか・・・。 それなら・・・いつまでも爽やかな関係でいることが正しい付き合いなのだろうか。 それは、女友達と同じ感覚なのだろうか。 異性として考えたとき・・・又・・・悩みが出てしまうのだろうか・・・・・。
「何か考えてる?」
「え?」
「黙ってるから・・・」
「ううん。いい空気を吸ってポワ〜ンとしてたの」
「そう。 ならいいけど」
「いいな〜〜と思ってたの」
「何が?」
「こういうことが(笑)」
「こういうこと?なにそれ」
「こうして、気負いもなく自然にお話して自然に笑いが出て、自然に振る舞える・・・。理想だな〜って」
「理想じゃないお付き合いの経験がある?」
「!・・・な、ないわ!(笑)」
「あったっていいさ。不思議じゃない。何も気にしないよ」
「あなたは?ある?」
「ない」
「簡単な返事ね(笑)」
「ないからない。 だから・・・今、不思議な想いだよ。。」
「不思議?」
「うん。 君と二人でいられるなんて・・・不思議で・・・嬉しい」
「。。。ありがとう。私も不思議で。。。嬉しいわ。。。」
まだ夏の日差しが残る海岸沿い。 静かに波がうねりカモメが舞い小型漁船が行き交う潮風の港。
満車寸前に停めた駐車場。 肩を並べてゆっくり歩き出す。時々顔を合わせて笑顔を交わす。ドキッとする一瞬の心地よさ。
目立たない石段が続く小高い山。 先に登る加藤のあとを追うように1段1段登っていく。 前方から降りてくるカップル。 後方から走って抜いていく子供たちとその家族。 観光地とは違う素朴な暖かさがある海辺の町と人々。
足元に注意を配りながら上り詰めた頂上には10坪ほどの展望台。 先に下りたカップルもここにいたのだろう。後から抜いて行った家族は一通り眺めて、別のルートを使って進んで行った。 展望台には二人だけ。 周りはうっそうと茂った木々と青い空と海、そして・・・。
「いい景色だろ?」
「ええ。いいところ。。。水平線まで見えるし波の光が眩しい。。。」
「君も眩しいよ」
「ふふ。 あ。鳶? 鳴きながら回ってる。 珍しいもの見たわ〜」
「そうだね。 気持ちよさそうに飛んでるね。。」
「うん。。。空飛べたら気持ちいいよね〜〜(笑)」
「あそこ見える?」
「ん?何処?」
「ほら・・・あの船。。。」
手すりにもたれていたナナの背後に立った加藤は、ナナの肩を抱くように耳元でささやいた。
「あの船・・・これから漁に出るんだね。 沖に向かってる」
「。。。。。そうね。漁ってほんとは朝早いよね? 寝坊したのかな?(笑)」
「いつまでもこうしていたいから。。。出遅れたんだ」
「うふふ。。。」
「ナナさん。。。」
「ん?」
「ありがとう。こうして付き合ってくれて・・・」
「ありがとうだなんて・・・。私こそ楽しい思いをさせて貰ってるわ。。。」
ドキドキしている。この後の予想が・・・わかりかけている。
海に向けられていた視線を正すように、加藤はナナの肩を180度回転させて自分に向けた。
見詰め合った目が、今までとは違う。。目が離せない。
加藤の視線が唇に移った。 ”来た”と思った。 ここで拒む理由がない。 喜んで着いてきた自分に責任がある。とうとう・・・覚悟を決めるときが来た。 一瞬、シロの顔が横切った。 すぐ振り切った・・・。
優しく そっと 柔らかく暖かい唇が触れた。 目を閉じた。 肩から背中に回された手に力が入り、しっかり唇は重なった。
小さな吐息を漏らしながら優しく・・・激しい接吻へと変わっていく。 舌が絡んだ。 身体の力が抜けていく。 完全にもたれかかっているナナ。 向きを変えて柱の支えを背にする加藤。 しっかり抱きしめたナナを愛しいように揺り動かす。。。
「あぁ。。。嬉しい。 ありがとうナナさん。受け入れてくれてありがとう」
「。。。私も嬉しい。。。」
「ああぁ・・・。どうしよう・・・」
「ん?どうしたの?」
「益々・・・君が好きになる。。。迷惑じゃない?」
「ううん。嬉しい。。。」
「よかった。 ・・・・・よかった。。。。。」
展望台をあとにして、降りるときには手を繋ぎ合っていた。 もう、登ってきたときの感情と今の感情は明らかに違う。 寄り添った肩や回された腰の手が、普通ではない男女の感情で熱くなっていた。
近くのレストランで軽い食事を取りながら、笑いながらの会話にもテレが入ってしまっておかしな感じ。
そんな時のお互いの胸のうちは・・・どうなのだろう・・・。
又車に乗って海辺を走る。 キラキラ輝く波が二人の将来を明るくしているように思えた。 その心の中に、どうやってシロとの事に決着をつけるべきか・・・。加藤に言うべきか・・・。一人で解決できるのか・・・。揺る想いを悟られまい、申し訳ないと思う気持ちを隠し通した。
「3時か・・・混んできたな〜」
「そうね。土曜日だから・・・混むわね」
「何時まで・・・いい?」
「・・・・・5時ごろまで・・・・・」
「5時か・・・5時には戻らなきゃね・・・。5時か・・・」
「・・・・・」
「時間・・・守らなきゃね?」
「・・・・・。うん・・・・・」
「しまったな〜・・・。もっと早く港を出ればよかった・・・。時間配分間違ったな〜・・・」
「・・・・・・・」
「しまったな〜・・・・。また・・・時間作ってくれる?」
「・・・・・ええ。又何とか・・・」
「・・・・・。 うーん・・・。混んでるな〜・・・・・」
「・・・・・あの〜・・・」
「ん?」
「あの〜・・・。時間・・・」
「時間? どうしたの?」
「1時間・・・ずらしてもいいけど・・・・・」
「! ほんと? いいの?。。。。。ありがとう。。。。。」
この会話が何を意味するのか。当然二人には通じ合っている。そしてこれから始まる二人の未知の世界も。。。
加藤の車は勢いを得たように目的地を目指す。 ひょっとしたら「やっぱり・・・今日は帰ります・・・」と言われるのではないかという思いを振り切るように目的地へ目指す。
さっきまで続いていた話題が途切れる。互いの心境を問いただすまでもなく、汗ばんだ手の平をどう乾かそうかと握り締めてみる。目を合わせるのが恥ずかしい気持ちと、周りの景色が目に入らない心境が緊張を高めていった。
渋滞が続く国道の際。、その建物は連立していた。 以前も通れば目に入っていた煌びやかな塔。 そこへ今、まさに自分が乗っている車が向かおうとは・・・。
渋滞から素早くわき道へそれ、何軒も並ぶ塔を選ぶかのように覗き見る入り口。 心決めてハンドルをきり、車庫を探す。なんと 満車である。二軒目も満車。思わず二人で笑いが出た。そして三軒目。。。
レンガ創り壁、石畳のお洒落な通路。 エンジンが切られたとき、二人は目を合わせてドアを開けた。。。
言葉が出ない。何も考える余裕なく薄暗い部屋に立ちすくむ・・・。 落ち着かない足取りで少しずつ奥へ進む・・・。階段が目に入る。観葉植物の蔦が絡まる緑色の階段。その上にあるものは・・・想像できる。
振り向いてナナを見つめた加藤。しっかり抱きしめて荒い息を耳元に寄せる。足元にバックを落としながら背中に回すナナの手の平。
重なった唇は熱く、絡めた舌は激しく燃えていた。 素早く膝の下に腕を差し入れて持ち上げられたナナ。そのまま2階へ運ばれて。。。フカフカの掛布団の上に横倒した。 のどの渇きを覚えるほど興奮し熱くなった身体はエアコンの冷風に助けられるように汗ばんだシャツを冷やしていた。
ナナのサマーセーターをゆっくりたくし上げて脇から下着が見えたころ。。。脱がす手元ももどかしく吸い付いた胸の膨らみ。
「あ。。。」と小さな声を漏らしながら恥ずかしげに胸を隠そうとするナナ。 その手を優しくほどきながら真っ白なブラを外して「可愛い。。。」と呟きながら固くなっている乳首に再び吸い付いた。 唇を離さないようにセーターを頭から外し、吸い付いていた唇をナナの唇に移して熱い抱擁を繰り返す。
「好きだ。 好きだよナナさん。」
ささやくように耳元で呟く。呟きながらKissの嵐が襲い掛かる。言葉に酔いながらKissだけでこんなに感じる自分がいることにも驚きを隠せない。興奮の中にも冷静な自分もいる。1日中外にいてシャワーも浴びないまま抱かれていることが気になりながら、やはりみんな浴びないもの?との考えもよぎる。勢いと早く抱きたい抱かれたい気持ちが先立つのか。。
顔がショーツに近づいていく。恥ずかしさで内腿に力が入っている。その足を開かせようと巧みに腕が入り込み絡んだ足をほどいていく。 「あ。。いや。。。」 小さな言葉は無視されて湿ったショーツをゆっくり剥ぎ取られた。剥ぎ取ったショーツがベットの下へ隠れる。全裸にさせられたところで掛け布団を背中から滑りとり、そっとナナに覆って、加藤も素早く脱ぎ出す。その荒々しい脱ぎ方が、ナナを待たせてはいけないと気遣う気持ちの現われかと思うと・・・嬉しく感じた。。
「ナナさん。。。やっとこの日が来た。この日を待ち焦がれていた。抱きたかった。。。ナナさんを抱きたかった。。。好きだから。。。」
飾りのない素直な気持ちが嬉しかった。好きだから抱きたい・・・明解な答えである。好きだから抱かれたいと思った。これも正直な気持ちである。進むか進まないか・・・これも二人が決めること・・・。
火照った体で覆いかぶさり唇をふさがれる。胸を包んでいた手の平が下へさがる。唇をふさがれて声が出ない。その手はその指は敏感な突起を優しく撫でながらシットリ濡れる溝へ導かれていく。。
思わず漏れる声。。。閉じようとする足。その足の間に身体を滑らせて溢れる蜜の味を含みに行く。。。
「ん。。。おいしい。。。」
「あん。。。あぁ。。。いゃ。。。 あ。。。」
その舌の動きは今までとは違っていた。激しくもあり優しくもあり。何度も何度も舌を這わせ上に下に動き続く。とても美味しいものを口いっぱいに頬張るように。。。小刻みに動く舌先。身体ごと上下し向きを変えて変化を付ける。あふれ出る蜜にまみれた彼の唇と舌。それは身体中に痙攣を起こさせるほど巧みなものだった。 慣れてる?女性の身体をよく知ってる?そんな思いを感じながらその恍惚に酔いしれて何度も絶頂を迎えてしまった。
「こんなに感じてくれるなんて。。。嬉しいよ」
「初めてよ・・・そんなされ方。恥ずかしいぐらい感じてしまったわ。。。何処で習った?(笑)」
「習ってなんかいないよ。君の感じる声を聞きながら、色々工夫してるだけ。喜んでくれて嬉しいよ。。。」
「何度も。。。イッちゃった。。。」
「何度でもイッテ。ナナさんが喜んでくれるのが嬉しい。こんなに美味しいナナさんだから。。。」
「さん、はやめて。ナナって呼んで」
「ん、わかった。その方が僕もいい。 ナナ、大好きだよ。大好きだよナナ。。。」
「ありがとう。。。ありがとう。。。」
私も大好き・・・その言葉が出なかった・・・。何故だ・・・自分を責めながら、抱かれている喜びに変わりはなかった。
シロが・・・シロの面影が残っているのか・・・。シロの想いが振り切れないのか・・・。言葉も態度も想いも加藤の方がいっぱい上なのに、何故シロを振り切れない・・・。シロなんかシロなんか忘れてしまえ!
充分に濡れた花弁。。。巧みな舌に操られ、ぴちゃぴちゃとやらしい音を立てながら一緒に指が往復する。舌で刺激されながら指がスポットを撫で回す。身体をよじりながらよがり声を出し、自分の声に恥ずかしさを感じながら黙っていられない気持ちよさが全身に走る。
そしてそそり立つ肉根がゆっくり刺し仕込まれる。少し腰を浮かせて迎えやすくするナナ。息をふぅぅ〜とはきながら感覚を確かめるように進入する肉根。目を閉じて入ってくる様子を想像する。目を開けた時二人の視線が重なった。
「あぁ。。。気持ちいい。。。ナナ。。。気持ちいいよ。。。」
「私も。。。私もよ。。。気持ちいい。。。あぁ〜。。。」
ゆっくり上下しゆっくり前後しゆっくり味わうように。。。やがて二人の腰の波がうねりを高くしたころ体位が変わっていく。
当然加藤がリードする体位。これも初めての体位かも・・。そんな好奇心と興奮の中、濡れすぎるぐらい濡れた下半身は意思を持った独立した生き物のように互いの身体をむさぼりあっていた。
「凄いよ。凄いよナナ。 気持ちいい。最高だよ。ナナは?ナナも気持ちいい?」
「ああん。。。もうダメ。気持ちよくって力が抜けそう。 もう・・・もうダメ〜。。。」
「イクよ。イッテいいね。 一緒にイクよ。。。」
「うん。 イッテ。。。もういつでもイッテイイ〜〜〜。。。ああ〜ん。。。」
「あ。。。んあぁ〜。。。ああ。。。。〜。。。。。。!!! ん・・・・んぁ・・・・・・・」
荒い息が部屋中に木霊する。重なり合ったまま汗まみれになって一つに固まっている。
重い・・・と感じながら、その重さが感激と責任と今後の覚悟を決めさせる要因の一つかも知れないと思った。
もう・・・後戻りは出来ない。 離れたくない。 このままこの人の女になろう・・・そう・・・いつかシロのことは言わなければ・・・。
「ありがとう。。。ナナ。嬉しかった。。。」
「私も嬉しかった。。。こんなに感じるなんてビックリしたし、あなたにも感激。。」
汗で張り付いた髪をかきあげながら顔中にKissをし、胸にKissをし、花弁にもお礼のKissをする加藤。
こんなに優しくされて・・・ナナの目に涙が溢れた。
「どうした?何が悲しいの?」
「悲しいんじゃないの・・・嬉しいの。。。とっても。。」
黙って頷きながら肩を引き寄せ抱きしめる加藤。
「僕も嬉しいよ。。。だから・・・泣かないで。 泣くことなんかないよ。。。」
「・・・・・・・。ありがとう・・・・・」
「ナナ・・・。何か・・・考えてる?後悔してないよね?」
「後悔だなんてまさか・・・」
「ならいいけど・・・。悩むんじゃないよ・・・」
「うん・・・。悩まないよ・・・。悩まない・・・」
「・・・・・。どうした? 何でも聞くよ。何でも言ってごらん。。。」
「・・・・・・」
「。。。。。言ってごらん。。。。。」
「私は・・・・・」
「うん・・・。私は?」
「・・・・・。私は・・・悪い女よ・・・」
「悪い? 悪いって??」
「・・・・・・・・」
「いいよ。悪くてもいい。今僕を見ていてくれれば。二人の時間だけでも僕を見ていてくれれば。。。」
「・・・・・・・・・」
「もう・・・逢ってくれないの?」
「ううん。逢う。。。逢いたい。。。ずっと。。。」
「ん。。。ならいいよ。言いたくないことは言わなくていい。君ほどの人だ。秘密の一つや二つはあるだろう。いいんだよ。今のままのナナが好きだから。。。」
「。。。好きよ。。。大好き。。。」
「。。。ありがとう。。。僕もだよ、大好きだよ。。。」
あわただしい時間の流れ。初めての抱擁から去りがたい余韻を残してその日が過ぎた。その後の連絡は毎日になり、益々惹かれていく互いの心と身体。 こんなに愛してくれる人だから、こんなに愛しくなる人だから、自分のけじめのために・・・。
シロのこと・・・黙っていればわからないし、わざわざ言うこともないだろうか・・・と思いながら、言わないことはずるいことなんだと思い始めた。言わないことで、もしかしたらシロともいつか会う・・・そんな気持ちが自分にあるのではないだろうか・・・そう自分に問いかける。
シロのことを話してどうなるか・・・どう受け止められるかとても心配だったが、このままでは中途半端だと思った・・・。
もし、もし言ったことで嫌われたなら・・・・・嫌われたなら・・・・・。
「今日もありがとう。。。素敵だった。嬉しかったよ。。。」
「私も。。。10日も経ってないのに。。。こんなに感じて いいのかしら。。。」
「僕は毎日だって構わないよ。感じてくれることが嬉しい。。。」
「あなたも感じた?。。。」
「もちろんだよ。。。ナナにたっぷり感じさせてもらった。何年ぶりでフェラをしてもらっただろう・・・(笑)」
「そんなにしてもらってないの?」
「うん。だから感激だったよ。。。」
「そう。。。よかった。。。」
「ナナは・・・。何人の男を喜ばせたんだろう(笑)」
「!・・・。・・・・・」
「あ・・・。悪気はないからね。ナナは素敵だから。。。旦那だけではなかろうと・・・・・」
「だから・・・。悪い女だって・・・言ったでしょ・・・」
「え?独身時代なら別に関係ないけど・・・。結婚してから?」
「・・・・・・・」
「・・・・・。そうか。いいよ言わなくても。言いたければ聞くし、言いたくなければ聞かない。今、僕を見ていてくれれば・・・」
「・・・・・。言うわ・・・。聞いて・・・」
「うん。どんなことでも聞くよ。それによって君への想いが変わるとは思っていないし」
「ありがとう。その言葉で・・・勇気が出たわ。 実は・・・。最近まで悩んでいる人がいたの・・・。付き合っていた人が・・・いるの・・・」
「うん・・・そうか・・・。何かあるだろうなと思った時があったよ」
「どうして?」
「僕と会うのを随分ためらっていたから」
「うん・・・。どうしようか・・・。会ったところでどうするんだ・・・と思ったの。その彼とも別れてないのに、あなたに会う目的はなんなんだって思って・・・。でも・・・今は・・・・・・もう会わないって心に決めているわ。別れます・・・」
「僕と出会ったから別れるの?」
「その前から・・・不安定が続いていたから・・・」
「不安定・・・か。近いところの人?どれぐらい付き合ってたの?」
「遠距離。1年になるかな・・・。でも会う回数は・・・数えるぐらい・・・」
「そう。どうして別れる気に?」
「最初の頃は毎日電話くれたのに・・・3ヶ月も過ぎるとだんだん連絡くれないし・・・忙しい忙しいって・・・。気持ちは変わらないと言いながら・・・全く相手にしてくれない。そのくせこっちに来るときは会いたかった・・・って。だんだん都合のいい女になっていくんだな〜と思って・・・。 ううぅ・・・・・。 だから・・・だからあなたも・・・。新しい恋が・・・怖かった。又・・・同じ想いを繰り返すのが怖かった・・・ううぅ・・・・・」
「ナナ・・・。よく話してくれたね。。。ありがとう。。。ナナの過去に何があろうと何があったかなんて関係ない。今のこれからのナナが大好きだから。僕を見ていてくれるナナが大好きだから。。。忘れなさい。過去は忘れなさい。。。僕が・・・僕がその悲しい過去を消してあげるから。。。」
「。。。。。ありがとう。。。。。私からはもう向こうに連絡はしません。かかってきたら・・・ハッキリ言います。別れることを・・・」
「わかった。わかったよ。。。ナナ。。。大好きだよ。 愛してるよ。。。」
一度重なりから離れたほてりが蘇ってきた。 再び足の間に滑り込んだ加藤は今一層の情熱で花弁を舐め回した。余韻が残る入り口は呼び起こされたように蜜を噴出し、チューチューと音を立て美味しそうに嘗め回す舌先は自信を持った意識の中でナナのよがり声を楽しんでいた。
元気かナナ。
すっかり没頭してたよ。 こっちは必死で仕事オンリーだったけど、ナナはどうかな?
怒りまくってるか、すっかり怒る気も失せてるか、そんな事考えてる暇もないか、想像もつかないけど元気でいてくれればいいさ。
我が社も、ご多分にもれず安穏としてる状況ではなく、そこへ新しい展開も始めて、出張の予定も立たず申し訳なかったね。
まだ先のことだけど、○月○日に泊まりの予定をしてます。日中は時間がなく、早くても夕方からしか空かないんだけど、ナナは無理だろうか?
難しいかもしれないけどもし会えれば嬉しいです。
取り敢えず連絡をしておきます。
急でごめん。
|
メールありがとう。
まさか貰えるとは思っていなかったわ・・・。
お元気そうですね。
お仕事順調そう、バリバリやっていそうですね。。。
シロ。
あは、久しぶりに呼んだから照れるな〜(^^ゞ
シロ・・・。
折角お誘いのメールを頂いたんだけど・・・。 ふぅ〜・・・。
随分気持ちを切り替えするのに時間かかったよ(笑)
何ヶ月か忘れるぐらい前に会ったあの時、そして電話の言葉・・・
あの時・・・シロが遠い存在に感じた・・・。
遠い人になってしまったんだな・・・と感じたよ。
どんなことで・・・と聞くかもしれないけど、つらつら書くのもしつこくなるからね
いいのよ、私の中で消化させたから・・・。
シロにはシロの進むべき道がある。
そこに甘えてのっかていた私がいけなかったんだから・・・。
二人の求めるものが違ってきたとき、冷たい風が吹いていた・・・。
シロの視線も言葉も態度も・・・。
ありがとう。
一生忘れない思い出になってるからね。
一生胸に秘めた素晴らしい宝物として大切にしています。
ほんとにメールありがとう。。。
けじめのために・・・返信します・・・。
。。。ナナ。。。
|
そう・・・。 けじめのメールか。 こちらも感じていたよ。 ナナの気持ちが変化してきたな・・・って。 しかし、思っていたより元気そうでホッとしました。
二人のことが良い思い出として残れば、こんな素敵なことはありません。
こちらも良い思い出であり、その中の大切な人であることに変わりはありません。
こうとなったら・・・こちらの状況も話しておこうか・・・。 騒動があったものの・・・妻のもとへ帰り、時間の経過が二人の間の嵐も薄れさせ、何故あんなにムキになって夫を責めたのか、今では不思議だと言う妻。
「今 誰か好い人ができたら上手くやっていいわよ、もう騒がずに大目に見てあげる。」なんてのたまう。口先だけだろうけど。 当事者同志は取り繕い誤魔化したつもりでも、妻は全部見抜いた上で、騙されたフリをしながら耐えていた様子。
それにしても、一時的にしろ夫をあれだけ責めながらも自分の胸にだけ収め、家族に対して決して夫を悪者にしなかった妻に、今になって妻の懐の広さに感謝を通り越して驚きさえおぼえる。
しかしあの事を契機に、やっぱり妻の大切さ、かけがいのなさを改めて思い知ることが出来、年甲斐もなく濃密な夫婦生活を以前にも増して重ねるようになった。
そして、いつでも柔らかい微笑みを絶やさず家族を包んでくれる妻に感謝しつつ、暖かい家に帰れる「当たり前」の大切さを思い知った事件でもあった。
ってことかな。 ナナも元気でやってくれ。 |
事件?事件ですって?
私との事は・・・過ち・・・なのですね? この数ヶ月、現状を自分の中で模索しながら どうして二人の関係がこうなってしまったのか
自問自答していました・・・。
あんなに信じていたのに
あんなに愛し合っていると信じていたのに・・・
ついてこいと言ってくれたのに・・・
やはり・・・
男なんて・・・
そんなもやもやから脱したい一心で・・・。
悩みぬいてどうしようもないとき、ある人が現れた。
私のただならぬ感情を見抜いて、遠からずも話しかけてきてくれた。
その優しさにおびえながら、一言二言語るようになった・・・。
大きな懐で聞いてくれると信じ得たその人に全てを打ち明けた。
黙って聞いてくれた。
聞き終わってから、ゆっくり感想や意見もしてくれた。
泣きながらしゃべる私に、優しい微笑を投げかけて
「僕がその悲しい過去を消してやる」
とも言って下さった。
私は・・・トラウマになっている。
もう・・・二度と悲しい想いをしたくない。
信じる事の儚さや夢物語を2度と味わいたくない・・・
と訴えた・・・。
その人は、ずっと私を見つめながら応援してくれている。
どんな言葉を求めているか、どんなふれあいを望んでいるか
全て受け止めてくださる人です。
シロだけがこの世で最高と思ったけど・・・
お陰で人を見る目も成長したようだわ。
シロの奥さんに対する感情もよく分かりました。
素晴らしいご家族で円満に過ごされて何よりです。
そのまま・・・よき夫・父・頭首として邁進ご活躍してください。
そう・・・あれはシロにとって・・・一瞬の事件だったんですね・・・。
はぁ〜・・・・・。
ため息とともに脱力感が襲ってます・・・。
|
やはりものの考え方や目指す道、生活観の違い・・・平行線だったようです。
今度、新しい相談相手、見守って味方になってくれる人ができたらしいけど、おそらくネットで知り合った男性でしょう。 その男に言ったのですか。 二人の心にしまっておけばいい思い出になった事を。 主人以外、あるいは妻以外にそんな相手がどうしても必要な人も沢山いるのでしょう。それにたいしてとやかくいっては老婆心の極みになってしまいます。
それぞれの家庭や人生観の違いで、それぞれの楽しみ方もあるのは当然です。
小生などの間尺では到底計り知れない好奇心を持ってるんでしょうから、大いにエンジョイしてください。
余計なことでしょうけど、お身体大切にお過ごしください。
|
何もわかってない。
私がどんなに苦しんだか・・・
何もわかってない・・・。
二人の心にしまっておけばいい思い出になった?
あなたはそうでしょうね。
私の気持ちなど置いてきぼりにして、元の鞘に納まったのですから。
あれだけのことを言いながら
結局引っ張っていく意思がなくなったのですから・・・
わけもわからず悩んでいる私が愚かでした。
とっくに気持ちが冷めているあなたにしがみつこうと耐えていた・・・。
私の中では素晴らしい思い出。
どちらが悪者なんても考えていない。
二人が作った時間なんだから後悔もしていない。
ただ、悲しいのは・・・。
そんなメールを送りつけるあなたの変貌が、全ての思い出を崩していく・・・。
そう思ったら・・・悲しくて・・・。
頑固で一本気で自分の意見を押し通すあなたには・・・
所詮ネット上で知り合った私のことなど・・・軽く消されてしまうんでしょうね・・・。
凄い経験をさせていただきました。
私は私の道を歩みます。
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「辛い?悲しい?」
「いいえ。スッキリしたわ。もやもやが晴れた。。。」
「そう。忘れることは出来ないだろうけど・・・そんなことがあったから僕との出会いもあった。辛い経験もしたけど・・・僕は・・・君に出会えて最高だよ。。。」
「うん。。あのまま付き合っていたら、あなたとは会わなかった。会う気もおこらなかった・・・」
「それは・・・身代わりではないよね?」
「当たり前よ。前にいようがいまいが、あなたの素晴らしさを確認できるきっかけが出来たこと。。。よかったと思ってるわ」
「ありがと。これからは僕と二人だけのこと。。。考えればいいね。。。」」
「ええ。あなたと私のことだけで。。。 また・・・時には悲しいことも怒れることもあるかもしれない・・・」
「うん」
「そんな時、今の気持ちに戻れるように・・・努力しようね。。。」
「そうだね。人間は煩悩の集約体ですから」
「今の気持ちを忘れずに。ずっと信じてるから。。」
「惑いも、迷いも、我も、色々ある。。。欲もね」
「人間だもんね。しょうがないときもある。。」
「うん。僕は、間違いはあると思っているから・・」
「でも、根っ子はどっしり落ち着いている・・・そんな気持ちでいるからね」
「一度や二度の過ちは認める・・・人間だもの」
「間違い?誤解や疑いや・・・」
「そうそれも。誤解も疑いも・・・間違いも起こる」
「生活の中で誤解があったとしても、お互いを思いやる気持ちがあれば間違った道は通らないと思ってる」
「そう思わなきゃ・・・ナナが旦那と肌を合わせることを受け止めれないのでは。。。」
「あなたの想い・・・痛いほどわかってます」
「しょうがないと受け止めることは、人間は間違いを犯すんだと。。。」
「反対の立場なら・・・私も苦しい」
「決して、責めていないよ」
「お互い、夫婦のことは考えないことにして・・・ね」
「前の人と一緒に”割り切り恋愛”と位置づけますか」
「あなたと私の世界がしっかり出来上がればいいのだから」
「そう、ナナと世界が共有すること。 連れ合いのことは考えないことにするよ」
「”割り切り”・・・それは後ろめたさという言葉から避けるための手段の言葉。実際には現実は心が向かっている方にあるのよ」
「やはりそうだよね。そう思う。愛するとどうしても独占したくなるもの」
「家庭に対して普通じゃないことしてるのだから、それなりの覚悟で真剣に向き合っているよ。。」
「だからと言って、離婚を迫っていないよ」
「適当に出来ることじゃない」
「背負っているものが重過ぎる」
「うん。わかってる。そこまで考え出したら闘いになってしまう」
「だから。ナナと旦那についても責めないし、深く聞かない」
「お互いにね。私もあなたの生活の中には・・・入らない・・・」
「僕はナナが好きなんです。それだけ。。。」
「好きよ。大好きよ。あなたが現れなかったら・・・私は暗い女になってる・・・」
「ナナは明るい女性。何もないかのごとく振る舞えるのも能力の一つ」
「そうね。自分の悩みや暗さをあからさまに出しはしないわ・・・。強がってるのよ・・・強くなくちゃ崩れてしまうから・・・」
「ううん、違う」
「違うと思う?」
「強がってる姿が美しく格好いいよ。ナナは悲壮感が漂っていない」
「 泣き崩れる女にはなりたくないもの。過去があるから今がある。成長していく女でありたいから。。。」
「時には泣いてもいいさ。悲しければ素直に泣けばいい」
「あなたの胸の中で、何回泣いたやら。。。」
「悔しくもあるだろうしね。 情けないこともあるし」
「実際訳わかんないわよ。わからないからいいかもね」
「可愛い愛の告白の涙だった」
「あなたは救世主」
「あの涙は。。。僕への愛の告白。 そう受け止めている」
「あなたに全身全霊ぶつかっていったわ。。。そして受け止めてくれた」
「悔しさに対する反動。安心感と安堵。嬉しさ。いろんな表現だったよ」
「全ての気持ちが混ざり合って・・・。嬉しかった。。。」
「ナナの心でいくつか閉ざされていたものがあることはわかっていたから・・・僕には告白と受け止めた」
「そうね・・・毎日の電話・・・2度目・・・3度目と逢って行くうちに。。。だんだん心が開かれていった。信じてもいい、自分を預けてもいい。。。そう思えるようになったからよ。。。」
「ありがとう」
「心からありがとう」
「こちらこそ。。。」
П。・:*:・°'★,。・:*:・°'☆ ♪
「もしもし・・・」
「え?・・・・・シ・・・ロ?」
「ああ。お久しぶり・・・」
「・・・・・。どうしたの?なにか・・・あったの?」
「あはは。電話に出てくれた。。。」
「だって・・・。急用だったら・・・」
「怒ってるんだろうな」
「・・・・・・・」
「うん。酷いこと書いて送ってしまったから・・・・・」
「どうしたの?今頃・・・。まさか・・・こっちに?」
「うん。来てる。仕事でね。 懐かしくて・・・・・つい声が聞きたくなって・・・・・すまん」
「そう・・・」
「もう・・・会ってはもらえないよね」
「会ったら・・・。もう・・・。辛い想いはしたくない。元に戻っても繰り返すだけだとわかってるから」
「そうか・・・。だめか・・・。ふぅ〜・・・・・。話も?」
「電話で話すぐらいなら・・・・・」
「話すだけか。あはははは。 ナナさん・・・。さんを付けると話し辛いな〜」
「いいわよ。ナナで」
「そうか。 ナナ。 怒って切られるかと思ったけど・・・。やはりナナのいいところは優しさと心の広さだな。喋ってくれてありがとう。又電話するかもしれないけど・・・いいのかな?」
「いいわよ。いつでもどうぞ」
「ところで・・・・。上手くいってるのか」
「え?上手くって?」
「知り合った男だよ」
「あぁ。。。電話やメールで毎日連絡してるしそれに」
「いい!もういいよ、聞きたくない」
「・・・・・。心配することはないわ。老婆心はしないで・・」
「そうか。じゃ・・・。元気で」
「シロもね・・・。元気でね・・・・・。電話・・・嬉しかったよ・・・」
「うん・・・・・」
1年と数ヶ月。。。
シロとの恋愛に終止符を打った。
ネット恋愛と言うとてつもない経験に驚きながら・・・女として見てくれた事・・・女を意識させてくれたこと・・・向上しようとする気持ちや自分らしさを確認できたこと・・・沢山の思い出と出来事に感謝して・・・シロ・・・・・さようなら。。。
ナナは・・・ナナは・・・新しい恋をつかみました。 愛される喜びを再び見つけました。 経験と教訓を忘れず・・・悲しい想いは二度としないように・・・そして・・・させないように・・・ナナはナナの道を歩んでいきます。。。
ネット恋愛・・・・・出会いと別れ・・・そして又・・・出会う・・・・・。
独身時代の恋愛と・・・結婚してからの恋愛・・・。若いから突進できたことと、人生の時間を蓄えて、留まることを知り目覚めたことも知り・・・いけないこととわかっている既婚者の恋愛。いいのか悪いのかなんていう答えは決まっている。悪いに決まっている。モラルに反する裏切り行為と言うことも承知している。 しかし・・・古今東西・・・男と女は年齢に関係なく未婚既婚に関係なく・・・出会ったがために只ならぬ関係になること・・・歴史は変わらない。変わらないからこそ・・・これからも続くのであろう・・・。
私は不倫を肯定するつもりも敬遠するつもりもない。当事者がどういう想いで付き合うのか・・・それぞれの話し合いで決定すること。
しかし・・・くれぐれも回りに波紋を投げかけるようなことがないように・・・。決して泥沼にならないように・・・。当事者の気持ちのバランスが保たれていればいいのだが・・・アンバランスになったとき・・・悲劇の影が現れ始める・・・。
この小説を書き始めて、いろんな人からメール等で話し合ったことがあるのですが・・・・・不倫・・・・・多いね(笑)
誰にも言えないから・・・かといって誰かに聞いてもらいたい・・・誰かに応援してもらいたい・・・そんな人が多いね。。。
意見を聞かれても、二人の問題は二人で話し合って決めるのがベストだし、一人で勝手に思い込んで悩んでいる人も多い。
夫婦のことで 全く別のものとして捕らえてる人もいれば、割り切れなくてオドオドしている人もいる。
ばれる心配が多い人や何もなかったように振る舞えない人は・・・やめた方が無難だと思うが(笑)
それだけ神経も使うし、万全の用意と心の準備がなければ難しいものじゃないだろうか。
小説中のナナの生活背景や夫の影が少なくてわからないし、こんなに上手くいくものか?とご指摘を貰ったこともあるが
そこまで詳しく細かい描写を書く時間も根気もなく(笑) 素人の作り物として楽しんでもらえばいいことなので、かなり飛ばしてしまいました(笑)
官能としている以上、官能風に書いていますが・・・決してマリヤンとダブらせないで頂きたいこと・・・切にお願い申し上げます(爆)
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
しばらく休憩したあと・・・又・・・次なる官能を求めて(笑) スタートをお楽しみに。。。
第六話 ネット恋愛の始まり・・・そして・・・ 完
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